友人が少なく、恋人とも長続きしない女性っていますよね? 最初のうちは仲良くできているのに時間が経つにつれ、なぜか疎遠になってしまうという経験がある人もいるでしょう。人間関係が上手くいかない理由、それは周囲に「育ちが悪い」と思わせるような言動が原因かもしれません。
そこで今回は、どういった言動が「この人、育ちが悪いな……」と思わせてしまうのか、特徴や、その改善方法についてご紹介しましょう。
「育ちが悪い」とは、一般的なマナーや行儀、立ち振る舞いについて親にしつけてもらえなかった人を指して使われる言葉です。当然ながらいい意味ではありません。どのような時に「この人、育ちが悪いな……」と思われてしまうのでしょうか?
乱暴で粗雑な言葉遣いをする人はやはり育ちが悪いと思われがちです。特別着飾っていなくても、丁寧な言葉遣いをしているだけで人は美しく見えるものです。
言葉遣いが悪いと品がなく、教養がないと思われてしまうので注意しましょう。男女かかわらず、聞くと嫌な気分になってしまう言葉にはどのようなものがあるでしょうか?
「オマエ」
「マジかよ」
「ウザい」
「キモい」
これらの言葉は話が盛り上がってノリで口にしてしまうこともあるかもしれませんが、日常的に使っていると大事な場面でつい出てしまう、という危険もあります。口にしないよう普段からの心がけが大切です。
一般常識がなく無教養な立ち振る舞いをする人に対しても「育ちが悪いな」と思ってしまいます。公共の場でも大声で話したり笑ったり、ゴミをポイ捨てしたり、人に何かをしてもらってもお礼が言えなかったりといったマナーの悪さは女性としてだけでなく、社会人としても大きく評価を落としてしまうでしょう。
子どものころに一般常識を学ぶ機会がなかったのはとても残念ですが、周囲としてはそれを恥ずかしいと思わない感覚に対して「育ちが悪い人だな」と思う場合が多いです。
育ちの良し悪しが目立ちやすいのが食事をする場面です。箸の持ち方や食べるスピードはもちろん、クチャクチャと音を立てたり、手に持たず犬食いをしたりといった行動は、一緒に食事をする相手に不快感を与えてしまいます。
また、ビュッフェなどで食べきれないほどの量を一度にお皿に取ってしまう、結局食べきれずに残してしまうといった行動もマナー違反です。食事相手だけでなくお店の人からも嫌がられてしまうでしょう。
接する相手によって態度を変える人も育ちが悪いと思われがちです。それが単純に好き嫌いからくるものであれば「子どもっぽいな……」で済む場合もありますが、
◎気になる男性とそうでない男性に対して態度を変える
◎上司や先輩と、同僚や後輩に対する態度がまったく違う
◎店員に対して横柄な態度を取る
こういった損得勘定が透けて見える行動は嫌悪感を抱かれやすいので注意しましょう。
では、どうやったら育ちの悪さを改善できるのでしょうか? 今からでもすぐに実践できる改善方法をみていきましょう。
「自分は大丈夫」と思っている人ほど、品のない行動を取っている場合があります。まずは自分の言動を振り返ってみることから始めるといいでしょう。会話や食事など、普段の自分の様子を動画に撮ってみると客観的に知ることができます。
家族や友人などに普段の様子について聞いてみるのもいいでしょう。親しい間柄であるほど、普段の行動について注意できない場合が多いです。こちらから聞くことで相手も正直に話してくれます。
その時に「そんなことない」「大げさに言っているだけでしょ」なんて反論してはいけません。品のいい女性に近づくにはまず、自分の欠点を素直に認めることから始まります。
自分が改善すべき点が明確になったら、正しい所作や言動といったマナーを学びましょう。育ちが悪いと思われてしまうような行動を取るのはひとえに、知識がなかっただけです。
そんなこと知らなくても生きていけるし…… なんて子どもっぽい言い訳をしていてはいつまで経っても「育ちが悪い人」のままです。書籍やネットなどでもマナー関連の情報は数多くありますし、今はオンライン講習なども充実しているので自分に合ったスタイルで学んでいきましょう。
ファッションやメイクなど、いくら外見を整えても一般常識やマナーの悪い行動を取ってしまうと「この人、育ちが悪いな……」なんてガッカリされてしまいます。
一度ネガティブな印象を与えてしまうと人間関係だけでなく、職場での待遇などにも影響が出やすいので注意しましょう。自分の言動を顧みて問題点を見つけることが、品のある女性への近道です。
また、指摘してくれる人がいた場合は、素直にアドバイスを聞き、改善に活かしましょう。
Written by 早紀