恋人同士の頃はラブラブでも、結婚して時間が経つと夫婦仲が冷えてきて…… なんてよく聞く話。でも本当は、結婚後だって愛し愛される関係がずっと続くのが理想的ですよね。当記事では、結婚10年目の筆者が思う、結婚後も夫からずっと変わらず愛され続ける妻の特徴をご紹介します。
まず大前提として、家庭は安心できる、ほっとできる場所でなければなりません。とくに外で気を張って働いて帰ってくる男性は、家では仕事の責任や重圧などの鎧を脱いでリラックスしたいと思うもの。
家で帰りを待つ妻が、一緒にいてほっとできる存在であれば、毎日「早く帰って妻の顔を見たい」と夫が感じるのは当然と言えるでしょう。
逆に、顔を合わせれば文句ばかりで、一緒にいてもほっとできる要素が感じられない妻だったら? おそらく、大抵の夫は「家に帰りたくない」と感じるはずです。
親しき仲にも礼儀ありと言いますが、身近な人間にほど「ありがとう」「ごめんなさい」を言う機会が減ってしまうもの。同じ家に住んでいる夫婦ともなれば、なおのことです。
しかし本来、親しい身内にこそこういった心遣いが必要なのではないでしょうか。だって、ずっと一緒にいる存在なんですから、その分気持ちよくコミュニケーションしたいですよね。
「家族のために仕事を頑張ってくれてありがとう」「ゴミ出しをしてくれてありがとう」「昨日は◯◯ができなくてごめんなさい」などなど、ちょっとしたことでもあっても、あえて口に出して伝えることで夫婦関係がとても良くなります。
長く一緒に生活すると、夫の嫌なところばかりが見えてしまう……妻としてはあるあるだと思います。まあ、夫も同じようなことを感じているかもしれませんが。
とはいえ、「だからあなたはダメなのよ」「どうせできないだろうけど」なんて、夫に対してネガティブな言葉ばかりをぶつけていたら、関係性は悪化するばかりです。
男性でも女性でも、他人から褒められたり尊敬されたりして嫌な気持ちになる人はいないもの。もっとも身近な存在であるパートナーからの言葉であればなおさら。
周りの夫婦を見ても、夫を上手に立てている妻と夫との関係性は良好です。
結婚生活が長くなり、とくに子どもができると女性はぐんと強くなります。すると、恋人同士の頃は自然としていたはずの「甘える」という行為が、どんどんできなくなっていくんです。
それは「今さら夫に甘えるのは恥ずかしい」という気持ちかもしれないし、「自分でやった方が効率がいいし早い」からかもしれません。とにかく理由はどうあれ、妻は夫に甘えることをやめてしまいます。
しかし男性は、やっぱり女性から甘えられると嬉しいもの。それが大切な妻からであれば尚更でしょう。
結婚してもいつまでも愛される妻たちを見ていると、要所要所でうまーく夫に甘えています。もちろん甘えた後は、きちんと笑顔でお礼を言うのも忘れません。
一般的に「夫から愛される妻」というと、料理上手だとかいつまでも身だしなみに気を遣って綺麗だとか、そういった特徴を挙げられることが多いと思います。
それは確かにその通りだと思う反面、突き詰めて考えると夫が望んでいるのは「妻のその人らしさ」ではないかなと感じます。
例えば筆者の場合、結婚前からあまり家事は得意でありませんでしたしそれを明言していました。結婚して10年、「やらなきゃいけないから最低限やる」という程度で、とても料理上手な奥さんとは言えない体たらくですが、それに対して夫から文句を言われたり失望されたりしたことはないです(たぶん)。
また、結婚前からあまり見た目に頓着しなかった友人は結婚後もそのままですが、とにかく気立てがよく夫を心から尊敬しており、おまけに料理も上手。夫婦仲は驚くほど良好です。
これらのことから、筆者の個人的な感覚としては、一般的な「愛される妻」の条件より何より、夫が妻のどこに惹かれて結婚したのか。その「妻らしさ」を失わないことが、長く愛される妻である条件なのではないかなと感じます。
結婚後も夫から愛される妻の特徴を5つピックアップして紹介しました。
これについては大きく2つに分けられると思っていて、1つは「妻としてほっとできる」存在であってほしいこと。仕事をして疲れて家に帰ってきて、毎日喧嘩ばかり…… なんて嫌ですよね。
そしてもう1つは、「恋人として愛らしい」存在でもあってほしいことです。いつまでも綺麗にしていてほしい、甘えてほしい、頼ってほしい。このあたりは男性が恋人に求めることとさほど変わらないですよね。
安心を提供する妻の顔と、ときめきを提供する恋人の顔。これはある意味相反するものなので、同時に求められても…… という気がしないでもないですが、夫から愛される妻を目指すなら、少し意識してみてはいかがでしょうか。
夫の反応が少しずつ変わってくるかもしれません。
Written by 七尾なお