互いに思い合っているのに些細な喧嘩で分かれてしまった…… そんなことは避けたいはずです。
しかし、そうは思っていてもそれぞれの思い違いにより大喧嘩にまで発展してしまうカップルは少なくはありません。
今回は、多くのカップルの喧嘩の原因となる言動をご紹介していきます。喧嘩につながる理由を心理学から解説し、喧嘩を回避する方法もご紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。
1. 喧嘩を作り出してしまう言動とは?
交際している男女となると、多くの時間を共に過ごすことになるでしょう。ただ、一緒にいることが多いと喧嘩ばかりになってしまうこともあるはずです。
まずは、どんな言動が男女の喧嘩を生む原因になっているのか知っていきましょう。
他人と比べる
恋人は当然自分とは血がつながっていない人であるため、自分とは考え方や行動が違うのが当然です。多くのカップルは長く付き合うようになると、お互いに何でも言い合える存在になります。
そのため、相手の理解できない部分があれば貶してしまいがちです。時には前の彼や彼女と比べられてしまう可能性もあり、比べられた人は大きなショックを受けてしまいます。
比べるという言動は多くの場合が否定する目的で使われてしまう傾向にあります。男女どちらであっても相手から否定されるとなると、なぜ自分を選んだのか? と相手を攻めたくなるほど怒りが湧いてくるはず。
他人と比べる行為は否定され相手が自分の価値を見出せなくなってしまうので、やってはいけない言動にあたります。
強要する
人間はいつでも同じような気分になることはないですよね? 相手だってそうです。
自分の意思表示、やりたいことをパートナーに押し付けてばかりいては、相手が自分と同じ行動に縛られてしまいます。
やりたくないことを強要されればされるほど、強要された側は大きなストレスを抱えてしまいがちです。しまいには我慢の限界を迎えてしまい、理解できないと怒って喧嘩に発展してしまいます。
過去の話を持ち出す
過去の話を持ち込むことは案外喧嘩に発展してしまう要因の一つになっています。特にお互い喧嘩までとはいかず、ピリピリした雰囲気を感じているのであれば要注意!
過去の話を持ち込むことで急に怒りが爆発して大喧嘩となってしまう男女も少なくありません。「過去は過去」として今を大事に考える人の前では、昔のことを話題にしないようにしましょう。
2. 男女の考え方の違いで起きてしまう喧嘩
男性と女の子はそれぞれ生まれ持った脳の違いにより、考え方が全く違います。理解し合えないと悩んでしまうのはそのせいでしょう。
男性の論理性を重視しており、女の子は感情を重視しています。そのため、あることが原因で喧嘩となっていても何に対して怒っているのかの違いにより、話の折り合いがつかない喧嘩が行われてしまうのです。
そして喧嘩がヒートアップすると男性は正しさの主張をするようになる一方、女の子は「それは違う」、「考えが合わない」と相手を否定することが多くなります。
どのカップルもそうなるとは一概には言えませんが、一旦冷静になって考えようとする男性に対して、女の子は過去の話から今喧嘩となっている話、すべての怒りの原因を男性にぶつけてきます。
女の子は喧嘩となると、男性に今思っている気持ちを全部さらけ出してほしいと感じています。互いに気持ちをすべて吐き出すことで、感情を整理して互いの考えを1つにまとめようとするからです。
責められているかのように喧嘩に疲れてしまう男性、男性の言い分が屁理屈ばかりに感じてしまう女の子。これら2つの考え方の違いが喧嘩をまとまらなくさせている原因です。
3. 大きな喧嘩に発展させないためには?
大きな喧嘩になると別れの原因にもなりかねないので避けたいはず。万一喧嘩が起きてしまった場合は、どちらも冷静になることが必要です。
正しさを主張するのではなく、恋人の考えを理解することに努めることが喧嘩をヒートアップさせないためのコツです。
思わず強く攻め立ててしまいそうになったら「脳に違いがあるから仕方ない」と、理解を得ることを諦めるのも肝心です。
自分と同じような考えになれば上手くいくのに…… という考えは持つべきではなく、互いに違うからこそ男女の関係は魅力的なのだと違いを認めましょう。
4. おわりに
男女というのは、実は自分と正反対のタイプに惹かれる傾向もあると心理的に証明されています。
どの生物でも自分と同じような要素を持った子どもばかり誕生してしまっては、子孫繁栄が続いてきた世の中に置いて不利な状況になります。
本能的に相手を選んでいるからこそ、「どうして理解し合えないのだろう」と悩む場面も出てくるのです。「分かり合えない」という言葉で片付けてしまうのはよくありません。
男女にはしっかりとした考え方の違いがあるということを理解して接していくことで、喧嘩ばかりの日々からおさらばできることでしょう。お互いの違いを受け入れることが喧嘩後も仲を深める大事な要素です。