正負の法則ってなに? 正負の法則への対策方法8つや訪れる理由とは

人生には、「正負の法則」や「引き寄せの法則」が成り立ちます。しかし、それは自分の考え方や行動次第で良くも悪くも捉えられる法則です。

良い事の後に起こる悪い事を思うと不安になる人も多いでしょうが、ポジティブに捉えられるような正負の法則の考え方を紹介します。

正負の法則ってなに?

正負の法則ってなに?「正負の法則」とは、「人生では何かを得ると何かを失う」という法則です。この法則は、「良いことが起きた後、その反動で何か悪いことが起きる」とも表現できます。

人生、良いことばかりは続きません。しかし、悪いことばかりも続きません。人生はそうして様々な悪いことや良いことで成り立っており、結果的に「プラスマイナスゼロ」になるというのが正負の法則です。

振り子の法則

「振り子の法則」について紹介する前に、まず振り子について説明しましょう。

振り子とは「紐などで固定され吊るされている物体が、重力を利用し左右へ揺れを繰り返していく動作」のことを指します。

例えるなら、振り子は自分で、振れ幅の両端をいいこと・悪いことと見なし、揺れている動作が法則を表していると言えるでしょう。

この一連の動きを「振り子の法則」と呼び、小さい良いことには小さい悪いことが、大きい良いことの後には大きい悪いことがあるなど、振れの幅の大きさを善悪に例えています。

引き寄せの法則

引き寄せの法則とは、「いつも自分の心の中で思っている事が現実になる」という法則です。いつも、悪いことを考えていれば、考えている通りの悪い出来事を引き寄せます。反対にいつも良いことを考えていれば、考えている通りの良い出来事を引き寄せます。

つまり、「自分の思考次第で自分の人生を良くも悪くも変えられる」ということです。

願望をイメージするだけでも効果的ですが、実際に願望が叶ったように結論を言葉にするとさらに効果的です。これは「言霊パワー」と言われ、引き寄せの法則をより現実のものにします。

正負の法則への対策方法8つ

人生が「正負の法則」で成り立っているとすれば、良いことがあればその後に悪いことが起こるという事になります。そうなれば、良いことが起こると、次はどんな悪いことが起こるのだろうと不安になる人もいるでしょう。

しかし、不安になるよりも正負の法則を上手に活かせば、人生をより良い方に切り拓いていけます。

たとえ悪いことが起きても、それを上手に切り抜けられるように対策を知っておきましょう。

1:負の乗り越え方を考える

1:負の乗り越え方を考える正負の法則では、負の乗り越え方によって、正への戻り方が変化します。

人生には、負のタイミングが訪れてしまうことがあります。それは自分が招いた結果という時もあれば、思わぬ形で自分に降りかかる時もあります。

例えば、仕事で失敗した時に自分以外を原因として怒りを覚えるのか、それとも気持ちを切り替えて対応するのか、どちらを選択するかによって負から正への戻り方が変わってきます。

負の感情は負の法則を呼び込むので、ここでは負の感情は切り捨て、困難を切り抜けて早めに正の法則に戻れるようにしましょう。

2:できるだけ笑顔で過ごす

正負の法則を上手に生かすためには、たとえ苦しい時でも、できるだけ笑顔を絶やさずに過ごすことが大切です。

辛さや苦しさを感じる時、人は自然に表情が曇り顔をゆがめてしまいます。自分の精神状態が表情に表れてしまうのは仕方のないことです。

それでも、苦しい状況でこそ微笑みを絶やさないように心がけましょう。「苦しい」と思っていても、笑顔を続けていることで、辛さが軽減されるという心理作用があります。

この作用を取り入れることで、負の法則に陥った状況から正の法則への流れを早めに切り替えることが可能になるでしょう。

3:柔軟に対応する

状況に対して奮闘せず、いい意味に解釈して諦めることも時には必要な場合があります。

例えば、恋人との結婚を願っても相手から別れを切り出されたり、仕事が好きで頑張ろうとしているのに仕事を任せてもらえないなど、時にはどんなに願っても自分の望んだような結果にならないこともあります。

