大抵の人は仕事をするとき、「他人に迷惑を掛けないように努力しよう」と考えていることでしょう。しかし、どれだけ真面目に取り組んだとしても、時にはミスや失敗をしてしまうことがあります。
この時、ミスをどのように対処するか、どのような態度を取るのかで、相手が受ける印象は大きく変わります。
今回の記事では、仕事でミスをした時でも好感を得られる態度についてご紹介します。「社会人としての最低限のマナーを知っておきたい」「仕事で失敗をした時どうすればいいのか分からない」という方は、ぜひ参考にしてみてください。
仕事でミスをしてしまった時、真っ先に考えるのは「取引先や上司・同僚に迷惑を掛けてしまう」ということでしょう。
ミスや失敗は誰にでも起こり得ることですが、その後のあなたの態度次第でそのミスに対する印象やあなた自身への信頼度が変わってきます。
では、仕事でミスをした時でも好感を得られる態度について早速ご紹介していきます!
仕事でミスが発生したら、とにかくまずは謝罪です。
ここで言い訳をしたり、誰かのせいにしたりするとなおさら印象が悪くなります。まずはミスをしてしまったことをしっかりと反省し、相手に対して誠意を見せるようにしましょう。
謝罪をしたら、次に内容についての報告を行います。
ミスや失敗はあなただけの問題ではありません。会社は一つの組織として動いています。周囲の人にこれ以上の迷惑が掛からないようきちんとした説明が必要です。
ミスや失敗の内容が周囲に早く伝われば、組織として次のアクションを起こしやすくなります。
いくら誠意を持って謝罪したとしても、ミスや失敗を何度も繰り返していてはどうしても印象が悪くなります。
ミスを繰り返さないために、「どうしてミスをしてしまったのか」をしっかり考えましょう。原因の究明こそが、同じ失敗を繰り返さないことに繋がっていくのです。
自分の悪いところに気付ければ成長にもつながります。あなたのそんな姿を見て、周囲の人はきっと評価してくれるでしょう。
ミスや失敗の原因が明らかになったら、同じ失敗を繰り返さないためにも今後の対策についてしっかり考えましょう。
どんなに優秀な人であっても、失敗したことがない人はいません。失敗の経験を乗り越えることで結果を出せているのです。
再発防止策をしっかりと講じて次に繋げていくことが重要です!
ミスに対する早急な対処というのは評価されるものですが、その際のあなたの態度次第でミスの印象やあなたの評価がマイナスになることもあります。
ミスをした時、自分の非を認めずに言い訳をする人がいます。叱られたくないという気持ちから、人は自分を守るための理由を考えてしまいがちです。
しかし、自分の非を認めて謝罪ができない人は、自分を守るどころか立場が悪くなってしまうことも……周囲からの信頼を失くさないためにも、まずは状況を正しく報告し、謝罪するようにしてください。
新入社員や若手社員であれば一度の失敗は許されるでしょう。「好感を得られる態度」でもご紹介した通り、人間は失敗から学ぶものであり、ある意味それはチャンスなのです。
しかし、だからと言って同じ失敗を繰り返すのは絶対にNGです。成長していないと見なされて評価も下がってしまいます。
最初の失敗で学んだことを次に生かして成長していくことが重要です。
自分が原因で周囲の人に迷惑を掛けているにも関わらず、反抗的な態度を取るのも絶対にNGです。
ミスをした時には、上司や取引先の人に注意されたり、叱責されたりすることもあるでしょう。その時に感情的になって対応してしまったら、それはもう逆ギレと見なされます。
反論がある場合は、感情的に話すのではなく、冷静に説明するようにしましょう。
また、泣いたり笑ったりしてミスを誤魔化そうとするのもよくありません。泣いたところでミスが許される訳ではありませんし、笑ってしまえば本当に反省していたとしてもその思いは一切伝わらないでしょう。
素直な態度で非を認めて、誠心誠意謝罪をしましょう。
今回は、仕事でミスをした時でも好感を得られる態度や、逆にNGな態度についてご紹介しました。
仕事における失敗やミスは誰にでも起こり得ることです。この時にどのように対応できるかが重要になってきます。周囲の人からの信用を失くさないためにも、今回の記事を参考に仕事に取り組んでみてくださいね。
Written by 早紀