幼馴染同士だからこそ、結婚生活がうまくいかないケースが多いのをご存知ですか? 幼馴染との結婚は、付き合いが長い分うまくやっていけそうに感じますが、必ずしもそうとは限らないのです。
SNSの普及により、再会した幼馴染と結婚するという人が増えてきています。もし、幼馴染との交際・結婚を考えているのであれば、トラブルになりやすいポイントを抑えた上で結婚を考えてみるのがおすすめです。
今回は、幼馴染との結婚がうまくいきにくい理由についてご紹介いたします。
1. 親しいからこそ遠慮がなくなってしまう
幼馴染で付き合いが長く親しいからこそ、パートナーに対して遠慮がなくなってしまい、トラブルになりやすいでしょう。
例えば、最近親しくなった友達よりも、昔からの友達の方が肩の力を抜いて気軽に話せませんか? 付き合いが長くなるにつれて、気を使ったり、お相手を尊重したりということが少なくなってしまうのです。
更に、多少の失礼な言動を「きっと許してくれるだろう」と思うなど、甘えが出てきてしまいます。幼馴染との関係も同様です。付き合いが長く心の距離が近すぎるため無意識に甘えてしまい、わがままな言動をとってしまいがち。
しかし、結婚をすると一緒に暮らし始めたり、子どもが生まれたりなど、生活のリズムが激変する時期。パートナーへの思いやりが不十分だと、生活習慣の違いや家事・育児の分担などで揉めて、高確率でケンカが発生してしまうでしょう。
いくら付き合いが長くても、穏やかな結婚生活をする上でお相手を思いやる気持ちは欠かせません。昔からの付き合いだからとお相手に甘えすぎてしまわないよう、気を付ける必要があります。
2. 知られたくない過去を知っている
知られたくない過去をお相手が知っているのも、幼馴染同士の結婚のデメリットといえます。
小さい頃の雰囲気と、大人になってからの雰囲気がかなり違う人も多いでしょう。例えば、子どもの頃は冴えなくていじめられていたのに、大人になってからは活発でバリバリ働いている人などです。
大人になってから出会った相手であれば、小さい頃のことを知らないので、嫌な思い出に触れてくることはありません。しかし、結婚相手が幼馴染である場合、触れられたくない過去でからかってくる可能性があります。
「小さい頃は地味でブスだったよな」「あの時、失敗しててダサかったよね」など、冗談のつもりで話題に上げてしまい、ケンカなどトラブルになってしまうこともあるでしょう。
幼少期にコンプレックスが多かったタイプの方は、幼馴染と一緒に過ごすことで、過去を思い出して苦しんでしまう可能性があります。
3. 共通の友達が多すぎて、プライベートが筒抜け
幼馴染であれば、共通の知り合い・友達がとても多いでしょう。うっかりパートナーの愚痴を共通の友人に話してしまったら、あっという間に知れ渡ってしまう可能性があります。
例えば、旦那さんの生活態度に関することを注意したところ、旦那さんが「すぐ怒る、鬼嫁だ」と共通の友達に言いふらしてしまった場合は悲惨です。共通の知人に「鬼嫁なんでしょ? 優しくしてあげなきゃ」なんて言われてしまうかもしれません。
こうなっては、夫婦ケンカが勃発してもおかしくはないでしょう。また、同級生同士の結婚ともなれば、同窓会などで話題に上がりやすくなります。知られたくない夫婦のことを、いつの間にかほとんどの共通の知人たちが知っている……なんていうことも起きかねません。
共通の知人が多いことで、家族ぐるみで一緒に遊べるなど楽しいことがある反面、プライベートが筒抜けになってしまう場合があります。こういった環境をストレスに感じるのであれば、幼馴染との結婚は息苦しく感じてしまうでしょう。
4. お互いの実家が近すぎて、トラブルになりやすい
幼馴染との結婚は、実家の距離が近いため結婚生活に両方の実家が濃密に関わってきます。例えば、両家の相性が悪く対立しがちというケースがあります。
「嫁入りしたのだから、嫁の実家はもっと気を使うべきだ」「こっちはたくさんお金を出したのに、あっちはお金を出さずケチだ」など価値観が一致せず、夫婦を巻き込んで実家同士が険悪ムードになってしまうことも。
ふたりの実家が遠く離れていれば、こういったトラブルを無視してもさほど問題は起こりません。しかし、家が近いと顔を合わせる機会が多いため、問題が起きた際にはかなり揉めてしまうでしょう。
両家の関係がうまくいくように、夫婦は双方の家に気を配りながら慎重に接する必要があります。
5. まとめ
幼馴染同士の結婚は、お相手との心の距離が近いからこそ起きる問題が多いのが特徴です。
もちろん、これは幼馴染同士の結婚ではなくても起きること。しかし、幼馴染同士であれば、新婚のときからすでに熟年夫婦のような関係になってしまっているので、結婚直後から各種の問題が発生しやすい傾向にあります。
付き合いが長いからこそ、パートナーを思いやる気持ちが大切。もしもお互いを大切にできる幼馴染同士の結婚であれば、きっとどの夫婦よりも良い関係を築けることでしょう。