一人暮らしでもペットは飼えるのか、悩む人も多いでしょう。
この記事では一人暮らしでペットを飼うメリット・デメリットやおすすめのペット21選を紹介しています。
一人暮らしでペットを飼いたいと考えている人は、ぜひ読んでみてください。
ペットの留守番や、一人で世話ができないかもしれないという不安から、一人暮らしでペットを飼うのは難しいと感じている人も多いでしょう。
動物の種類や性格、世話のしやすさなどをしっかり調べて環境を整えてあげれば、一人暮らしでも安心して動物を飼うことができます。
ペットの毛のお手入れや世話の頻度、飼い方などを知ったうえで、最後まで愛情をもって世話ができるかをしっかり考慮して、自分に合ったペットを飼いましょう。
一人暮らしでペットを飼う場合、世話をするのも一人ということになります。
ペットの愛情を独り占めできる代わりに、命への責任も一人で背負わなくてはなりません。
癒される、遊んだり話し相手になってくれるなどのメリットだけでなく、お金がかかったり、掃除の手間、部屋に臭いがつくなどのデメリットもあります。
メリット、デメリットの両方を吟味しましょう。
一人暮らしでペットを飼うメリットはたくさんあります。
可愛い姿に癒される、帰りを出迎えてくれる、遊び相手や話し相手になってくれる、生きがいになる、ペットを通じてコミュニティが広がる、などのメリットがあります。
一人暮らしの孤独感を減らしてくれるだけでなく、私生活を充実させてくれる良きパートナーになってくれるペットは、一人暮らしの生活をより豊かにしてくれるでしょう。
一人暮らしでペットを飼うデメリットも多くあります。
エサや病院代などの費用がかかる、掃除の手間、気軽に旅行ができない、部屋に臭いがつく、賃貸ならペット可のアパートやマンションを探すことになる、などがデメリットになります。
夏場の気温に弱いペットであれば留守番中のエアコン代もかかり、ペットが高齢になってからの介護の問題もあるため、一人暮らしでペットを飼うにはペットの一生を見届ける覚悟が必要です。
一人暮らしでペットを飼う時に、どんなペットがいいか悩む人もいるでしょう。
一人暮らしで飼うペットは、自分のライフスタイルやペットに準備できる環境に応じていろいろな動物を検討することをおすすめします。
数多くあるペットの中でも、犬や猫の定番の動物から、ハムスターやデグー、ハリネズミなどの小動物、留守番も比較的安心な爬虫類や熱帯魚、ペットとしては珍しいフクロウやリスザルなど21選をご紹介します。
毎日の散歩ときちんと躾(しつけ)ができる、比較的時間に余裕のある人におすすめです。
犬を選ぶ時には、運動量が少なく散歩も短めで、人懐こく毛の手入れがしやすい犬種を選ぶといいでしょう。
小型犬のチワワやトイプードルや、活発で人懐こく躾のしやすいポメラニアンは一人暮らしでもおすすめです。
人になつきやすく、賢く従順な犬は一人暮らしの中で良きパートナーになってくれるでしょう。
猫は室内での運動が必要になるため、キャットタワーなどの猫が遊ぶ空間を用意できる人におすすめです。
自由気ままな猫は留守番をさせても一人で上手に時間を過ごせるので、不在が多くなる一人暮らしでも飼いやすいペットとして人気があります。
温和で懐きやすいマンチカン、短毛で陽気な性格のアメリカンショートヘアは一人暮らしのペットに向いています。
猫は身軽なのでベランダからの脱走や転落には十分注意しましょう。
小動物はワンルームでも飼いやすく、中でもウサギはもふもふの触り心地やきちんと躾をすればトイレも覚えることから一人暮らしでも重宝されるペットです。
鳴き声は小さく、散歩は室内、またエサと水をしっかり用意しておけば数日は不在にしても大丈夫なので忙しい方にもおすすめです。
ウサギは環境の変化に弱く、特に暑さにはとても弱いので夏は留守中でも冷房をつけて快適な環境にしてあげましょう。
ハムスターは夜行性で一日のほとんどを寝て過ごします。
体が小さいため広いスペースは必要なく、昼間の世話もいらないので一人暮らしのペットでは高い人気を誇ります。
警戒心が強く臆病な性格ですが、懐くと手に乗ってエサを食べてくれることもあり、小さい愛くるしい姿と愛嬌のある動作で和ませてくれます。
丈夫でおとなしいゴールデンハムスターや懐きやすいジャンガリアンハムスターは、初めてペットを飼う方にもおすすめです。
