「一人が好き」と言いやすくなったせいか、最近はそういう人が増えているように見えます。
でも実は、「一人が好き」といっても本当に一人でいることが好きな人から、実はそうではない人まで理由はさまざま。そこで今回は「一人が好き」な人の特徴や恋愛観、心理に迫ってみました。
「誰かと一緒にいる方が楽しいし安心する」という人もいれば、「一人が好き」という人もいます。
近年では「一人でいるのが好き」ということが言いやすくなっていて、「お一人様」で食事や娯楽を楽しむ人が増えています。
「一人が好き」という言葉には色々な解釈の仕方がありますが、一人でいるのが好きな人にはどんな心理でそう言っているのでしょうか。
単純に自分一人でやりたいことがあって、むしろ他人がいるとやりたいことができないから一人になりたいタイプ。
周囲に他人がいるとできないことって結構ありますよね? 例えば読書をしたり、ゲームに熱中したり。
そういう時に誰か他の人がいると、どうしてもその人に注意を払わなければならなかったり、集中しにくかったりします。
「友達同士で一緒にワーワー騒ぐのが好き」という人もいれば、「騒がしいのは好きじゃない」という人もいます。
こういう人は、他人と関わりたくないという訳ではなく騒がしい場所、騒がしい人が苦手なだけです。
ただ騒がしいのが嫌だからという理由で「一人が好きなんだ」と断っている場合は、静かな場所なら誘いに応じてくれるでしょう。
ここからは、一人が好きな人によくある特徴について紹介します。「一人が好きな人」といっても、どうしてそうなるのかは人によってまったく理由が違います。
ただ1つ言えることは、一人でいるのが好きな人というのは、大勢でいるよりも一人でいた方が自分にとって良い環境である、と考えている人が多いということです。
一人が好きな人は大抵、一人で没頭できる趣味や仕事をしている人が多いです。一人で没頭している時間が多いため、普段から一人で行動することに慣れています。
逆に言うと多人数で行動することに慣れていないし、あまり多人数でのメリットを感じていないでしょう。
一人が好きという人の特徴で非常に集中力が高いということもあります。何かに集中していると人の言葉が聞こえなくなるという人は、このタイプが多いです。
一人が好きという人は「人込みが嫌い!」という人のようにたくさんの人が集まる場所が苦手だという特徴を持っていることもあります。
人が多い場所、騒がしい場所が好きではなく、行きたくない場所と考えています。
大人数が集まる場所が嫌いな人は、一人が好きだといっても静かな場所なら一緒に出掛けてくれることもあるので、判断しやすいのではないでしょうか。
他の人に対して自分の意見を言うことができない、自分の主張を通すことを苦手と感じている人もまた、一人が好きだと言うことがあります。
この場合、一人でいる方が本人にとっては楽なのでしょう。他の人と一緒にいると自分の自由にできなかったり、意思を通せなかったりするのでそれをわずらわしく思うこともあります。
ただ一人でいることに寂しさを感じていることもあります。
会社や仕事関係でのお誘いを「一人が好きなので」と断る人は、ただ仕事以外での付き合いをあまりしたくないために言い訳として一人が好きなことを理由にしていることがあります。
仕事は仕事、プライベートはプライベートと完全に分けて考えている人に多いです。
昔は仕事以外でも飲み会に参加しなければならなかったりしましたが、こういった考えに共感する人が増えたためか、そういう機会は減ってきているといえるでしょう。
家にいるともったいないとばかりに出かけているアウトドア派もいれば、むしろ外より家にいたいというインドア派もいますよね。
一人が好きな人は、圧倒的にインドア派の人が多いです。アウトドアに興味がないので、家に一人でいたとしても何かすることがあったり、外に出なくてもまったく苦痛ではなく、ストレスを感じることはありません。
一人が好きな人というのは、男性女性問わず一定数いると言われています。それでは、「一人が好きだ」と言う男性はどうしてそう言っているのか、男性の心理について見ていきます。
好きになった男性が「一人が好き」なタイプだった場合、どんな風に考えているのでしょう。
恋愛関係に進みたいなら、まずは一人が好きな男性の心理を理解してみることから始めましょう。
一人が好きだからといって、他人といることそのものを嫌っている訳ではありません。人間嫌いが理由で一人で行動している人は少数でしょう。
「一人が好き」という人は、ただ単純に一人で行動するほうがラクだから一人でいることが多いのです。
他人と一緒に何かをすることが嫌いなのではなく、一人でできることはさっさと一人でやってしまおうという気持ちなのでしょう。
時間を忘れるほど没頭できるような趣味を持っている人は、自分の趣味の時間を何よりも最優先するという人が多いです。
「彼女とデートするよりゲームの続きをやりたい」「中身のない飲み会に行くより自分の趣味に時間を使いたい」という感じです。
