不倫はいけないこととはわかっていても、魔がさして不倫の恋にハマってしまいそうになる瞬間はあるものです。「不倫したい!」と思っても、そこで踏みとどまれれば、道を踏み外すことはありません。しかし、誘惑に負けてしまったら、そこから苦しい恋が始まっていってしまいます。では、どんな瞬間に、人は「不倫したい!」と思ってしまうのでしょうか。具体例をあげていきたいと思います。
付き合っている恋人とケンカをしたときに、既婚者から優しくされたりしたら、その魅力にハマってしまうかもしれません。つまらないことですぐ怒る恋人よりも、心にゆとりがある既婚者のほうが頼もしく見えてしまう可能性はあります。結婚生活を続けるにはエネルギーが入ります。
また、寛容な心も必要です。結婚生活を経て人は磨かれていくと言っても過言ではないでしょう。そのため、独身の異性よりも、既婚異性のほうが人柄が良いように見えてしまうのが常なのです。恋人とケンカをしたタイミングで、心の広い既婚者と出会ってしまったら、いけない恋の誘惑に勝てないかもしれません。
仕事にミスはつきものです。とはいえ、ミスをしたら周りに迷惑をかけてしまうかもしれませんし、大きな損害を与えてしまうこともあり得ます。自分のした過ちの大きさに、意気消沈してしまってもおかしくはないでしょう。そんなときに、既婚者の異性から励まされたりしたら、「なんてステキな人なんだろう!」と、心がゆさぶられてもおかしくはありません。
落ち込んでいるあなたを、「飲みに行って憂さを晴らそうよ!」などと誘い、巧みに誘惑されたりしたら、常日頃は不倫なんていけない! と思っていても、不倫の恋にズブズブと踏み込んでしまう危険があります。
毎日が、家と会社の往復だけで終わってしまう……。休日は家でゴロゴロしているうちに終わってしまう……。そんな風に、刺激のない生活を送っているときに、ステキな既婚者の異性から誘惑されたら、退屈しのぎに不倫をしたくなるかもしれません。
特に、キャリア志向の女性は、バリバリ仕事を頑張っているうちに、恋人を作る暇もなく、知らぬ間に上司と不倫関係になってしまったりしがちです。あるいは、恋愛を一からするのが面倒だから、家庭がある異性のほうが都合がいいということも。いつも会うのは、自分の部屋かホテルなどの関係のほうが、いろいろと気を使わずに済みますし、それでいてストレスだけは発散できるからでしょう。
恋人が浮気をしたとき、腹が立って仕返しをしてやろうと思っても無理はありません。そのタイミングで、既婚者の異性に口説かれたりしたら、誘いに乗ってしまうかもしれません。自分が信頼していた恋人に裏切られてしまうと、自分の生活の核のようなものが崩れてしまい、ヤケになってしまう人もいるでしょう。
いっそ自分も相手を裏切って、同じ思いをさせてやりたい! と不倫に走ってしまうのです。不倫相手を探すのにも積極的で、自分から既婚者の異性に、せまっていく可能性も。不倫をしたい既婚者はたくさんいますから、相手を探すのに苦労はしないはず。こうして、不倫の泥沼へズブズブとハマっていってしまう人は意外と多いのです。
既婚者だとわかっていても、自分のタイプにぴったりの人と出会ってしまったら、本気で好きになり不倫をしてしまうかもしれません。それも、火遊び的な不倫ではなく、本気で配偶者から奪うつもりの不倫です。この人こそ運命の人! と思ってしまったら、もう気持ちを止められなくなってしまうのです。
自分の気持ちをコントロールできなくなり、気づいたときには、もう不倫の泥沼から抜け出せなくなっているでしょう。配偶者から奪うという選択も、まったく無しではないと思いますが、冷静になる必要はあるでしょう。本当に、運命の人なのか、それとも一時燃え上がっているだけなのか、見極めが重要です。
心の相性も大事ですが、身体の相性も男女の関係では割り切って考えられないことのひとつです。特に、恋人との身体の相性はあまりよくない場合、他の人とだったらどうだろうと、興味がわいてしまい、不倫をしてしまう可能性は高いです。
そして、不倫相手と一夜をともにした結果、抜群に相性がよかったら、ハマってしまうでしょう。心では恋人に悪いと思っていても、身体がいうことを聞きません。密会を重ね、激しく求め合い、いつの間にか離れられない関係になってしまうかもしれません。
不倫なんて自分は絶対にしないと思っていても、ふとしたタイミングで既婚者の異性に迫られたら、誘いに乗ってしまうかもしれません。誰にでも不倫をしてしまう可能性はあるのです。それを頭において、既婚者の異性との関わり合いには注意をしましょう。不倫をするメリットは何もありませんから。
Written by 紅 たき