よく目にする漢字の読み、それ本当に合っていますか? 当たり前に読んでいる漢字も、もしかすると読み間違えているかもしれません。
また日本には、読み方が難しい難解漢字がたくさんあります。
そこでここでは、読み間違えが多い漢字と読めたらすごい難解漢字についてご紹介します。
日常でよく目にする漢字でも、意外に読み方を間違えていることは多いです。
まずは、読み間違えている人が多い漢字についてご紹介します。
①一段落
②年俸
③早急
④漸く
⑤貼付
⑥愛猫
⑦続柄
⑧帰省
⑨依存
⑩御用達
あなたはいくつ読めますか。それでは次で解答を見てみましょう。
ではさっそく、解答を見てみましょう。
①いちだんらく
「ひとだんらく」と言い間違えられやすいこちら。「一」の読み方に迷う人が多いようです。
②ねんぽう
「ねんぼう」と読まれることが多い漢字です。プロ野球の選手の契約更改の時期によく聞きますよね。
③さっきゅう
これは「そうきゅう」と読む人が多く、さっきゅうと読める人は少ないです。正しく読めたら鼻高々かもしれません。
④ようや(く)
「しばらく」と読みがちですが、正解は「ようやく」。会話の中でよく口にする言葉ですが、漢字で書くと難しいですね。
⑤ちょうふ
「てんぷ(添付)」と読み間違えられることが多い漢字です。同じく「付」がつくので似ている印象ですね。
⑥あいびょう
「猫」を「びょう」と読むことを知らない人は多く、ほとんどの人は「あいねこ」と読んでしまいます。
⑦つづきがら
こちらは「ぞくがら」と読まれがち。送りがながないので、一文字だけで「つづき」と読むとは思わないという人が多いようです。
⑧きせい
「きしょう」ではありません。「省」をしょうと読み間違えてしまうのは、日本の省庁が「〇〇省(しょう)」と読むからかもしれません。
⑨いそん、いぞん
これは、「いそん」も「いぞん」もどちらも正解。
一昔前までは「いそん」が正しい読み方でしたが、NHKでは2014年以降「いぞん」の表記を優先するようにかえられ、今では「いぞん」が一般的です。
⑩ごようたし
「ごようたつ」と間違えられることが多い漢字です。
「達」という漢字を「たし」と読むことがなかなか少ないので、読めない人が多いのかもしれません。
さてあなたは、何問正解していましたか?
①絨毯
②欠伸
③俎
④扨措
⑤顰蹙
⑥牛蒡
⑦鹿尾菜
⑧抽斗
⑨羊駱駝
⑩海驢
①じゅうたん
家具屋さんなどでよく見かけるので、知っている人も多いかもしれません。読めるという人はいても、書くのは難しい漢字です。
②あくび
有名な難読漢字です。「欠」という漢字は、人が大きく口を開けている様子を表します。
③まないた
普段は「まな板」と表記されることが多いですが、一文字で書くと「俎」となります。
この漢字はへんが肉、つくりが台を表し、昔、神聖なものを生贄として捧げるために使われたことからこのようになったそうです。
④さておき
会話の中でよく出てくる「さておき」には、実は漢字があったんです。
漢字は中国から入ってきたものですが、「扨」という字は日本で生まれた漢字です。
前に述べた事柄を認める意味があり、「それは、そのままにおいといて」ということを表します。
⑤ひんしゅく
「ひんしゅくを買う」とはよく言いますが、漢字で書くのは難しいんですね。
「顰」という字は顔をしかめてシワがよる様子、「蹙」には、眉をひそめる様子を表すと言われ、同じような意味の漢字が連なっています。
良識に反する行動をして人から反感を買うという意味があります。
⑥ごぼう
ごぼうという漢字には「牛」という字が使われます。
これは、中国で大きな草木を表すものを「牛」ということからきており、地中深く、長く成長するからこの字が当てられたのだそうです。
⑦ひじき
ひじきは、普段ひらがなで表記されることが多いので、漢字を見たことがない人が大半かもしれません。
⑧ひきだし
机やタンスなどの「ひきだし」を表します。また、銀行からお金をおろすときに「抽きだす」と使われることがあります。
⑨アルパカ
「羊」と「駱駝(らくだ)」を合わせてアルパカと読みます。
アルパカに「羊」とつくのは、もこもこした見た目や体毛がいろいろと利用されていることなど、羊と似ているからだそうですよ。
⑩あしか
「海」に棲む「驢(ロバ)」と表されます。あしかは他に「海馬」と書かれることもあるそうです。
あなたは何問わかりましたか?
いろいろな漢字を知ることは、教養を養うことになります。知識が豊富な人は、奥行きが深いように思えて素敵ですよね。
また、日頃使っている漢字の読み間違いも、結構多くの人がしています。
読み間違えたままだと恥ずかしい思いをすることがあるので、この機会に改めて勉強しなおしてみるのもいいかもしれません。
Written by さあや