彼女が結婚したがっているときに、どのような対応をすれば良いのか悩む人もいるでしょう。いい加減な態度をとってしまうと、関係に亀裂を入れてしまう恐れがあります。
この記事では、主に考えられる理由やとるべき行動について紹介してきますので、参考にしてみてください。
結婚願望が低い傾向にある男性にとって、結婚したがる彼女の様子に疑問を感じる人もいるのではないでしょうか。たとえ好きな気持ちが大きくても、結婚することと結びつかない男性は少なくありません。
彼女が結婚したがる理由には、妊娠や子育てへの年齢的不安や、結婚適齢期になり周囲の結婚が増えたこと、交際期間が長期化したことなどがあげられます。しかし、それ以外の理由も考えられるため、本人にきちんと確認してみましょう。
ここでは、まず彼女が結婚したがるときに考えられる10個の理由について紹介します。
彼女の気持ちを理解しないと、今後の付き合いですれ違いの原因になってしまうこともあります。良い関係を続けるためにも、結婚したがる彼女に対して理解を深めてみましょう。
彼女が結婚したがる理由に、妊娠や子育てに対して年齢的不安がかかわっていることが大きいでしょう。妊娠率は年齢とともに低下し、仮に高齢で妊娠できたとしても、流産や死産、母体のリスクなどが高まります。
厚生労働省が発表している「年齢階級別周産期死亡率」を見ると、45歳以上では20歳代と比べて3倍ほど周産期死亡率・妊産婦死亡率は上昇していることがわかります。
出産が遅くなることで、子育てする年齢も高くなってしまい、体力的に負担が大きくなる点も不安要素でしょう。
そのため、子どもを産みたいけど、高齢で産む場合のリスクが高いことを知っている女性は、少しでも早く結婚したいと伝えてくることがあります。
結婚適齢期になって、周囲の結婚が増えたことも、彼女が結婚したがる背景にあります。政府統計の総合窓口(e-Stat)によると、2019年の平均初婚年齢は、夫31.2歳、妻29.6歳となっています。
この年齢に差し掛かってくると、周りの友人や知人が結婚していく傾向も出てくるため、「この年齢は適齢期なのかな、私も結婚したい」「行き遅れたくない」など、結婚に対して焦りが生まれることがあるでしょう。
出典:人口動態調査 人口動態統計 確定数 婚姻 |政府統計の総合窓口(e-Stat)
交際期間が長期化し、このままの状態でいるのが不安な点も、彼女が結婚したがる理由の1つでしょう。とくに、結婚が恋愛のゴールという考え方を持っている女性の場合、「彼女」という存在でいるだけでは満足しません。「妻」になることを強く希望してきます。
交際期間が継続している状態は、彼女状態が続くだけでは結婚にたどり着けないため、時間を無駄にしているような気持ちになってしまうでしょう。
彼女にとって、現在のパートナーと人生を共にしたい気持ちが強い場合、結婚を強く希望される可能性もあります。結婚できないと、その願望が叶わなくなってしまうため、必死になってしまう人もいるでしょう。
現在自分の両親と住んでいる場合、寿命的に考えて、両親がいつか先に亡くなるのではと考えている人もいます。
この場合、将来的に独りでいることを回避するために、今付き合っている男性と結婚しておきたいと強く希望してくるでしょう。また、結婚が将来的に独りになる不安要素を打ち消してくれると思っているところもあります。
結婚に対して小さい頃から強いあこがれを持っている女性は、結婚したがる傾向が強いでしょう。「お嫁さんになるのが今でも夢」「婚約指輪・結婚指輪に期待している」などと話してくる女性は、結婚願望が強いタイプです。
もともと結婚願望が強いため、付き合っている彼にはすぐに結婚にまつわる話をしたがります。このまますぐに結婚したいと思っている可能性も高いでしょう。
自分の家族を作りたいという女性は、結婚に対して強い気持ちを持っているでしょう。長い間同棲していても、恋人関係のままでは、家族という認識を持ちにくいことがあります。
子どものいる家庭を目的にしている場合、何人欲しいか子どもの人数にもよりますが、妊娠は年齢が高くなると難しくなってくるため、なるべく早く結婚したいと思っている可能性があるでしょう。
将来的に一人で生きていく自信がない女性は、経済的な支えとなる存在として、夫が欲しいと思うことがあるでしょう。
今稼いでいても、歳をとったときに一人では不安に感じることもあります。そのため、結婚して二人で支えあっていけば、経済的な基盤が保てると考えているでしょう。
交際を周囲から反対されていた場合、結婚して幸せになって見返したいと思う反発心から、彼女が意地になって結婚したがっている可能性があります。
周りから祝福されにくい状態だからこそ、情熱的な恋愛感情が燃え上がり、結婚への気持ちが高まっている部分も大きいでしょう。
