もしかすると繊細さんかも…繊細すぎる人に共通する特徴4つ

世の中には、人よりも刺激に敏感で繊細な心を持った人が存在しています。繊細すぎる人は、日常生活において苦労や困難が多いものです。皆さんの身の回りにも繊細な心を持つ人がいるのではないでしょうか? そこで今回は、繊細すぎる人の特徴や生きやすいようになるための環境づくりについてご紹介します。

繊細すぎる人とは?

人よりも感覚のアンテナが鋭い繊細な心の持ち主は、生活する上で不便なことも多いですよね。繊細すぎる人は、「HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)」と呼ばれるようなこともあります。

光、音、匂い、対人関係など、あらゆる物事に対し人一倍感受性が強く、刺激を受けやすいのがHSPの特徴です。HSPは病気ではなく、生まれ持った性質・気質のことを言います。

人口の約5人に1人の割合でHSPの特徴に当てはまる人がいると言われており、日本では「繊細さん」「敏感さん」といった名称で呼ばれることもあるようです。

皆さんの身の回りにも繊細さんはいるかもしれませんよ。性格による問題ではないことから、HSPは改善すべき弱点ではないことがわかります。また、周囲の人々もHSPの性質・気質を理解した上で、接していく必要があります。

繊細すぎる人の特徴

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では、繊細すぎる人にはどのような特徴があるのでしょうか?

感受性が豊か

繊細すぎる人の最大の特徴は、他の人よりも感受性が豊かなことです。喜怒哀楽もより強く感じるため、気疲れすることも……。また、感受性が豊かであることから、ドラマや映画などの登場人物に感情移入しやすいのも繊細さんの特徴です。

鋭い観察力を持っている

些細なことが気になるからこそ、変化や違いなどにすぐに気が付きます。鋭い観察力を持つ繊細さんは、相手の表情や話し方などから気持ちを察することができるため、相手をさりげなく気遣うこともできますよ。

普段から様々な物事に対してアンテナを張っていることで、鋭い観察力が身に付くのです。

心配性

繊細さんは物事に対し、様々な可能性を考える傾向にあります。マイナスな方向に考えてしまう癖があるので、日常生活においても不安に感じるようなことが多いです。

不安な気持ちが強いため、自信がないようにも見えます。先のことを考えて不安になったり、心配したりするのも繊細さんの特徴です。

思いやりがある

自身が物事に対して敏感であることから、他の人が同じような思いをしないように接しています。思いやりの心が強く、困っている人を見つけると手を差し伸べられるのが繊細さんです。

相手が不快な思いをせずに済むよう、気を遣いながらコミュニケーションを図れます。しかし、相手に気を遣うあまり、精神的に疲弊することも多々あるようです。

繊細すぎる人が生きやすいようになるために

思いやりがある

人はそれぞれ異なる性質・気質を持って生まれてきます。繊細さんが生きやすいような世の中にするためには、一体どうすれば良いのでしょうか?

性質を理解する

「どうして些細なことが気になるのか」「心が弱い」と自分を責めることがないよう、HSPの性質を理解することが大切です。自身が繊細な心の持ち主であることを自覚することによって、ポジティブな気持ちに切り替えられるようになりますよ。

また、繊細さんが生きやすい環境を作るためには、周囲の人々の協力も必要です。HSPの性質・気質を正しく理解することによって、どのようにコミュニケーションを取れば良いのかわかるようになります。

理解が浅い場合、相手を上手く受け入れられない可能性もありますよね……。しかし、「十人十色」という言葉があるように、世の中には異なる個性を持った人が数多く存在しています。一人ひとりの個性を理解し、お互いに尊重し合うことによって、全ての人が生きやすい環境を作り出せます。

適度な距離を置く

「しんどいな」と感じたら、周りと適度な距離を置くようにしましょう。

無理に誰かといる必要はありません。繊細さんは対人関係におけるストレスにも悩まされやすいため、一人の時間を大切にすることによって、生きやすいと思える環境を作り出せます。

人との距離を置くのは自分の心を守るために必要なことであるため、周囲も理解することが重要ですよ。

また、心理的な距離だけでなく、物理的な距離を置くことも効果的だと言われています。距離感が近いと思った際には、相手と少し距離を取りましょう。

自分を労わる

人一倍外部からの刺激に敏感な繊細さんは、ただ生きているだけでも苦労や困難が多いですよね。そんな時は、自分を労わってあげるようにしてください。

ストレスをため込まないよう、自尊心を回復させましょう。また、繊細であることを劣等感として捉えないようにすることが大切です。

おわりに

自分を労わる

人よりも繊細であることは弱点ではなく、個性なのです。繊細な心を持っていると自覚すれば、今よりも生きやすい環境を見つけられるはずです。

また、繊細であることに限らず、全ての人が生きやすい世の中を作るためには、周囲の理解が必要不可欠です。お互いの個性を尊重し合えるような世の中を目指しましょう。

Written by 早紀

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