オンラインで仕事を行ったり会議を行ったりと、ネットを介した通信によって人と人とがつながるのが一般的となった現在、多くのオンラインツールが誕生しました。
ここでは、オンライン飲み会に最適なツール「remo」についてご紹介していきます。一体どのような使い方や楽しみ方ができるのか? という疑問点の他に、別のツールと比較した際の違いも気なる人は多いはず。
詳しくご紹介していきながら、類似ツールサービスであるV BARについてもご紹介していくので、気になる方はぜひ最後までご覧になってください。
1. remoとは?
オンラインカンファレンスを行えるツールとして利用されているremoは、たくさんの人が利用しています。
remoというオンラインチャットツールと使うと、いくつか出たバーチャルの会議室から好きな会議室を選んで入り、その室内だけのコミュニケーションを行えるシステムになっています。
1室あたり6名まで入れるようになっており、室内ではビデオチャットを通して参加者と交流が図れるようになっているのです。そして参加者は会議室を好きに移動できるようになっているのも特徴です。
こうしたことにより、オンライン上で人と交流できる場を作り出しているremoですが、今や多くの会社やセミナーなどで使われているzoomとは全く異なる部分がいくつかあります。
2. zoomとの違いについて
zoomと異なる点は以下のようにいくつかあります。
参加者本人が自由に会議室を移動できる
zoomと違いで特に大きな違いとなってくるのが、参加者が部屋を自由に行き来できることです。
zoomでは、管理者しか部屋の移動や人数の配分ができないため、自由に移動することができません。参加者が飲み会や懇親会のように自由に移動できるのは、気兼ねなくイベントに参加できて嬉しいことでしょう。
全体にアナウンスができる
remoでは、各グループの部屋の人数が満員だと入室できません。そのような場合に何か伝えたいことがあるとなれば、面倒ですよね。
その時のためにremoでは全体にアナウンスできる機能が備わっています。アナウンスは文字で各グループに伝えられるので、いきなり話が遮られることはありませんし、自動的に消えるわけではないので非常に便利です。zoomではこちらの機能がまだ備わっていないのです。
プレゼン中でもやり取りが可能
remoでは管理者がプレゼンを始める場合、今まで互いに会話していた画面から管理者が配信する画面に切り替わります。zoomにおいてのスピーカービューという機能に似ていますが、remoであると管理者がプレゼン中でも随時自由に質問を受け付けるようにできるのです。
質問をあらかじめ管理者がいくつか設定しておき、参加者が気になる質問に投票できたり、答えた質問は削除したりと色々なことができます。また、チャットをしながらプレゼンを聞けるということもでき、これはzoomでも行えるようになっていますが、部屋ごとでトークができるようにはなってはいません。
remoであればプレゼン中、各グループでチャットしながら見られるということもできてしまいます。
多機能なホワイトボードがある
remoにはホワイトボードの機能があり、ホワイトボードには文字を書いたり付箋を貼ったり、さらにはお絵かきだってできてしまいます。ちなみにホワイトボードの内容はグループごととなっています。
こうした様々な違いがあるため、知名度的にはzoomが上ではありますが、remoも多くの人に選ばられる理由がたくさんあるのです。
3. remoの使い方、楽しみ方について
続いては実際にremoを使っていく上で大事な操作方法と楽しみ方についてお伝えしていきましょう。
イベントの予定を立てるまでの準備
まず、remoでのオンラインチャットを楽しむために、remoを利用するアカウント登録を行っていきましょう。「Remo Conference」と検索することによって公式ページにアクセスしアカウント登録ができるようになります。
アカウントはOAuth認証というwebサービスの共有ができるため、Googleのアカウントを利用して登録ができてしまいます。Googleアカウントを使わない人は名前とアドレス、パスワード3つの登録内容が必要です。Googleアマウントを使用する場合は連携するだけでより簡単に登録が可能です。
続いてはユーザーネームとアイコンを設定していきます。これにて登録作業はおしまいとなり、remoを利用できるようになります。アカウント登録作業が終わると、マイページとなる「My event」に飛んでいきます。
主催者側として予定を立てて会議を開催する際は「Create Event」というボタンをクリックすることでできるようになっています。イベントタイトル、開始時間、終了時間、参加者へのメッセージを入力して概要を設定していきますが、全て英語で入力する必要があるので注意しましょう。ちなみに、日本語だと表記されずに失敗します。
また、イベントはカバー写真も追加できます。カバー写真はremoの中に元から入っている写真を選択する以外にも自分でアップロードした写真を使うことも可能です。
実際にイベントを楽しもう
イベントを始めるとステージといくつかの会議室が画面上に出てきます。好きな部屋に入って座ると、そのグループ内でトークを楽しめますし、ステージ上に立って話をすると部屋全体に自分の会話を届けることができます。
部屋の入退室はクリックで簡単にできるようになっています。プレゼンを始める場合は「Present」ボタンを押すことで開始できます。
始めると、参加者の画面は部屋に参加している人のビデオ画面から、プレゼン配信者の画面に切り替わり、ライブ配信を見るモードとなります。ちなみに音声はプレゼン中のホストのみとなり、参加者は強制的にミュートとなり、チャットだけのやり取りになります。
イベントに参加する方法は?
自分が主催者ではなく参加者としてイベントに参加するのであれば、入りたいイベントから「Join event now!」ボタンをクリックすることで入室ができます。
ホストではないのでプレゼン機能は使えませんが、ステージに上がって全体に言葉も伝えられますし、ホワイトボード機能を使って楽しい時間にすることが可能です。
4. 気になる料金は?
ここまで見てきて多くの人が料金について気になっていることでしょう。肝心な料金は、参加者となる場合はremoの利用料金は全くかかりません。会社の会議だけではなく、気になるイベントがあったらぜひ参加してみましょう。
一方主催者としてremoイベントを開く場合は利用料金がかかります。最初は、無料トライアル期間があるので無料で楽しめますが基本的には有料であることを忘れないようにしましょう。料金にはプランがいくつかあります。
【ホストプラン 月額50ドル(約5,420円)】
参加人数:最大50人
部屋ごとの人数:最大4人
イベント時間:最大1時間15分
【ディレクタープラン 月額150ドル(約16,264円)】
参加人数:最大200人
部屋ごとの人数:最大6人
イベント時間:最大2時間30分
【プロデューサープラン 月額950ドル(約103,007円)】
参加人数:最大800人
部屋ごとの人数:最大6人
イベント時間:無制限
上記のプランによって料金に違いがあります。一見料金は高いように感じますが、部屋を借りて会議を開く場合よりも大分コストは下がります。月額料金さえ払ってしまえば使い放題というのも魅力的です。
5. おわりに
remoは様々な機能を有し、他のチャットツールにはない魅力によって多くの人から利用されています。
また、remo以外にもV BARというチャットツールも魅力的です。V BARは企業が開いているチャットであるため、自身でイベントを作ることはできませんが、毎日のように魅力的なチャットイベントが開かれているため、ぜひ利用をおすすめします。
自由に行き来できるグループにてトークを楽しめる点はremoとV BARは非常に似ています。参加するには1,000円の費用がかかりますが、トーク終了後にはDMで連絡先を交換できるなど出会いに特化している部分もあるため、出会いを求めている人にはピッタリですよ。