世の中には、恋愛感情を悪用する「恋愛詐欺師」が存在します。
「そんな自分が引っ掛かるわけない」と思っていない人ほど、引っ掛かりやすいと言われているので皆さん要注意です。
今回は、恋愛詐欺師がどのような手口で人を騙すのか、その特徴について説明します。
恋愛詐欺師とは言葉の通り、恋愛を装い人を騙すことを生業としている人たちです。昔からある、典型的な詐欺行為です。結婚目前で詐欺師であることが判明することが多く、「結婚詐欺師」とも言われています。
彼らの目的はさまざまですが、大半が金銭的な利益を求めて近づいてきます。
恋愛詐欺師は、高度な心理テクニックを持ち合わせているため、一度網にかかるとなかなか逃れられないことが多いです。
「じゃあ、どうすればいいの……」と思うかもしれませんが、手口を事前に知っていれば、詐欺に引っ掛かることなく防ぐことが可能です。
恋愛詐欺師が最初に使う手口が、会話で相手を誘惑することです。
出会った当初は相手にも警戒されやすいため、会話の中で相手の信頼感を得ようとしてきます。女性が何を求めているのか短期間で見抜く能力が高いため、相手の欲しい言葉を伝えてきます。
「私のことを理解してくれるのはこの人だけ……」という気持ちが湧いてきたら危険です。相手にハマっている証拠なので、一度冷静になって相手との関係を見直してみましょう。
恋愛詐欺師はよく将来について話をしてきます。女性は結婚を考えて恋愛をする傾向があるため、「将来をしっかり考えてくれる素敵な人」を演じてきます。
徐々に警戒心を解き、次のステップへと進む準備を整えているのです。
ここから恋愛詐欺師が本格的に動き始めます。「緊急事態が発生した!」と連絡をしてきて、一時的にお金を借りたいと伝えてきます。
よく使われるのが、突然の事故や家族の急病などです。急いでお金を用意しなければならない状を作りだし、緊急性に乗じてお金を借ります。
こういった緊急事態を利用して、お金を借りる手口は特に危険ですので注意してください。
恋愛詐欺師は、友人や家族を巻き込むことで自分の信用度を一気に上げてきます。相手が「こんなに信用されているなら大丈夫だろう」と思い込ませるよう仕向けるのです。
よく利用される手口として、結婚詐欺師側の友人や家族に自身を紹介してもらい、その後「君のことを気に入っていたよ」と伝えてきます。
自分を認めてもらえた嬉しさから、信用に繋がります。
最後に、恋愛詐欺師が成功した証として、突然連絡が途絶えます。これが最も心を痛める瞬間かもしれません。すべての計画が成功した後で、恋愛詐欺師はあなたの前から姿を消すのです。ここでやっと「自分は詐欺に遭ったんだ……」と気づくケースが多いです。
恋愛詐欺師は、自分自身のプライバシーについてはかなり警戒しています。
信頼関係が深まっても、過去や家族、友人について何も話さないときは、何かしら隠し事があるか、または不正な目的で接近してきている可能性があります。
一方で、相手のプライバシーには積極的に聞き出そうとする傾向があります。家族や過去、仕事について細かく質問してくるケースが多いです。
特に、財産や人間関係について探る行動は、将来的にその情報を悪用する可能性があるので気をつけてください。
社交的で人当たりが良いので、パーティーや集まりでは多くの人と親しげに話します。ですが、その多くがビジネス関係や何らかの目的を持っての接触である場合が多いです。一見すると多くの友達がいるように見えても、関係が深いわけではありません。
表面的な付き合いが目立つ人には注意が必要です。社交的な場所をうまく利用して、より多くのターゲットに接触する機会を増やしている可能性があります。
お金騙し取ることを目的に恋愛詐欺をしてくる男性が多いので、ハイブランド品を持っていることはよくあります。
新型のスポーツカー、高級ブランドのバッグや時計など、目を引くようなアイテムでアピールしてくることが多いです。「成功している」「安定している」という印象を与えることができるので、引っ掛かりやすいポイントです。
ハイブランド品について、全て本物かどうかは別問題です。レンタルや偽物の品を使って見せかけることもあります。
初対面はとても愛想が良く、短期間で信頼を築き上げることが多いです。女性からすると「運命の人」に出会ったかのように錯覚するほどです。
ですが、付き合ったとたんに、態度が変わったと感じたら危険かもしれません。
「自分に依存した状態」にすることが目的の可能性があり、目的が達成されたために、最高の男を演じる必要がなくなったという場合があります。
恋愛詐欺師には様々な特徴と手口があります。共通して言えることは、自分の目的を達成するためには手段を選ばないということです。
どんなに魅力的な人でも、何か違和感を感じたらその人が本当に信頼できるのか疑問を持つことが大切です。
自分で判断するのが怖い場合は、友人といった第三者に相談してみることをおすすめします。
Written by KOIGAKU