かつて、女優の井川遥さんや吉岡美穂さんがブレークしていた頃に「癒し系」という言葉が流行しました。
あれから10数年の月日が経ち、「癒し系」という言葉を聞かなくなりました。
このご時世、男性の給料が思うように上がらなくなり、女性も社会に出なければなりません。
女性はどんどん強くなり、巷には草食男子が増えました。癒し系女子の衰退は、時代の変化にもよるものかもしれません。
しかし、まだまだ癒し系女子は婚活市場に潜伏しています。ただ、なかには癒し系を気取った肉食女子も…。
今回の記事では、「本当の癒し系と、なんちゃって癒し系のどちらが婚活市場でモテるのか?」について、筆者の婚活経験を踏まえた上で紹介します。
1. 街コンに潜伏している、「なんちゃって癒し系」の実態とは?
筆者が婚活していた頃、街コンに安めぐみ系の美女がいました。彼女は、清楚な見た目でおっとりした雰囲気。
男性からも人気があり、パーティー最後にはカップルになっていました。しかし、マッチングでカップルになったにも関わらずスタスタと帰る始末。
私は、「あれ? マッチングでカップルになってませんでしたっけ? 帰っていいのですか?」と声をかけました。
すると「えっ。私から声かけなきゃいけないの? そんなの、男性から声かけるべきよね。面倒くさいから帰る」と言われてしまいました。
その後「この後、一緒にカフェ行かない?」と、なぜか私がカフェに誘われました。カフェに入った途端、彼女は婚活に対する愚痴を延々と話し続けたのです。
あまりの勢いに「ああ、わかりますそれ」としか答えられない私。「男は、お金と顔が全て」と、延々と話続ける彼女はまさに肉食系。
見た目清楚で癒し系なのに、中身は男勝りでサバサバしていました。個人的には好きなタイプですが、男性への理想が高すぎるがゆえに婚活が上手くいかないのかもしれません。
2. 「自然な流れで出会いがあればいいと思って」おっとり話す天然癒し系の婚活とは?
あれは、私がフットサルコンに参加していた時のこと。見るからに地味で大人しそうな女性が、ポツンと一人で佇んでいました。
見た目はフットサルとは180度かけ離れ、フットサルというよりも図書委員といった雰囲気でした。
「フットサル、好きなんですか?」と話しかけると、「いや、本当はフットサルとか好きじゃないんです」と言われました。
『そりゃ、そうだよね』と、内心ツッコミを入れてしまいました。
「なぜ、フットサルコンに来ようと思ったんですか?」と尋ねると「自然な流れで、いい出会いがあったらなぁって思っただけなんです。フットサルだったら、きっと自然な流れでいい出会いがあるんじゃないかって」と彼女がポツリ。
『えっ? 自然の流れで出会いたいなら、フットサルわざわざしなくても、もっと他にあるよね? ツッコミ所満載なんだけど、どこから突っ込んだらいいの?』と思う私を他所に「今まで、こういう婚活っぽいイベントって行ったことないんです。このままじゃだめだと思って、勇気を出して一人で来たんです。よかったぁ、私と同じように一人で来ている人がいて」と、私の顔を仏さまのように眺める彼女。きっと、凄く純粋な心の持ち主なんだろうなぁ。
その後イベントが始まると、隅っこにポツンとしながらオロオロする彼女。声をかけようかと何度も悩んだけど、フットサルコンはチーム対戦のため同じグループじゃなければ話かけづらいというデメリットがあり、残念ながら最後まで彼女の行く末を静かに見守り続けるしかありませんでした…。
3. 「なんちゃって癒し系」VS「本当の癒し系」との仁義なき戦い…街コンで本当にモテたのは?
上記で紹介した女性二人を比較すると、イベントでモテていたのは「なんちゃって癒し系の安めぐみ似女性」でした。
ただ、安めぐみ似の女性は「婚活してから、かなり長いのよね」と話していた記憶があります。
婚活市場でモテていても、交際に結びつくのは難しいのかもしれません。理想も高く、「ハイスペックなイケメン希望」と話していたのも印象的でした。
おっとり天然ちゃんに至っては、婚活慣れしていないこともあり自分をどうアピールしていいのか戸惑っているように感じました。
話し方はおっとり、心も純粋で天然っぽい印象で、男性に求める条件を尋ねると「自然な流れで出会えたら」と一言のみ。
いい出会いを見つけたら、交際が決まるのも早いかもしれませんね。
彼女が今どこでどうしているかわかりませんが、悪い人に捕まらないことを願うばかりです。