好きな人ができれば、可能な限り早く恋人同士になりたいと考えるものです。
そして、お付き合いをするためには、自分と相手の気持ちを確かめることが必須! 何となくの雰囲気で「たぶん、両想いだよね」と深い仲になっていくケースもありますが、可能ならちゃんと意志確認をしてから交際をスタートしたいですよね。
……真剣な両想いだと思っていたら、向こうは遊びだったとか、本命に見てくれていると思ったのに、実はほかに彼女がいた、なんて展開は絶対に避けたいでしょう。
もちろん、自分だけが「イイ感じ」と勘違いして、見当違いの言動を示すというのもイヤです。
そのため、気になる彼に対しては、好きという気持ちをいかにして「ほのめかす」か? が大事です。
好きな気持ちを上手にほのめかす方法は、1パターンに限定しません。
なぜなら、「自分がどうアピールするか? 」ではなく、「彼の性格に響きやすいアピールは何か? 」で方法が決まるため。
彼のことを無視しては、上手なほのめかしができないでしょう。
・敏感タイプ
・鈍感タイプ
恋に対してどれだけ察しが良いかで、ざっくりと2タイプに分けられると思います。
また、彼が敏感か鈍感かは、普段の行動から判断すると良いでしょう。
10言わなくても、3か5で相手の言いたい内容を察するとか、気が利くとか、どんな人ともすぐに仲良くなれるという男性は、基本的に「敏感」だといえます。人付き合いが上手なほど、恋愛でも察しが良いものです。
一方、人間関係が狭く深かったり、それほど社交的でなかったりする男性は、恋愛をする上で「鈍感」かもしれません。
日常生活において、たくさんの人と接する機会がない、自分から接点を持とうとしないということは、つまり他人が何をどう考えているか? のバリエーションを多く持っていないということ。女性の気持ちを汲むのは苦手である可能性が高いのです。
彼が敏感なタイプなら、「表情や態度で気持ちを表す」ことから始めましょう。
たとえば、目が合ったり、腕や指が触れ合ったりしたときに微笑みかける、他の人よりも多く話し掛けるなど。
言葉では気持ちを表現しません。
そして、表情や態度で想いを示したときに、彼も笑いかけてくれたとか、ボディタッチを嫌がらなかった、などというリアクションがあれば、言葉で「好意を持っていること」と伝えます。ただし、遠回しに。
具体的には、「そのスーツ、お似合いですね」「○○さんの知識量って、すごいですね。いつも感心させられます」「また機会があれば、またご一緒したいです」など。社交辞令に受け取られるかもしれませんが、敏感タイプの男性にはそのレベルで十分です。
好意を持っている旨を告げて、彼がますますイイ感じのリアクションを見せてくれば、「個人的な好意がある」表現をします。
敏感タイプは、ここまですればもう気付くはず。
「今日は○○さんに会えるから、がんばってオシャレしてきちゃいました」「○○君の話を、今度じっくり聞いてみたい」「○○さんには、他の人にはない魅力がありますよね」など、それまでより一歩踏み込んだ好感の示し方をします。
この段階で、敏感タイプの彼の気持ちも、だいたい見えてくるんじゃないでしょうか?
彼が鈍感タイプなら、「表情や態度で気持ちを表す」だけでは気付いてくれないはずです。
いきなり「個人的な好意がある言動」を示しても良いかもしれません。
また、彼がどちらかというと鈍感で、自分の感情をあらわすことが得意ではない場合、好意を見せても無反応の可能性があります。
けれど、「まったく興味がなくて無反応」なのか「好意を示されてうれしいけれど、うれしさをどう表現したらいいか、わからず無反応」なのかは、すぐに判断がつかないはず。
これといったリアクションがなかったら、言葉でのアピールはやめて、表情や態度で好感を抱いていることを遠回しに伝えながら様子を見ましょう。
鈍感タイプの彼の気持ちを汲むのは、なかなか大変かもしれませんが、焦らずに時間をかけて「ほのめかし」を続けると良さそうです。
敏感タイプも鈍感タイプも、好きという気持ちをほのめかされて、本音を明かさない場合があります。
敏感タイプは、人付き合いがこなれているだけに「駆け引き」や「様子見」の目的があるかもしれません。
一方の鈍感タイプは、「動揺」するがゆえに。とりあえず平静を保とうとする可能性があります。
いずれにしても、好きという気持ちをほのめかされることを、うれしく思っているのか、迷惑に思っているのかが、すぐには判断がつきません。この場合は、突っ込んだアピールはせず、態度や表情だけで好感を持っていることを表現し続けましょう。
しばらく、遠回しの好意をあらわし続ければ、彼の言動に何かしらの反応が見えてくるはずです。
「ほのめかし」は、一度したからすぐに結果が出る、というものではないので、彼のタイプと反応を慎重に見ながら、ゆっくり試すと良さそうです。
Written by 岡崎咲