ふわふわのお腹とトゲトゲの背中、愛嬌のある顔を持ったユニークな姿をしています。
ハリネズミはとても繊細で暑さ寒さに弱いため冷暖房でしっかり温度管理ができる人におすすめです。
夜行性で臭いも少なく、鳴き声も小さいことから一人暮らしでも飼いやすい動物ですが、驚くと背中の針と立たせて威嚇してきます。
懐いた人には針を立たせないので慣れるまでは辛抱強く優しく接してあげましょう。
ふわふわの毛とつぶらな瞳を持つチンチラはネズミの中でも賢い動物です。
懐けば呼ぶと来るようになったり肩に乗ったりするので、小型の動物でコミュニケーションも取りたいという人におすすめです。
チンチラのふわふわの毛並みを清潔に保つためには細かい砂での砂浴びが必須なので、飛び散った砂の掃除や、行動範囲が広いので大きめのゲージが必要になります。
夜行性で臆病なので昼間は静かな場所に置いてあげましょう。
シマリスは臆病で神経質なため懐くまで時間がかかりますが、慣れれば手に乗って手渡しでエサを食べてくれるようになります。
昼に行動する動物なので昼間にコミュニケーションをとりたい人におすすめです。
野性味が強く警戒心も強いため、触らせてくれるようになるまで時間がかかります。
すぐに触れ合いたい方や初めてペットを飼うという方には少し難しい動物でしょう。
モルモットは群れで行動するため社会性もあり、鳴き声でコミュニケーションをとります。
感情表現豊かなモルモットの鳴き声を楽しみたい人におすすめのペットです。
臆病な面もりますが、温和で時間をかけて向き合えば人によく懐き、甘えた鳴き声もしてくれるようになります。
小さい体でよく食べ排泄も多く臭いが強いので、こまめな掃除と臭いが気になる方は空気清浄機などで対策をとりましょう。
デグーは基本的に昼に活動し、とても賢くフレンドリーで人にも懐きやすい動物です。
コミュニケーションがとれ、スキンシップを好むので余裕を持って時間をとれる人におすすめです。
鳴き声でコミュニケーションをとるため、よく鳴きますが気にするほど大きい鳴き声ではありません。
活発なため大きいケージや回し車を用意して運動できるようにしましょう。
トイレのしつけはできないのでケージの掃除はこまめにする必要があります。
フェレットは温厚で人懐こく、遊び好きな動物なのでペットと一緒に遊びたい人におすすめです。
睡眠時間が長く、留守番中の鳴き声やご飯の心配はほとんどありません。
小動物の中では珍しくリードをつけて散歩をすることもできるため一緒にお出かけすることも可能です。
フェレットは長生きですが、寒さ暑さに弱いので部屋の中の温度管理はしっかり気をつけてあげましょう。
ペットとしてはあまり馴染みのないミーアキャットですが、小さい頃から飼育すれば少しずつ懐いてくれる動物です。
集団行動が大好きなので一緒にいられる時間が長くとれる人におすすめです。
野性味が強く懐きにくいミーアキャットも、慣れてればリラックスした姿をみせてくれたり、ハーネスをつけて散歩ができるようになります。
群れで生活するミーアキャットは長期の不在はストレスになりやすいので注意しましょう。
モモンガは夜行性で昼間は寝て過ごすので日中の留守番に心配はいりません。
夕方や夜間に帰宅してスキンシップをとれる人におすすめです。
モモンガは懐きやすい動物ではありませんが、フクロモモンガは比較的懐きやすく、辛抱強く優しく向きあえば手のひらで眠るくらい懐いてくれます。
匂いで仲間を認識するため、発する匂いが気になる方は消臭剤などで対策しましょう。
カラーバリエーションが豊富なセキセイインコは、ペットとしてポピュラーな小型の鳥です。
知能が高く、言葉や歌を覚えることができるため一人暮らしでも賑やかに過ごしたい人におすすめです。
好奇心が旺盛で何にでも興味を示します。
広々としたケージとおもちゃを用意してこまめに掃除をしてあげましょう。
カメには水辺で暮らす水棲ガメ、陸で暮らす陸ガメがいます。
愛嬌のあるのんびりとした動きで和ませてくれるカメは忙しい人にもおすすめです。
水棲カメと陸ガメのどちらでもある程度は大きくなるので、長く使える大きめの水槽を用意しておくと安心です。
亀は万年と言われるほどカメは長生きで、寿命は数十年になります。
今後のこともよく考えて一生世話ができるかをしっかり考えましょう。
爬虫類にはカメの他にも、ヘビやトカゲ、イグアナ、ヤモリ、カメレオンなどもペットとして人気があります。
