本当に怖~い!? 彼岸花の花言葉と、お墓に咲いている理由

お彼岸(ひがん)の頃になると、そこかしこで真っ赤に咲き誇る彼岸花(ひがんばな)。圧倒される美しさと同時に、「ちょっと怖い」「縁起が悪い」というネガティブな印象を受けることもあります。

そんな彼岸花にも、花言葉があるんです。やっぱり彼岸花の花言葉といえば、「死」を連想させるような、ちょっと怖いものなのでしょうか。それとも……?

彼岸花の花言葉は本当に怖いの?

彼岸花の花言葉は、「独立」「あきらめ」です。やや物寂しい印象は受けるものの、怖さや縁起の悪さは感じませんね。

彼岸花は茎が1本、天に向かってまっすぐ伸びているのが特徴的ですが、そのまっすぐ伸びた様子が「独立」につながるものを感じます。

さて、彼岸花といえば真っ赤な花の印象が強いかと思いますが、実は他の色もあるんですよ。カラーごとに花言葉も異なりますので、それぞれの持つ意味をご紹介します。彼岸花の花言葉は本当に怖いの?

赤い彼岸花の花言葉

赤い彼岸花の花言葉には、「情熱」「再会」などがあります。

燃えるような鮮やかな赤色は、まさに情熱そのものですよね。「怖い」「寂しい」といったネガティブなイメージとは、まったく別物の花言葉です。

白い彼岸花の花言葉

白色の彼岸花の花言葉は、「想うはあなた一人」「また会う日を楽しみに」です。

白い花は亡くなった人に捧げる花として一般的ですが、白い彼岸花だとより切なさが増すような気がしますね。まっすぐ伸びる彼岸花の姿とマッチした、一途さがよく表れた花言葉です。

黄色い彼岸花の花言葉

黄色い彼岸花の花言葉は、またぐっと印象が変わります。「陽気」「元気な心」「追想」といったものがありますよ。

黄色といえば、明るく元気なイメージの強い色。彼岸花もそれは例外ではありません。親しい人が亡くなった後、時間が経って元気を取り戻しつつある様子を表しているとも取れます。黄色い彼岸花の花言葉

彼岸花ってどんな花?

複数の別名

彼岸花には、いくつもの別名があります。もっとも一般的なのが「曼珠沙華(マンジュシャゲ)」です。これは、サンスクリット語で「天界の花」を表しており、とても縁起の良い言葉なのだとか。

毎年9~10月頃に、埼玉県日高市で「巾着田曼珠沙華まつり」が開かれています。所狭しと咲き乱れる約500万本の花を見に、海外からも大勢の観光客が訪れるそうですよ。

また、ラテン読みでは「リコリス」。ちょっと変わったところでは、「死人花」「幽霊花」「地獄花」なんて物騒な名前もあるんです……。

いつ咲く花?

名前の通り、お彼岸の頃に咲きます。開花時期は7~10月頃、夏の終わりから秋にかけて花が開きます。

彼岸花の生長は、他の花と違ってとても特徴的です。一般的な草花は春になると芽を出し、少しずつ茎が伸び葉をつけて、花を咲かせますよね。

しかし彼岸花の場合、お彼岸の頃に芽を出したと思ったら、1日10cmも茎がいっきに伸び、あっという間に50cmほどの背丈に。

そして花が咲き、花と茎が枯れた後に球根から葉が生えてくるのです。葉っぱはそのまま冬を越し、春~夏頃にかけて枯れます。

彼岸花は、普通の植物とは逆の育ち方をする、とても変わった花なんですね。

なぜ墓地に植えられているの?

彼岸花は、その球根にアルカロイド系の毒を持っています。昔は亡くなった人を土葬していたため、モグラやネズミが遺体を荒らしてしまわないよう、予防策として植えられていたのだと考えられています。

田んぼや畑のわきに植えられているのも同じ理由で、稲や野菜といった作物を守るための知恵だったのでしょう。なぜ墓地に植えられているの?

まとめ

彼岸花の花言葉は、咲く花の色によってまったく別の意味を持っていました。墓地に咲く花、毒々しさすら感じさせる燃えるような赤色から、なんとなく「怖い」「不気味」「死」といったネガティブなイメージを連想させますが、それだけではありませんでしたね。

また、彼岸花が墓地に植えられているのにも、理にかなった理由があることもわかりました。

彼岸花のストーリーを踏まえた上で改めてあの姿を見たら、今までとは違った印象を持つかもしれません。次のお墓参りで彼岸花を見たら、ぜひ花言葉と一緒にその背景も思い出してみてください。

Written by 七尾なお

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