「この人が運命の相手」「この人以上の存在に出会うことはない」など、今のパートナー以上の人がいないと思ってしまうと、彼女の結婚の意思が強くなります。
この縁を逃したくない気持ちから彼女は必死になってしまい、「いつ結婚してくれるの?」「早く結婚したいな」など、ストレートに急かされてしまうこともあるでしょう。
結婚を強く希望している女性にとって、結婚したがる姿勢を見せたとき彼がどのように感じているか気になる部分は多いのではないでしょうか。次は、彼女が結婚したがるときの男性の心理3つを紹介します。
男性側が結婚を考えていなかった場合、彼女から思いがけない結婚に対する発言を聞くと、驚いてしまうことがあるでしょう。たとえば、付き合って間もない場合や、これまで結婚の話をしてこなかった場合は、予想外の展開と感じます。
しかし、これまで結婚の話をしていなかったのであれば、これを機に結婚を意識してくれることもあります。結婚願望が強い場合、早めに結婚に対する気持ちを彼に伝えておくと良いでしょう。
彼女が結婚したがるとき、結婚観の違いを感じることもあります。結婚観とは、どういう結婚生活を送りたいかという部分です。たとえば、収入や貯蓄など金銭的なこと、お互いの両親のこと、子どもができたときの教育方針などです。
結婚の話を彼女がしてきた場合、交際の中では気にならない価値観も、結婚が絡むと考え方が合わず、彼女との結婚生活は考えられないと思ってしまうことがあるでしょう。
結婚に対して打算的な考え方をする女性もいます。「結婚は好きな人とするより経済力が大事」「孤独な老後生活が嫌だから結婚しておきたい」など、彼女の打算的な結婚願望を知ると、がっかりしてしまうでしょう。
同時に「打算的なところで結婚したいなら、自分が病気で働けなくなったら離婚されるのか」「もっと良い相手が出てきたら、結婚前に乗り換えられるのでは?」などと、不安に感じてしまうこともあるでしょう。
自分も同じように結婚したい気持ちが強ければ良いですが、そうではなかった場合、喧嘩に発展したり、そのときの返答次第で別れる原因になったりすることがあります。
ここでは彼女が結婚したがるときに、自分自身がとる行動について紹介します。結婚の話が出たときは関係が悪くならないよう、適切な行動をとるようにしましょう。
厚生労働省から発表されている「結婚・家族形成に関する意識調査」を見ると、男性は「家族を持ちたい」「好きな人と一緒にいたい」という理由が高いことに対して、女性は結婚したい理由について「子どもが欲しい」という意見が多いことがわかります。
女性は男性と違って、妊娠しやすい年齢があるため、そこを基準にして「子どもは〇歳で産みたいから、結婚は〇歳くらいでしたい」と人生設計する人が多いのでしょう。
意識調査は統計的で20代、30代のデータによるものですが、女性の結婚観を理解しておくと、彼女が結婚したがる理由も見えてくるでしょう。
出典:平成26年度「結婚・家族形成に関する意識調査」報告書|厚生労働省
言動などで彼女が結婚したがっている様子がわかったときは、自分の気持ちをしっかり相手に伝えましょう。
結婚する気がないのにズルズル付き合っていると、彼女にとって結婚相手を見つける大切な時間を奪ってしまっていることにもつながります。そのため、今すぐというわけではない場合でも、結婚する気があるのかどうかをきちんと伝えましょう。
今付き合っている彼女と結婚したいと考えているものの、他にやりたいことがあり、すぐには結婚できない場合は、期限を決めて結婚を待ってもらいましょう。
期限を決めてしまうと、プレッシャーになってしまうこともありますが、彼女から頻繁に結婚を急かされずに済むでしょう。
自分が結婚したい時期を考えてみることも大切です。彼女が結婚したがってきたとき、「自分は〇年後に結婚を考えている」と伝えれば、彼女もそれ以上強く急かしてこなくなるでしょう。
結婚時期を考えず、彼女の希望のままに結婚してしまうと、後で「こんな人生設計じゃなかった」と思ってしまう可能性もあります。一度じっくり考えたうえで、話してみると良いでしょう。
一度、彼女との結婚について真剣に考えてみましょう。普段から彼女が精神的な心の支えになっているか、毎日一緒に過ごして、一緒に歳を重ねていきたいと思うかなど考えてみてください。
「結婚するならこの子しかいない」と思える部分があれば、その日から結婚を意識した付き合いに変えていきましょう。
彼女が結婚したがる理由や、結婚したがる彼女に対してとるべき行動など紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
彼女が結婚に対して強い希望を示してきたとき、結婚願望がそれほど強くなかった場合は、返答に困ってしまうこともあります。このようなときは曖昧な態度で流さず、まずは彼女が結婚したがる理由を聞いて、より良い対応ができるように心がけましょう。
Written by KOIGAKU