働くうえで「仕事できる人!」と誰かに感心したことはありませんか? そして、あなたもそんな風に思われたいと考えたことがあるかもしれません。
誰かに「仕事できる人だ!」と思われる人は、必ず何かしらの特徴があるはず。社会人女性に、その特徴を聞いてみました。
「仕事ができる人って、とにかく連絡が早いです。メールを送ったらそれほど時間のかからないうちに返信がくるし、時間のかかる内容のときは『◯日までに答えます』と教えてくれる。こちらも安心してやりとりができます」(33歳/金融)
仕事ができるとなると忙しそうなイメージですが、それでも連絡は早いとのこと。すぐに返信してもらえれば、こちらも安心して仕事を進めることができます。返信期日などを掲示してくれるのも気が利いていていいですね。
「特徴としては、いつもスケジュールに余裕をもつようにしているように感じられます。急な予定変更にも対応できるし、仕事に遅れが出ないんです。だからいつも仕事を完璧に間に合わせているように感じるんですよね」(32歳/建築)
世の中には「調子がいいときの自分」を基準にしてスケジュールを組む人もいますが、それでは何かあったときに大変です。周囲に迷惑もかけられませんから、スケジュールを組むときは十分な余裕をもたせたいものです。
「どのような内容にしろ、仕事のできる人はきちんと根拠やデータを提示してくれます。だからあいまいな話にならないし、聞く側も納得できるんです。根性論などを言わないところもいいですね」(28歳/IT)
根性論もそうですが、何の根拠もなく話す人がいますよね。「それ、本当なの?」と思ってしまい、いまいち本腰を入れて話が聞けないなんてことも。なにか説明するときは根拠を示し、さらに数字やグラフ、写真などを見せることで、説得力も増すでしょう。
「自分一人で仕事を抱えず、周囲の人に仕事を割り振ったり、頼ったりすることが上手だと思います。それも、相手の能力をちゃんと把握して仕事を頼むんです。相手の成長にもつながるし、本人も周囲もうまく仕事ができる環境になっている」(30歳/教育)
仕事ができるとなれば一人でなんでもこなせそうですが、さらに仕事ができる人は周囲に頼るのが上手になるよう。チームとしてみんなで仕事ができれば、人間関係もよくなりそうですね。
「精神的な部分は仕事にも影響を及ぼします。だからいつも精神が安定している、あるいは人前で安定しているように見せられる人は仕事ができると思えます。情緒不安定な人は、一緒に働いていて大変なので……」(29歳/飲食)
いつも穏やかな人と、常にイライラしている人がいたら、前者と一緒にいたいと思います。すぐに機嫌が変わる人も厄介ですね。仕事のできる人は、自分の感情のコントロールも上手なのでしょう。
「来た仕事を順番にこなしていくのではなく、どの仕事がいつまでか、どの仕事を先に対応するべきなのか、優先順位をしっかり考えて行動できる人。仕事全体を見る余裕を感じられるし、優先順位を決めておけば仕事でトラブルになる可能性も減ります」(32歳/美容)
急ぎの仕事や後回しにできる仕事など、仕事にも色々あると思います。受け持っている仕事の各締め切りを確認したうえできちんと優先順位をつけるのは、意外と難しいことかもしれません。先のことまで考えられる優秀な人なのですね。
いきなり全部できるようになるにはとてもハードルが高いですよね。まずは一つからでもいいので、取り組んでみてはいかがでしょうか。
少しずつできるようになっていけば、いつの間にか「仕事できる人!」と、思われるようになりますよ。頑張ってくださいね。
Written by 神之 れい