――あなたに“本当の友達”はいますか?
一緒にいて楽しいし好きなんだけど、“本当の友達”かって聞かれると……どうなんだろう? 身近な友達について、そう感じている人は多いのではないでしょうか。
そこで今回は、あなたにとって大切な“本当の友達”を見極めるためのチェックポイントをご紹介していきます。
本当の友達を見極めるためのもっともわかりやすい基準は、「相手の良からぬふるまいにダメ出しができるか」というものです。
ほとんどの人は、他人との無用な争いを望みません。
それもそのはず。言い争いや無視、仲間外れといった人間関係の軋轢(あつれき)は、人間にとって最大といってもいいほどに大きなストレスの元凶です。
そんなストレスを避けるため、たとえ相手が明らかに誤った選択をしようとしていても、見て見ぬフリで穏便に済ませたいというのが多くの人の本心なのです。
にもかかわらず、「それはダメ。間違ってる」と告げることができるなら、それは相手があなたにとって“たとえ嫌われようとも間違った道に進んでほしくない大切な相手”であるということ。
自分が傷ついたり、面倒な思いをすることよりも相手の人生を思いやることができる――それは相手があなたにとって“本当の友達”であるからにほかなりません。
人は嫉妬する生き物です。
とくに、男性にくらべ友達との関係が親密になりがちな女性は、顔立ち、恋人、経済力、仕事、スタイルなど、さまざまな面で自分と相手とを比べては一喜一憂せずにはいられません。
そんな中でよく見られるのが、「友達には幸せになってほしい。でも、自分より幸せなのは許せない」という複雑な心理状態です。
たとえば、あなたがつい最近ひどい失恋を経験したばかりだとしましょう。そんなとき、たまたま友達の結婚が決まったとしたら、心の底から喜んで祝ってあげることができるでしょうか。
一般的な友達であれば、それはとてもむずかしいことです。けれども、相手が“本当の友達”であるならば、相手の幸せ=あなたの幸せとなり、多少の痛みをともないつつも全身全霊で祝福することができるでしょう。
自分が幸せであろうと、不幸であろうと、相手の幸せを心から願うことができる――これも“本当の友達”を見極めるひとつのポイントです。
友達との関係の深さを、会ったり連絡を取る頻度で量る人は多いものです。おそらくは、あなたもこれまでに「わたしと○○は親友だから毎日ラインしてるの」なんてセリフを耳にしたことがあるのではないでしょうか。
けれども、実際のところそれは誤りです。
“本当の友達”とは、心と心で繋がっているもの。直接会ったり連絡を取る頻度に意味はありません。極端な話、何カ月、何年が経とうとも、次に会ったときにはまるで昨日もたっぷり遊んでいたかのような調子で打ち解けることができる――それが“本当の友達”なのです。
逆をいえば、毎日のように連絡を取っていなければ不安になってしまうような友達は“本当の友達”ではありません。
いかがでしたか?
“本当の友達”とは、相手に媚びることも、かかわりを保つための努力を必要とすることもなく、どれだけの時間が経とうともお互いを尊重し、当然のように“友達”と呼び合える関係を指します。
もしもあなたが相手との関係を保つことになにかしらの無理を感じているのであれば、それはあなたにとって“本当の友達”ではないのかもしれません。今回の記事を参考に、ぜひあなたにとっての“本当の友達”を見極めて大切にしていってくださいね。
Written by 安藤うめ