男友達の中で「彼女と別れた」「彼女も友達とも都合が合わなかった」と一人になって寂しい時だけ連絡してくる人が三人もいます。
なんなんですか?
私だってそんな都合よく時間なんて空いてないし、都合よく扱われているみたいでイライラします。
男性ってそんな人ばかりなんですか?
(22歳/女性/学生)
ご質問誠に有難う御座います。
今回のご質問文で男性からの連絡が2つ書かれておりますが、この2つは意味が全く異なります。
そのためこの2つの連絡を分けて回答させて頂ければ幸いです。
「彼女と別れた」という理由で女性に連絡をする男性について考えてみましょう。
この場合「彼女と別れた」というのは、ほぼ間違いなく「振られた」ということで御座います。自分から振っている場合、基本的に別れるための心の準備が出来ているので、あまりこういうLINE(ライン)にはなりません。
ということは彼らは基本的に想定外で別れているのです。なんとなく「そろそろヤバいかな?」と感じつつも「まぁまだ大丈夫でしょ」と問題を先送りにする。そして「まぁ大丈夫だろ」と思っていたある日、彼女から別れを切り出されてしまった。そんな状況である可能性が極めて高いのです。
どれほど関係が悪化していようとも、男性は彼女から振られれば少なからず落ち込みます。そして、そんなときに「彼女と別れた」と送る相手に選ばれるのは決して偶然では御座いません。
何かしらの意図を持って選ばれているのです。
逆の立場で考えてみてくださいませ。
もしもご質問者様が彼氏から振られたとして、そのことを最初に伝える相手は誰でしょうか?
おそらくは最も仲のいい友人でしょう。少なくとも大して興味のない異性の友人を暇つぶしの相手として選ぶことはありません。
それでは彼女と別れた男性が女性に連絡してくるのはどんな理由か。
これは「次の彼女候補」でしょう。ただしご質問者様のお考えの通り「溺れる者は藁をも掴む」というような側面があるのは否定できません。
落ち込んでいる人間は冷静な判断力を失うので、とにかく一番可能性の高そうな女性に声をかけてしまいがちなもので御座います。つまり今回のような場合、その男性からご質問者様は「自分の知り合いの女性の中では、一番可能性が高そう」と思われているのです。
一方で「彼女とも友達とも都合が合わなかった」という連絡は全く意味が異なります。
そもそもこの言い回しですと「あなたは私の恋人でも友達でもない」という風にも聞こえますが、一旦そこには目をつむりましょう。
さて、こちらの連絡が来た場合「彼女と都合が合わなかった」と言っている時点で、ご質問者様のことを異性として見ている可能性は極めて低いと言えます。
それではこちらの場合は一体どのような意図でご質問者様に連絡をしているのでしょうか?
これは単純に恋人も友達も全員都合が合わなかったので、ご質問者様に声をかけたという以上の理由はないでしょう。
本当に誰でも良かったのです。
ご質問者様の都合が合えば遊びに行ったことでしょうし、断られたら断れたでそれはそれで構わない。その程度の気持ちであったと考えられます。
確かに「女性をデートに誘う」という意味では、女性の予定を鑑みない誘いは問題があるでしょうが、友人を遊びに誘うのであれば適当に誘っても問題ないのではないでしょうか?
ご質問者様は「そうそう都合よく時間が空いているわけがない」と仰っておりますが、それならそれで別に良いのです。たまたま偶然「そうそう都合よく時間が空いている」場合のときだけ遊べればいいや、と思って男性は連絡をしているのでしょう。
ご質問者様は「男性はこんな人ばっかりなのですか?」とご質問をされておりますが、この点に関して言えば男性は少なからずこの傾向が御座います。
というのも男性は女性と比較して予定を立てることをあまり好みません。
女性は友達と遊ぶ場合でも比較的しっかりと予定を立てる傾向がありますが、男性は女性と比較すると行き当たりばったりであることが非常に多いのです。
そのため男性同士では「今日暇?」から遊びに誘うことも非常に多いのです。
多くの女性は男性から「ちょろい」と思われることを好みません。
この気持ちは男性はなかなか理解しがたいようですが、詐欺師に「あいつはカモ」と言われているのと同じような感覚であると言えば分かりやすいでしょう。
ご質問者様もおそらくは「ちょろい」と思われていることに対して不快感を抱いていらっしゃることと思いますが、この「詐欺師」のたとえはいかがでしょうか。
さて、もしもこの例えが正しいのであれば「ちょろい」と言われて不快に感じる女性が取るべき行動は、男性に怒りを向けることではないでしょう。
例えば詐欺師から「カモ」と言われた人が「私のことをカモって言わないでください!」と詐欺師に言ったらどうなるでしょうか?
詐欺師にカモと言われたら、詐欺師に「カモと言わないでください」と怒るのではなく、自分の問題点を探したほうが懸命でしょう。
今回のご質問者様は三人もの男性から同じ行動を取られてしまっているのです。
男性が一人であれば、その男性が異常な特性を持っている可能性も考えられますが、これが三人であればご質問者様の方に何かしら彼らを惹き付ける特性があると考えたほうが確率的に合理的であるかと思います。
そしてその特性はご質問文に出ていました。
断れない。もしもご質問者様がこのような男性の誘いを断れるのであれば、男性が唐突に連絡してくることに対してここまで悩むことはなかったのではないでしょうか?
いろいろと都合があるものの、なんだかんだで予定を合わせてしまっているからこそ、ご質問者様はこうして強く悩み不快に感じているのだと私は思います。
ご安心くださいませ。
今回紹介した2つのパターンの場合、どちらの場合でも誘いを断ったところで大した問題にはなりません。
きちんと断ることが出来るようになれば、自ずと男性からのそういう不快な誘いも減ることと思います。
Written by ラブホスタッフ 上野