社会人になると自由な時間がなかなか取れない人が多くなりますから、一人で趣味に没頭する時間はとても貴重な時間と言えます。
「一人が好き」という人の中には、集団の中にいると周囲に気を遣いすぎて疲れてしまうため、一人でいる方が気楽でいいという人もいます。
常に周囲に気を配っているので、他人からは「人当たりのいい人」「優しい人」という印象を持たれることが多いです。
このタイプは集団の中にいることが苦痛というわけではないのですが、長い間集団の中にいると気疲れしてしまうようです。
誰かと一緒に過ごすことで楽しい気持ちを共有することに、全く価値を見いだせないという人も存在します。
人間が嫌いという訳ではないが、誰かと一緒にいる必要がないと考えている人です。美味しい食事は一人で楽しめるし、映画は一人でゆっくり鑑賞したい。
「自分がどう感じるか」が重要なのであって、他人がどう感じるかに対して興味がないということでしょう。一人でいても孤独を感じないタイプです。
一人が好きだと言っている人に対して、なかなか近づきにくいということはないでしょうか。なにか話しかけるのも悪いような気がしてしまいます。
しかし、人間そのものが嫌いだ、という人はそう多くはありません。
一人が好きな人と親しくなりたい場合はどうアプローチをしたらよいのか、おすすめの接し方を紹介します。相手の様子を見ながら、接してみてくださいね。
一人が好きな人に対して、積極的に話しかけても問題ないでしょう。
「一人でいるのが好き」と言っていたとしても、実際には孤独は嫌だったり、友達がいらないとは考えていなかったりするので、話しかけられること自体を嫌がる人は少ないのです。
相手がそっけない態度をとっていても、あからさまに嫌そうな態度でなければ粘り強く話しかけてみましょう。
ただ注意しなければならないことは、一人が好きな相手が何かに集中している時、何かに熱中している時は話しかけない方がよいときがあります。
一人が好きな人は、自分の時間を邪魔されることを嫌う傾向があります。
とくに何もしていなければ積極的に話しかけても問題ありませんが、相手が何かしている時にしつこく話しかけると苦手意識をもたれたり、嫌われたりすることもあります。
もしも相手が嫌そうな態度をしていたら、ただちに撤退しましょう。一人が好きな人はガードが硬いことが多くて、いきなり仲良くなるのはなかなか難しいのです。
嫌がられたといっても、決してあなたが嫌われた訳ではないので気にしすぎないでくださいね。相手が嫌がったのは「あなた」という存在ではなく、「人間」そのものが嫌いな可能性があります。
しつこく邪魔したりしなければ、あなた自身が嫌われる心配はありません。
一人が好きでも「恋愛したくない」「恋人はいらない」という訳ではありません。でも、一人が好きな人はそうではない人よりも恋愛において許容量が少なかったり、かと思えばめちゃくちゃ寛容だったりする面があります。
いったいどうしてそんなことになるのか、一人が好きな人の恋愛観について見ていきましょう。相手がどうしてそんな態度をとるのか、謎が解けるかも知れません。
一人が好きな人は、自分の時間を大切にしていて自由があることを好みます。あなたがあまりにも束縛してしまうと、束縛されることにストレスを感じて気持ちが離れていってしまうでしょう。
「この日はどこにいたの?」なんて質問されても、とくに後ろめたい理由がないのに不機嫌になることもあります。
とにかく自由であることが自然な相手なので、あなたのことも束縛しないでしょう。一人が好きな人を相手にするのは、束縛して欲しいタイプにとって、物足りない相手ということになるでしょう。
逆に、一人が好きな人は自分からは積極的に動かないけれど、相手の積極性について実は羨ましく思っていることがあります。
積極的な相手への憧れは、寂しがりなのに何か理由があって一人が好きになっているタイプにありがちなのです。
自分は決してできないことを軽々とやってしまう相手に対して、称賛のような感情を持ちます。相手の積極性を受け入れて、自分も変わっていこうとする人もいるでしょう。
一人が好きなタイプは恋人とベタベタしたいタイプとは真逆のタイプが多いでしょう。
毎日電話なんてもってのほか、自分が話したくなった時や会いたくなった時にだけデートに誘うので頻繁なお誘いは期待できないでしょう。
恋人に甘えたい、かまって欲しい恋愛依存体質の人とはちょっと相性が悪いです。一人が好きな人は、あなたのしょっちゅう会いたいという気持ちを理解できない可能性が高いのです。
「一人が好き」という言葉には、その人の性格や意思表示など、実はさまざまな意味が込められています。
「一人が好きな人は人間嫌いだ」などの先入観があると、その本当の意味を理解することはできません。
「一人が好き」という人の多くは、自己主張が強くこだわりが強い傾向があるので、本人の意思をできるだけ尊重するように心掛けると、上手く付き合うことができるでしょう。
Written by EMILY