「性格ブスおばさん」という言葉を聞いて、ドキッとする40代女性も多いのでは? とはいえ、年齢を重ねると陥りがちな言動のパターンがあるのもまた事実。この記事では、40代女性だからこそ気をつけたい「性格ブスおばさん」の特徴と対策を紹介します。
「わたしはまだ大丈夫」と思っていても、「性格ブスおばさん」の種は誰の中にも眠っています。ここでは、自分自身を客観的に見るヒントとして、「性格ブスおばさん予備軍」の特徴を紹介します。
恋人ができた職場の後輩に「今度は長続きするといいね」
昇進が決まった友人に「でも大変になっちゃうよね〜」
そんなふうに、人の幸せ話につい水を差してしまうことはありませんか?
人生経験からくる心配や共感も、行き過ぎるのはNG。相手の嬉しさや高揚感を一瞬で冷ましてしまうばかりか、「嫉妬してるのでは?」との誤解を招いてしまいます。
幸せな話をきいたなら、まずは「おめでとう!」「それすごいね!」と、相手の幸せを喜ぶ姿勢を見せること。そのあとで「何かあったら相談してね」と付け加えれば、心配や懸念も自然な形で伝わります。
飲み会で後輩に「わたしも若い頃はモテたんだから」と過去の栄光を語るのも、「性格ブスおばさん」の特徴のひとつ。
年齢を重ねるごとに失っていく自信を、過去の栄光で埋め合わせようとしてしまいます。
とはいえ、大切なのは現在の自分自身。過去の栄光を引き合いに出すほど、周囲には「充実していない人」という印象を与えてしまうことに……。
そんな事態を避けるには、心から楽しめる趣味などを見つけ、現在進行形の話題を増やすことが大切。
過去と比較するのではなく、今の自分にフォーカスする習慣が、イキイキとした印象につながります。
良くも悪くも人間関係に慣れてくる40代。「言わなくてもわかるはず」との甘えから、「ありがとう」「ごめんね」などのコミュニケーションがおざなりになってしまう人も少なくありません。
しかし、感謝や謝罪の言葉は、関係性をスムーズにする潤滑油。「ありがとう」「助かったよ」「ごめんね」の一言は、周囲との関係性に大きな差をつけます。
特に、年下の人に対しても丁寧な言葉を使える人は、年齢に関わらず「品がある」と感じられるもの。
どんな「当然のコミュニケーション」も、「口にしなければ伝わらない」ことを忘れずにいましょう。
40代という年齢は、若さゆえの魅力から、経験や余裕がかもし出す魅力へと移行するタイミング。肩の力を抜いて自分らしい魅力を引き出していくためには、いったいどうしたらよいのでしょうか。
40代ともなると、「若く見られたい」と焦る人よりも、落ち着いて振る舞える人のほうが魅力的。
若さや容姿で勝負することは難しくなりますが、だからこそ、個人の内面の魅力がより一層引き立ちます。
慌てない・焦らない・比べない。経験から来る落ち着きや包容力は、若さだけでは決して手に入らないもの。
人の心に寄り添い、受け入れる心の余裕を持った大人の女性は、誰からも愛される存在です。
40代を迎え、女性としての魅力に自信を失うと、一気に自虐へ走る女性もいます。
とはいえ、行き過ぎた謙遜や自虐は場の空気を悪くする原因に。
「どうせわたしなんておばさんだし……」「あの子はわたしと違って若いから……」などは、聞いてる方も反応に困ります。
相手の性格によっては、「フォローしなくては」とプレッシャーを感じてしまい、会話そのものを苦痛に感じることも。
大切なのは、誰に対しても「フラット」な感覚を保つこと。自分も人も、必要以上に褒めたりけなしたりせず、ありのままを受け入れる「受容」の姿勢が周囲からの信頼につながります。
どんなに気を付けていても、つい人の幸せに水を差す発言をしてしまったり、過去の栄光や武勇伝を口にしてしまったりがあるかもしれません。
そんなときは、すぐに自分自身へツッコミを入れられると、相手への悪印象を相殺することができます。
「ゴメン!余計なこと言った!」「おばさんくさいよね、恥ずかしい……」と、すかさず口にできると、自分自身はもちろん、周囲も救われます。
40代になると、若い世代との会話で相手に世代間ギャップを感じさせてしまうことも増えますが、「あ、今のはナシだな」と気づき、反省できる人は誰にとっても魅力的。
むしろ、常に完璧でいる人よりも、ちょっとツッコミどころがある人の方が愛され度は高いはず。
40代という年齢は、若さゆえの魅力から脱皮して新たな魅力を開花させる、女性として大きなチャンスの時期です。
大切なのは、自分の言動を客観視する姿勢を忘れないこと。
人の幸せに水を差していないか、過去の栄光に頼りすぎていないか、「ありがとう」「ごめんね」の言葉を忘れていないか……自分を振り返ることを忘れなければ、今のあなただからこその大人の魅力が自然とかもし出されるはず。
若さに執着するのではなく、豊かな経験と包容力で周囲を温かく包み込める、そんな「愛される大人の女性」を目指しましょう!
Written by やまだうめ