状況を好転させようと奮闘したくなりますが、時には「頑張るのをやめて諦める」という方法もあります。

願ったものとは「縁がなかった」と、いい意味で諦めて気持ちを切り替えましょう。その先には、自分にとってより良い縁が待っていることでしょう。

4:心のバランスに気を付ける

光と影や、潮の満ち引きなどの関係性のように、物事には「バランスの法則」があります。感情にも悲しいことと嬉しい事があり、この2つが調和することでバランスがとれます。

人は嫌なことが続くと、「なぜ自分だけが嫌な目にあうのだろう」と考え、他人の不幸さえ願ってしまうこともあるでしょう。

しかし、その発想は負の連鎖を引き起こす状況を作り出します。そのような時に思い出してほしいのが、「バランスの法則」です。

両端に均等に重しがあればバランスは安定しますが、人の心も同じで、負の気持ちに傾き過ぎるとバランスを崩し自分を見失ってしまいます。

心のバランスを取るように努めましょう。

5:ポジティブな発想を持つ

5:ポジティブな発想を持つ何か悪いことが起きても、その出来事に対してポジティブな発想を持てるようになることも大切です。また、これから先に起こり得る、悪い出来事に心が支配されていては、良い出来事も引き寄せられなくなってしまうでしょう。

簡単な例えで言えば、コップに飲み物が半分入っている場合に、「半分しかない」と考えるか、「まだ半分も残っている」と考えるなど、同じ状況でもいくらでも違う解釈が可能です。

できるだけ物事をポジティブに考えて過ごしましょう。

6:価値観を変えてみる

正負の法則を知ってしまったことで、幸せが続くと不安になる人も少なくないでしょう。正負の法則によれば、人生はプラスマイナスゼロで良いことばかりは続かないからです。

しかし、不安を持ち心配ばかりしていると、それが波動となり悪い出来事を引き寄せてしまいます。正負の法則がネガティブ思考の原因となってしまうなら、一度その価値観を疑ってみることも必要です。

ネガティブ思考に陥りがちな時には、「良いことは起こり続ける」とポジティブに物事を考えるようにしましょう。

7:思い込みをしない

正負の法則ではなく、「引き寄せの法則」を活用して、良いことばかりを起こし続けることも可能です。そのためには、「良いことの後には必ず悪いことが起こる」と思い込まないようにしましょう。

また、正負の法則を考える時に、「良いことの後に悪いことが起こる」と捉えるよりも、「悪いことの後には良いことが待っている」という捉え方ができれば、悪い出来事を引き寄せてしまうこともありません。

つい心配になってしまう人、不安になってしまう人は、思い込まずポジティブに考えるようにしましょう。

8:本を読む

正負の法則や引き寄せの法則を上手に活用できれば、自分の人生をもうまくコントロールできるようになるでしょう。

その方法を具体的に知るためには、それぞれの法則を詳しく解説した本を読むのもおすすめです。

例えば、「正負の法則」では美輪明宏さんの著書や、「引き寄せの法則」ではジョセフ・マーフィー博士の著書がおすすめです。

本をヒントに、自分の人生をプラスに変えてみる方法を探って実践してみましょう。

正負の法則が訪れる理由とは

正負の法則が訪れる理由とは「負」が訪れているとき、その前に「正」の出来事があったとは限りません。

また、正負の法則の「負」が起きているときというのは、それ以前に自分で悪いことをしていたということが考えられます。

そういう時は、過去の自分の行いを振り返るチャンスとも捉えられます。過去に悪いことをしていなければ、将来的に悪いことは起きないでしょう。

「カルマの法則」と呼ばれている因果応報を信じるのであれば、常に良い行いを心がけて生きるようにしましょう。

正負の法則への理解を深めよう

「正負の法則」は、あくまでも「バランスの法則」であって、いいことが起きたら必ず悪いことが次に起きるということではありません。

そのため、恐怖を抱く必要はどこにもありません。

「笑う門には福来る」ということわざがあるように、どんなに苦しく辛いときにも微笑みや笑顔を絶やさないでいることで、気づけば逆境を乗り越えられるでしょう。

この先、もし正負の法則の「負」が訪れたとしても、「ポジティブ思考を続けることで、すんなりと「負」は通り過ぎ、幸運が巡ってきやすくなる」と考え、苦しい時期を乗り切って行きましょう。

Written by 涼夏

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