「断る」ことに対して苦手意識を持っていませんか?断られるのも悲しいけれど、断るのも相手に申し訳ない気持ちになるから難しい。日本人にはそう考える人がとても多いです。
しかし断ることが、イコール相手を全否定することには繋がりません。むしろさっぱりと断ることで相手にも余計な労力を使わせず、自分も余計なストレスを抱えずに済みます。
今回は、恋愛対象でない男性からお誘いを受けた際の上手な断り方についてご紹介します。現在進行系で困っている人も、これから困るかもしれない! という人も、覚えておいて損のない情報ですのでチェックしてみてくださいね。
1. 【基本のき】お誘いの上手な断り方
仮に恋愛は無関係でも「断らなくてはならない」状況って、日々の生活の中で無限に存在します。でもそのどんな状況にも当てはまる上手な断り方、つまり「断り方の基本」があるんですね。
ここではその、断り方の「基本のき」をおさえておきましょう。
上手な断り方のポイントは大きく3つ。
・はっきり意思表示
・理由を伝える
・感謝の言葉を添える
これです。1つずつ説明しますね。
はっきり意思表示
イエスなのかノーなのか、ですね。今回は断るわけですから、当然ノーです。相手はイエスなのかノーなのかの返答を待っているので、真っ先に回答を伝えてあげるのが親切です。
「はっきりノーを伝えるのに抵抗がある」という人は多いと思います。でも、長々と言い訳を最初に持ってきて、「で、結論は?」となってやっと断られたのでは、聞かされる方もたまったものではありません。
相手に余計なストレスを与えないためにも、まずはすぱっとお断りの意思表示をすることが大切です。
理由を伝える
とはいえ、せっかく誘ったにもかかわらず「嫌です」のひと言だけ返ってきたのでは相手は傷ついてしまいます。今後の関係性にも大きなひびが入ってしまうかも。
そこで付け足したいのが理由です。無難なのが「仕事や勉強で忙しい」といったものですね。そう言われてしまうと、それが本当かどうかは相手にはわかりませんがとりあえず引き下がるしかありません。
もっとも恋愛の絡むお誘いの場合は「じゃあ、時間ができたらいいんだよね?」と付け入る隙を与えてしまうので、ケースバイケースになります。この場合については後述します。
ちなみに、「あなたといても楽しくないので」などとぶっちゃける必要はありません。相手を必要以上に傷つけないよう、優しい嘘をつくのも時には大人の対応です。
感謝の言葉を添える
「誘ってくれてありがとう」「またお願いします」こういった感謝の言葉をひと言添えるだけで、「今回は断られたけど、誘ってよかったな」「次また声をかけよう」そう思ってもらえます。
もし本当は行きたいけれど、どうしても断らざるを得ないお誘いだった場合は、「◯日なら行けるんだけど」といったように、行きたいアピールをしておけばなお良いですね。
その場で次の約束を取り付けることができるかもしれません。
2. 興味がない男性からのお誘いを上手に断る方法5パターン
では断り方の基本をおさえたところで、恋愛が絡んだ場合の断り方のコツを紹介します。
そもそも興味がないことを匂わせる
直接的なお誘いを受ける以前に、「なんかこの人、私のこと狙ってるっぽい?」と感づくこともあるでしょう。でもその時点でまったく恋愛対象として見られないなら、そっとそれを伝えるのも大人の対応と言えるかも。
例えば「私、◯◯な人がタイプなんだよね」とその人とはまったく違う特徴を挙げてみたり、「今は仕事が楽しくて恋愛どころじゃない」と伝えてみたりと軽めのジャブを打っておけば、カンの良い相手ならその時点で身を引いてくれるはずです。
「次はいけそう」と思わせない
上の「断る理由を伝える」の項目では、断り方のフレーズに「仕事などで忙しい」が無難だと述べました。このようにスケジュールを理由に断ると、「じゃあそこを過ぎたら大丈夫だよね?」と食い下がられる可能性があります。
これを防ぐには、「この日、この期間はダメ」という言い方を避けること。仕事であれば「大きいプロジェクトを任されて、しばらくは難しい」というような言い方が良いでしょう。
約束の主導権を握る
「時間ができたらこっちから連絡するね」とひと言添えれば、約束の主導権をこちらで握ることができます。そう言われると相手からは連絡しにくいので、うまくフェードアウトさせることも可能です。
好きな人がいると言う
「彼氏がいる、好きな人がいる」と言われてしまったら、もうそれ以上のアプローチは難しいと判断する人がほとんどでしょう。ただ「彼氏」に関しては嘘の場合、共通の知人などから嘘がばれてしまうリスクがあります。
その点「好きな人」であれば、他の人には言っていないけど実は…… というテイで言いやすいのでおすすめです。
恋愛対象でないことをはっきり伝える
ストレートに告白され、白か黒かの返答を求められる状況なら、はっきりと「ごめんなさい」をお伝えしてしまいましょう。
変に期待を持たせたり嘘をついて取り繕ったりするのは相手に失礼ですし、余計な負担をかけることにもなります。
最後に感謝の言葉を付け足すのも忘れずに。
3. まとめ
お断りって、断る側も断られる側もエネルギーを消費するのでとても大変。恋愛が絡むと相手が好意を向けてくれると思うからこそ、余計に申し訳ない気持ちにもなりますよね。
でもきちんと断ることは、実は相手にとっても自分にとってもプラスになるんです。
断り方のポイントをおさえてさえおけば、相手との関係もそこまで悪化せずに済むはずですよ。