「わかっていない夫」ほど厄介なものはありません。夫の何気ない言動の陰で、妻は日夜大変な努力をしているのです。
お気楽な夫の発言は、時に妻の怒りを買うことがあります。今回は、夫が妻をイラつかせる言動や妻の陰ながらの努力についてピックアップしました。
たとえば、こちらの「なに食べたい?」とか「どこ行きたい?」という質問に対して、夫に「なんでもいいよ」と答えられると、なんだか残念な気持ちになりますよね。
「なんでもいいよ」という夫の発言は、結局決定権を妻に投げているだけで、考えることを放棄しています。選択肢の幅が広すぎて妻は毎回困ってしまうでしょう。
相手を気遣うならば、「なんでもいい」は使わないほうがいいワードなのです。
いきなり「明日、〇〇に行くんだけど付き合ってくれない?」と言う夫は、妻のことを何も考えていません。
妻にだってやりたいことや出かける予定があるかもしれません。しかし、いきなり「付き合って」と言われれば、その予定を変更せざるを得ないのです。
もし妻にどうしても外せない予定があって、夫のお願いと断ったとしても、なんとなく申し訳なくなり後味の悪いものになるでしょう。
ふとしたときに「あれ買っといて」と言われてイラついたことはありませんか?
夫にとっては何気ないお願いでも、頼まれた妻にすると「買わなきゃいけない!」とプレッシャーになり、気が重くなります。
仕事帰り、駅から真っ直ぐ自宅に帰りたいのに、夫の面倒なお願いのせいで買い物をしなきゃいけないという手間もまた妻を苛立たせます。
忙しそうにしているときに限って「今、忙しい?」と聞いてくる夫はいませんか? それは夫の甘えです。妻が忙しそうにしていることはわかっているけど、自分のために手を止めてほしいという気持ちの表れなのです。
妻としては、「忙しそうだとわかってるなら敢えて聞くな!」というのが本音ですね。
「今日の夜ご飯、チャーハンでいいよ」など、「〇〇でいいよ」という言い方は、夫なりに気を遣っているつもりかもしれません。
しかし妻にとっては、そもそも料理をするということ自体、準備、調理、後片付けまでが1セットであり、ちっとも気軽なものではありません。「でいい」というメニューなんて存在しないのです。
女性は、他人から見た目に関することを言われるのに敏感です。夫であっても、遠慮なく「老けた?」なんて言ってはいけません。
女性に直接見た目のことを言うのはルール違反。その前に、自分の姿についても振り返ってみましょう。
ものの出しっぱなしや脱ぎっぱなしは、妻をイラつかせる行動のナンバーワン!
普段から整理が行き届いている家も、妻がこまめに片付けや掃除をしているからであり、家事の時間を合算すると一日のうちのかなりの時間を占めます。
夫が片付けをしないことが妻のプライベートな時間を奪い、不満を募らせる原因になっていることを知りましょう。
家の掃除は、地味な家事であるため目立ちません。実は、家の中をキレイにキープするということにはかなりの努力が必要です。
トイレ、お風呂、洗面所、台所などの水回りは、毎日掃除しなければあっという間に汚れます。ゴミ箱のゴミだって、妻がゴミの収集日にまとめて外に捨てに行っているからこそキレイなのです。
夫が掃除を担当している家庭もありますが、担当しているといってもほとんどはその一部にすぎないでしょう。
家の中が常に清潔であることを、妻にもっと感謝すべきです。
妻が一生懸命節約しているのに、夫が浪費ばかりしていては妻の怒りは増す一方です。
妻が家計を預かっている場合、夫は全体の支出を把握できずパーッと使ってしまいがち。実際、お金のことは夫婦喧嘩の原因の上位です。
夫が浪費した分を妻の節約で補っているという家庭は多く、日々節約し続けている妻になんのご褒美もないというひどい夫もいます。そんなことばかりしていると、そのうち愛想を尽かされてしまうのでは?
夫の家族とうまくいっている妻は実際にたくさんいます。しかし、すべての妻がそうではなく、なかには義実家との相性が合わず、帰省を苦痛に感じている人も多いのです。
定期的な実家への帰省はある程度必要ですが、頻繁に帰省に付き合わせるのは、もしかすると酷かもしれません。また、妻が「行きたくない」と言っているのに、「家族なんだから顔ぐらい見せてあげてよ」と強制するのもあまりよくないでしょう。
実家との付き合い方は、妻の意見を尊重してあげることが、円滑な関係を築くためのカギです。
わかっていない夫のために、妻は色々なところで苦労しています。ただ、夫を「わかっていない!」と避難するばかりでなく、妻もわかってもらえるように気持ちをアピールすることも必要かもしれません。
円満な夫婦生活のためにも、日頃からのコミュニケーションを大切にしてくださいね。
Written by さあや