運動量も多くなく日々のお世話もそれほどないため、忙しくて世話の時間があまりとれない人にもおすすめです。
人工飼料も開発されていて生きたエサを用意しなくても飼える種類も多くなってきています。
コオロギをはじめとした昆虫や餌用マウスなどが苦手な方は人工飼料を食べてくれる爬虫類を選びましょう。
グッピーやネオンテトラをはじめ、種類も色も豊富な熱帯魚は1つの水槽でいろいろな種類を泳がせることができます。
砂や水草、流木などのレイアウトも楽しめ、カラフルな熱帯魚は気分を明るくさせてくれます。
掃除の頻度は少ないですが、水槽や周辺機器の掃除をするとなると時間がかかるのでまとまった時間が必要になります。
寿命は比較的短いですが、ペットとして迎え入れたらきちんと責任を持って世話をしてあげましょう。
魚の中でポピュラーなペットと言えば金魚です。
世話も簡単で数が少なければ水槽や金魚鉢も小さいもので飼えるため、ワンルームの人にも飼いやすいペットです。
水の入れ替えや水温の管理も簡単で、エサ代もかからない金魚は初心者にも飼いやすく、アクアリウムのように水槽のレイアウトも楽しめます。
種類も豊富なのでお気に入りの金魚を見つけるのも醍醐味があるでしょう。
海辺で見かけるヤドカリはユニークな動きで心を和ませてくれます。
オカヤドカリは何でも食べますが小食で、水槽の掃除も適度にしていれば十分なため手のかからないペットです。
寒さに弱いので水槽内を適温に保つことに注意し、脱皮をしたときに新しい貝殻に入るため異なる大きさの貝殻を複数個用意しておきましょう。
リスザルは愛情表現豊かでスキンシップや遊ぶことが大好きなので一人暮らしの生活では良きパートナーになってくれるでしょう。
トイレのしつけができないほか、ケージのこまめな掃除やいたずら対策など飼育には辛抱強さや根気が必要になり、時間に余裕がない人には大変でしょう。
慣れればハーネスとリードをつけてお出かけもできるので、根気よく長く付き合える人におすすめです。
フクロウの生態をよく調べたうえで環境を整えられれば、長く連れ添ってくれるパートナーになってくれます。
小鳥とは違い、十分な広さのある大きなケージは場所もとり、エサも生きた昆虫やネズミ、または新鮮な生肉が主食になるため飼育は難しいペットです。
フクロウの種類によって暑さに強い、寒さに強いなどありますが、空調の管理はきちんとしてあげましょう。
昆虫のペットと言えばクワガタやカブト虫がポピュラーですが、ほかにもカマキリやバッタ、音が楽しめるコオロギやスズムシ、巣の観察もできるアリなど多くの種類がペットとして飼うことができます。
鳴き声もなくほとんど臭わない昆虫は、静かにマイペースに生活したい人におすすめです。
ホームセンターでも手軽に購入でき、世話の手間や費用もあまりかかりませんが、生き物なので飼育を始めたら最後まで責任を持って世話をしましょう。
ペットを飼うときには、飼う動物によってさまざまな注意点があります。
ペット可の賃貸は犬猫ならほとんど問題はありませんが、犬猫以外だと条件が付いている場合も多くあります。
賃貸の場合、ペットを飼う前に事前に管理会社や大家さんに確認をとることが大切です。
ペット不可の場合も併せて、内緒で飼うことはないようにしましょう。
ペットにも命があります。
一度飼い始めたらペットの一生に責任を持ちましょう。
可愛いから、流行だから、と一時の感情でペットを飼って、飽きたからと保健所に連れて行ったり山や川に放したりする無責任な行動は絶対にやめましょう。
ぺットの生態や性格、世話のしやすさや費用、最後まで飼えるかなど、しっかりと考えてください。
ペットを飼うと自分の生活だけでなく、ペットに合わせて散歩や日光浴、不在時間や帰省時の対策などに配慮が必要となります。
出張が多い、旅行に頻繁に行く、勤務時間、学生なら講義の時間や友人付き合いなど、また転居や結婚、子育てなど将来のことも考えて、自分の生活スタイルと合ったペットを選びましょう。
ペットは大切に世話をすれば数年から数十年生きるので、良きパートナーとして人生に寄り添ってくれるでしょう。
一人暮らしにおすすめのペットや、一人暮らしでペットを飼うメリット・デメリットをご紹介していきましたがいかがでしたでしょうか。
ペットを飼う責任を理解したうえで、ご自身にあったペットを購入し、楽しい時間を過ごしてください。
Written by KOIGAKU