暑がりって、何かと損しがちだと思いませんか?
普通の人が涼しいと思える気候なのに、1人だけじんわりと背中や額に汗して周囲に「どうしたの?」と心配されたり。
電車の中で一人だけ顔を赤くして何度も額をハンカチで拭ったり。
ひどい場合になると、冬場でもちょっと歩いただけで体が暑くなってしまい、厚着したのに道すがらで上着を脱いでしまうこともあります。
寒がりもそれなりに日常生活を送るうえで弊害を感じるものですが、やっぱりどちらかと言えば暑がりさんの方が、いろいろと苦労しているはず。
というか、僕も日本で指折りの暑がり。
これからの時期って建物の中も公共交通機関の中も温かくなっていますが、あれが本当に地獄のように思えます。
とにかく自分だけ暑い暑いと感じているので、周囲にはほとんど理解してもらえない苦しみを背負っています。
基本的には男性のほうが基礎体温が高いため、それにならって男性の方が女性よりも暑がりさんの比率は多いのですが、それでも女性にだって結構な暑がりはいるものです。
女性の暑がりは結構深刻。
なんたって女性は化粧をしますからね。
年中暑い思いをしていると、せっかくのお化粧が汗や脂で崩れてしまいます。
そこで今回は、暑がりな方がそもそも根本的なところでその原因をとりのぞくための方法をいくつか挙げてみたいと思います。
暑がりさんって、背中や顔から一年中汗を滲ませがち。
普通の体質の人といっしょにいると、この体調の違いはかなり目立ってしまうものです。
あまりに顔、頭など局所的に汗をかくという場合は、それ以外の汗腺が十分に機能していない可能性も考えられるようです。
で、汗腺をしっかり動かすには、適度な運動をすることが一番なのだとか。
全身運動によっていまいちちゃんと動いていない汗腺をしっかり開かせ、全身でくまなく体温調節を可能にする体質を作りましょう。
あわせて、どうせ運動をするのなら、バランスの良い食事もしておけば、より健康的な体づくりができるでしょう。
意外と盲点なのが、体質的に暑がりでもなんでもない人が、何故か暑がりの人と同じような状態を経験することがあるということです。
中にはそれが常態化して、自分がいつの間にか暑がりになってしまったと感じる人も……。
ところが実際には、その原因が精神的な部分にあるということも。
これを精神性汗といいます。
この症状、主にプレッシャーを感じる物事にぶち当たった時に発症するもので、額、腋、足の裏などに多量の汗をかくという特徴があります。
精神的な要因で起きる症状なので、自分のプレッシャー、トラウマとしっかり向き合う必要があるのが対処のしにくいところです。
いかがだったでしょうか。
改善できるものであれば、暑がり体質ともさっさとおさらばしたいところです。
原因は千差万別。
自分が暑がりになってしまった理由については、よくよく思案するしかないのが実情ですが、原因というものはどこかにあるもの。
たとえば毛髪の量が多い場合、それだけでも普通の毛量の人よりもかなり体感温度は高くなるという話もあるようです。
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