『結婚』というと、『=幸せ』とのイメージをもたれがちですが、中には結婚に向かないタイプの女性もいます。「わたし、独身の方が幸せだったかも」「結婚するんじゃなかった……」そんな後悔をすることのないように、独身の方が幸せな人の特徴をチェックしていきましょう!
幸福についての価値観は、人によって違います。一般的には幸せと考えられている結婚も、すべての人にとってよい選択肢とはいえません。
では、結婚が幸せに結びつかない人、すなわち独身の方が幸せな人とはどのようなタイプの人なのでしょうか? 自分自身の傾向を知るためのヒントとしてチェックしていきましょう。
誰であれ、1人で過ごす時間を持つことは必要です。とはいえ、この度合いが行き過ぎてしまうタイプの人は、結婚には向きません。
お互いに自宅を持ち、会いたいタイミングで会える恋人とは異なり、夫婦は基本的に同居して毎日顔を合わせます。恋人だったころのように、1人で過ごす時間を自由に持つことはできません。
たとえば、「週末は静かに読書をしたい」「1人で買い物へ行きたい」「好きなだけ眠りたい」といった、独身時代であれば何でもなかった願望も、結婚すればかなえにくくなるのが一般的です。
もしも、「独身時代と同じように、好きなときに1人の時間が欲しい」と考えるなら、結婚生活はストレスの多いものとなるでしょう。
『1人の時間が生活のベースになっている人』『1人の時間をいつでも自由に持ちたいと考える人』は、独身の方が幸せな人といえます。
時間の使い方や選ぶ日用品など、生活全般において何かとこだわりの強い人も、独身の方が幸せなタイプです。
結婚生活は、違う場所・違う環境で育った2人の共同生活です。使う洗剤・休日の過ごし方・掃除の頻度や方法・インテリアの趣味など、普段は意識しないような日常のささいなポイントも、お互いに理解し、すり合わせなければなりません。
それにもかかわらず、自分のライフスタイルに固執してしまった場合、相手は強い不満やストレスを感じてしまいます。ネガティブな感情が積もり積もった結果、別れを選ぶ可能性も否定できません。
夫婦仲がよく、幸せを感じられる結婚生活を送っている人は、こだわりをじょうずにコントロールし、必要に応じて相手に合わせることができる人なのです。
個人差はありますが、夫婦間の激しい恋愛感情は永遠に続くものではありません。一緒の時間を長く過ごす中で、穏やかな家族愛へと変化していくのが一般的です。
包容力と信頼とで成り立つ家族愛は、ある意味結婚の醍醐味ともいえるものです。しかし、常に恋愛を求めるタイプの人は、家族愛では満足できません。「恋愛感情を抱けなくなったから」と離婚を考えたり、人によっては結婚生活は続けたまま、別の相手と恋愛を楽しもうとしたりするでしょう。
いずれにせよ、常に恋愛がしたい人の結婚は、高い確率で配偶者をひどく傷つけます。万が一のとき、社会的な信用や身近な人の信頼を失うリスクを考えても、結婚するよりも独身の方が幸せといえるでしょう。
一般的に、結婚をすると、独身時代に比べて自由に使えるお金が減ります。家計への支出はもちろんのこと、子どもを持つことを考えるなら、養育や教育にまとまったお金を用意しなければなりません。
どちらか一方、もしくは双方に十分な収入があり、支出が気にならないといったケースであれば問題ありませんが、そうでない場合、独身のころのようなお金の使い方はできないと考える必要があります。
そんな現実に対し、お金を自由に使いたい人の多くは不満を感じずにいられません。「どうして自分で稼いだお金を自分の自由に使えないんだろう」「ずっとこんな生活が続くんだろうか」と、結婚を後悔する可能性が高いでしょう。
お金を自由に使いたい人は、独身のまま自分の収入をやりくりする方が幸せかもしれません。
どんなにライフスタイルや価値観が違う2人でも、お互いに譲歩し合える関係であれば結婚生活は円満かつ安定します。しかし、どちらかが自分のペースを変えられない人である場合、配偶者は我慢を強いられ続けることになり、円満な夫婦生活とはなりません。
強い恋愛感情があるうちはそれでもよいかもしれませんが、いずれは配偶者が「どうして自分ばかりが折れなければいけないんだろう」と、関係のいびつさに気付く日がくるでしょう。
共同生活に向かないという点で、自分のペースを変えられない人は独身の方が幸せといえそうです。
『1人の時間を極端に大切にする人』『こだわりが強い人』など、世の中には結婚に不向きで、独身のままの方が幸せになりやすい人もいます。
本来、独身のままの方が幸せになれるはずの人が、無理に結婚をした場合、自分自身はもちろんのこと、配偶者を深く傷つけることになりかねません。
「もしかして、わたしは結婚に向いていないタイプなのかもしれない」と感じたら、世間体や常識からいったん距離を置き、本当の幸せのために必要なものを整理してみるのがおすすめです。
Written by やまだうめ