無意識のうちに人を傷つけているかも…相手を傷つけない伝え方4選

悪気がなくても人を傷つけてしまったり、無意識に傷つけられてしまったりすることってありますよね。言い方によってはトラウマや自信喪失につながってしまうことも少なくありません。傷つけるつもりがないことから、傷つけたことに気付いていない人もいるでしょう。

今回は、無意識に言ってしまいがちな「最悪の言葉」や、人を傷つけない言い方&伝え方についてご紹介します。

今まで人に言ってしまった、言われてしまった最悪の言葉は?

まずは、無意識に言ってしまいがちな最悪の言葉についてご紹介します。

「普通は~」

誰もがついつい言ってしまいがちな「普通は~」という言葉。それほど気にならないことはあっても、本当に悩んでいたり悲しんでいたりする時に使われると、傷ついてしまう言葉の1つです。

例えば、お店で洋服選びに悩んでいる時「普通こっちでしょ!」と何気なく言われたとします。2択で悩んでいた場合「もう片方も魅力的だと思っている自分は普通ではないのか」と、ショックを受けてしまうのです。

深い意味はなくても、普通という言葉1つだけで心に深い傷を負ってしまう人は少なくありません。「~ちゃんなら、こっちが似合うと思うな!」や「トレンドはこっちだよ!」などの伝え方が理想的です。

「~すればよかった」

心の中で「~すればよかった」と後悔することはよくありますが、誰かといる時にこの言葉を使うのはNGです。

例えば、友達とのランチで洋食屋さんと和食屋さんで悩み、洋食屋さんに決めた時。好みのメニューがなかったり提供が遅かったりして「和食屋さんにすればよかった!」と口にしてしまうこともあるのでは?

一緒にいる友達が洋食屋さんで満足していた場合、責められている気分になってしまうのです。自分にその気がなくても、相手が落ち込んでしまう可能性があるので「~すればよかった」発言は控えた方が良いでしょう。

言い換えるなら、「次は和食屋さんに行こうね」「今からでも和食屋さんに変えない?」などの伝え方がおすすめです。

「気の持ちようだよ」

辛さを相談した時に返ってくる「気の持ちようだよ」という言葉は、時に人間関係を壊してしまうほど危険な言葉なんです。風邪ではないけど体がだるい、今までのように笑って話せないなど、体や心の変化はかなりのストレスになります。

気持ちの問題というと、「自分が切り替えられないから悪い」という解釈になってしまうため、結局相手を責める言葉になり得ます。

ほとんどの人は色々な解決法を試し、どうしようもない時に相談することが多いはずです。「勇気をもって相談したことがその一言で解決できると思われている」という事実は、相手に深い傷を負わせるでしょう。

「気分転換に出かけてみるのはどう?」「面白いアニメを紹介するよ!」など、気分を上げることに協力すると、傷つけずに前を向かせてあげられますよ。

人を傷つけない言い方&伝え方

「気の持ちようだよ」

では、人を傷つけない言い方&伝え方にはどんなものがあるのでしょうか? ここでは、無意識に傷つけないためのポイントをご紹介します。

否定から入らない

何でもかんでも否定から入り、嫌われている人って多いですよね。避けられてしまう理由は、やはり「否定されて傷つきたくないから」です。異なる意見を持っていても、最初から否定の言葉を使うのではなく、まずは相手の話をしっかりと理解しましょう。

条件反射で否定しないように意識するだけで、冷静に話を聞ける・伝えられるというメリットにつながります。

相手の意見を受け入れる

自分の意見を何とか通そうとすると、どうしても言い方がキツくなってしまい、相手を傷つける可能性があります。自分の意見を受け入れてほしい時こそ、相手の意見を一旦受け入れるようにしてみてください。

「そういう意見もあるんだね、でも私は~した方が良いと思う」など、受け入れる姿勢を見せることで、相手を傷つけずに伝えられます。

決めつけない

相手を決めつけるような言い方も、傷つけてしまうNGな言い方。「これを間違えたから、あれも間違えているんじゃない?」という言い方は、相手に失礼な上、必要以上に責めてしまうことになります。その言い方から自信をなくし、さらなるミスにつながってしまうことも。

「一緒に確認してみよう!」「念のため確認しておいてね」という言い方にするだけで、物腰が柔らかくなり、相手を傷つけずに済みます。

相手の立場に立って話す

自分が言われたら傷つくこと、自分がその立場の時に言われたいことなどを想像しながら話すことで、相手を傷つけずに伝えられます。相手に寄り添う姿勢を見せることで、例えキツイ言い方になってしまっても、「想ってくれているんだな」と感じてもらえることが多いです。

言い方を気を付けることで傷つく言葉を避けるだけでなく、相手の気持ちを理解し、一生懸命慰めようとする姿を見せるのも、傷つけない伝え方をする上で欠かせません。

おわりに

相手の立場に立って話す

今回は、人を傷つける言葉、傷つけない言い方&伝え方についてご紹介しました。普段から使っている言葉の中には、人を傷つけてしまうものも多くあります。

無意識の内に傷つけないようにするためにも、相手の立場に立って伝えたり、否定から入らないようにしたりすることが大切です。今回ご紹介した言い方&伝え方を参考にして、話し方を改めてみてくださいね!

Written by 早紀

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