“友達”という存在は、多くの楽しさをもたらしてくれるものですが、友達がいなくても楽しいと感じられる瞬間はたくさんあり、その存在意義について考えることはないでしょうか。
友達がいてよかったと思うときもあれば、友達なんていなければよかったと感じる場合もあるでしょう。
今回は、友達がいない場合のメリットやデメリットと、友達がいなくても平気な人・友達がいた方がいい人のそれぞれの特徴についてご紹介します。
友達という存在は、どうしても自分との比較の対象になりやすく、また相手に合わせなければという気持ちを生じさせます。
友達がいなければ、「自分がどうしたいのか」という気持ちだけを尊重することができ、誰とも比べることなく、自分らしく生きることができます。
一人でいれば、誰かのために時間を割くということもなく、思う存分自分のためだけに思考を使うことができます。将来に向けて時間を投資したり、自己を見つめ直したり、その自由さを心地よく感じることでしょう。
友達がいないことのデメリットは、孤独な時間が増えることで不安を感じやすくなる点です。
気軽に会える友達がいないと、ちょっとした相談や気になったことを打ち明けたり話し合ったりができません。不安を解消したい気持ちが強いタイプの人は、友達がいないデメリットは大きいかもしれません。
友達との付き合いがない状態だと、人間関係の築き方がわからなくなる場合があります。
友達がいれば、どのように相手と意見を合わせ、付き合っていくべきかが分かってくるのですが、友達との関わりがない状態だと人間関係や信頼係数をどうやって構築するのかが分からず、ストレスを感じやすくなる傾向があります。
では、友達がいなくても平気な人というのはどのような特徴があるのでしょうか?
一人が好きな人は、友達という存在にこだわっていません。友達がいなくても自分で自由に楽しめるのが特徴です。自分だけの時間を充実させたいので、誰かといるよりも有意義に感じるのです。
他人と付き合うのが面倒という人は、友達の有無にこだわりません。人付き合いに疲れたり、相手に合わせるのが億劫だったりすると、友達という存在に固執せず、別にいなくてもいいと考えています。
また、他人との接触が面倒で積極的に深く関わらないにしようとする人もいます。このようなタイプは、友達というより人との関わり自体を煩わしく感じるので、そもそも友達という概念がないかもしれません。
人と馴れ合うことが苦手な人は、友達がいなくても不安になることはないでしょう。
友達という親しい間柄になった結果、何をしても許されるような空気感や、無意識の言動でお互い傷つけ合ったりすることを最初から回避したいと考えています。
誰かと距離が近くなることで必要のない煩わしさに悩まされるくらいなら、友達はいなくていいという理屈です。
逆に、以下のようなタイプの人には友達が必要でしょう。
毎日くだらないことで笑っていたい、にぎやかな環境がいいという人は、友達がいた方がいいでしょう。
友達の存在が刺激になり、ストレスや嫌なことを忘れられます。心理的にも良い影響があり、心から元気になることができます。
一人でいるのが寂しい、孤独な気持ちで不安になりやすいという人は、友達の存在は必須です。些細なことも気軽に相談ができ、一人で抱えきれない悩みを聞いてもらうこともできます。
また、自分では考えつかなかった解決策やアイデアをもらうこともでき、友達の存在がストレス解消になるだけでなく、心の健康の維持にもつながるでしょう。
友達との会話やコミュニケーションによって、対人能力を高めることができます。
自分の意見を伝えるタイミングや、人間関係を円滑にするための方法も、友達とのやりとりで得られるものです。これから先、進学や就職など、新しい環境に取り組む際の不安も解消されるはずです。
友達というのは不思議な存在です。人生に広がりをもたらしてくれたり、逆に窮屈さを与えてきたりもします。
もし友達との関係に悩んでいたり、考え直したいと思っているとしたら、ぜひ今回の記事を参考に、自分らしく生きる方法を見つけてくださいね。
Written by 早紀