子どもが成人した後、夫婦関係に変化が起きるかが気になる人は多いとか。「ずっとこの先も変わらない2人でいられる」と断言できる家庭は少なく、「どうなるかわからない」と不安を感じるケースが大半です。
今回は子どもが大きくなり、夫婦関係がどうなったのかを調査!
そして仲睦まじい2人でいるためのコツも後半でご紹介しますので、円満な家庭を保ちたいあなたは要チェックです。
周りに先輩ママ&パパさんがいないと、子供が成人した後の夫婦関係について詳しく知る機会がないと思います。
仮に年上の知り合いに囲まれていたとしても、あまり仲が良くないと突っ込んだ部分は聞けず、関係が険悪になった話ばかり聞かされていたら「そうなるものなんだ」と勘違いしがちに。
必ずしも仲が悪くなることはなく、夫婦の形は本当に人それぞれのようですよ。まずは調査結果を一緒に見ていきましょう!
意外にも(?)多かったのが、関係に変化が起きないケース。子どもの成長に影響されることなく、良くも悪くもそのままである家庭は少なくないのだとか。
この場合、夫婦の関係はもともと仲良しか、すでに冷え切っているかのどちらかです(苦笑)
早い段階で関係がきっちり出来上がっていて、尚且つ揺るがないと、特にこれといった変化が起きないのでしょうね。
子どもを中心とした生活を続けていた家庭は、ちょっぴり関係が希薄になりやすいそう。なぜならいつ何時でも子ども優先だと、夫婦間のコミュニケーションが減ってしまうからです。
子供が巣立ち、ポツンと2人だけになった時「何を話していいかわからなくなった」なんて意見もありました。
常に子どもを挟みがちだった夫婦ほど「2人での会話」をしていないため、きっかけがないと話題が作れないのでしょう。
一緒にどこかへ出掛ける機会もめっきり減ったら、関係が希薄になるのは明白です。
中には“希薄”どころか、仲が悪くなるケースも少なくはありません。今まで子どものお陰でなんとか成り立っていた関係が、2人になった瞬間崩れるのも起きがちな現象ですから……。
子どもが巣立ち、2人で過ごす時間が増える→さらに仲良くなるパターンもありました!
これはとても喜ばしいことですよね。再度距離が縮まって、愛が再熱するのは誰もが憧れてしまう羨ましいケースです。
若い頃と“仲良し”の感覚は違うと思いますが、アツアツラブラブでなくても楽しいのは一緒。
歳を取ったからこそ見えてくるものもあり、それが夫婦の関係をより良好にするのかもしれません。
昔はできなかったような話題で盛り上がったり、新しい視点でパートナーを見られたり。
子どもが成人したことで相手を見直す(=惚れ直す)きっかけが作れたら、以前よりもっと仲が深まるでしょう。
子供が成人してから関係が希薄になってしまうなど、悲惨な事態は誰もが避けたいはず。
生涯を共にするパートナーなのだから「子どもが成人したら離婚しましょう」と決めている夫婦でない限りは、仲良くいられるような努力をするべきです。
接触する機会が減れば、心の距離が遠ざかるのは当然です。
一緒にご飯を食べても無言、おかえりやただいまも言わず、完全なルームシェア状態になると関係の修復が難しくなるため、必ずコミュニケーションを取りましょう。
大事なのは2人の会話。全てを細かく報告する必要はありませんが、何気ないことを話せるフランクさが夫婦関係を良好に保つコツですね。
カップル時代のように毎週末デートへ行くとか、たまには遠出をするなど変化をつけるのが大切。
新鮮な刺激があると毎日の生活も楽しくなり、パートナーの見方も変わるものですよ!
成人後も甲斐甲斐しく子どもの世話をするのは×!
子どもが自立しなくなるだけではなく、より夫婦の時間がなくなって関係が希薄になる恐れがあります。
もう大人なのですからそれぞれが自由にしつつ、子供>自分たちに傾き過ぎないようにしましょう。
関係が希薄、または悪化する夫婦は子どもを盾にしがち。常に間に誰かを入れるから話がややこしくなる…… なんてことも多いため、2人の大切な宝物を犠牲にするのはやめたほうがいいですね。
夫婦は夫婦、子どもは子どもなので、成人後はもう別物と捉えてください。
この考えが身につけば、「息子が」「娘が」を主語にせず済み、夫婦でしっかりと向き合う時間を作れると思います。
お弁当を作らなくていい、洗濯物が減る、学校行事にもう参加しなくていいなど、子どもが成人すればラクになる部分は多いと思います。
肩の荷をおろし、2人が自由になれる時間を設けるとちょうどいい距離感の夫婦関係が築けるのでオススメ。
反対に、「子どもが巣立ったのに家事を頑張り過ぎる妻」や、「仕事以外やることがない夫」になってしまうとイライラが募ります。
イライラする→残された2人で喧嘩する→関係崩壊になると、自分たちの老後も心配ではないですか?
子育てがひと段落したら、ある程度は好きにして構いません。いつまでもお父さん・お母さんの意識でいなくても大丈夫ですから、のびのびと暮らしましょう。ストレスのない生活が、2人に毎日を穏やかに保つ秘訣です。
仲が良ければずっと“最高のパートナー”、愛が冷めていれば“同居人”のような形になるのが夫婦というもの。
後者になりたい人たちなんていませんよね。だからこそ良好に保てるような意識を働かせましょう。
お互い結婚をしたのですから、関係は心掛け次第で変化が起きます。子どもの成人後も仲睦まじく、幸せな2人でいられるように工夫をしてみてくださいね。
Written by たかなし亜妖