「近くに苦手な人がいて、縁を切りたいと思っている 」
「付き合いもあるし、縁を切るべきか判断したい」
そのように悩んでいる人も多いのではないでしょうか? 人には合う合わないがあり、なかにはどう頑張ってもわかり合えない人がいます。もしも現在あなたが、その人との関係にストレスを感じているのであれば、縁を切るべきです。
ただ、職場の上司や家族など、簡単には縁を切れない関係の人もいますよね。状況によっては、縁を切るのは簡単ではないと感じるはずです。
そこで、本記事では、縁を切りたいと感じたときの判断基準として、「縁を切るべき人の特徴」を恋人・家族・友人・職場の人に分けてご紹介します。さらに、関係別に具体的な縁の切り方をご紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。
この記事を読んでいる人は、恋人・元彼・元カノ、家族・きょうだい・親戚、友人、職場の上司や同僚など、関わりたくないと感じる人が近くにいるはず。
あなたがストレスを感じている時点で、その人との関係性は有害です。気持ちよく縁を切るためにも、まずは縁を切るべき人の特徴を知り、縁を切るための判断材料としていきましょう。
本章では、「異性・恋人」「家族・親戚」「友人・知人」「職場の人」の4 つの関係別に、縁を切るべき人の特徴をご紹介します。一覧表では「有害度順」に特徴をご紹介しますので、相手が当てはまるかをチェックし、縁を切る判断材料としてください。
縁を切るべき異性・恋人(元カレ・元カノ)の特徴は以下のとおり。
【有害度順・縁を切るべき異性・恋人の特徴】
1. 精神的・物理的に傷つけてくる人
2. すぐに怒ったり泣いたりする人
3. 平気で嘘をつく人
4. 時間やお金にルーズな人
5. ネガティブで悪口やグチばかり言う人
恋人や元カレ・元カノの関係では、依存的な関係に陥りやすいため注意が必要です。
縁を切るべき人の特徴のなかでも、「精神的・物理的に傷つけてくる人」とはすぐに縁を切るべきです。なぜなら、精神的・物理的に相手を傷つける行為はDV であり、関係を続ければあなた自身の心と体を傷つけてしまうからです。
具体的には、暴力のほか、あなたをバカにして見下したり、見た目をからかったり、束縛をしたりといった行為も精神的DV にあたります。すぐに怒ったり泣いたりなど、感情のコントロールができない人も危険です。
相手が感情的になれば、こちらは相手の感情を逆なでしないようにと気を使うことになり、最終的には気持ちが疲弊してしまいます。
また、相手も無意識に、悲しみや怒りによってあなたをコントロールしようとしている可能性があります。時間やお金にルーズな人も長期的な関係は望めないため、きっぱりと縁を切ったほうがいいでしょう。グチや悪口ばかり言うネガティブな人も、一緒にいて疲れるだけです。
縁を切るべき家族(親・きょうだい)・親戚の特徴は以下のとおり。
【有害度順・縁を切るべき家族・親戚の特徴】
1. 精神的・物理的に傷つけてくる人
2. コントロールしてくる人
3. お金にルーズ・お金を無心してくる人
4. 平気で嘘をつく人
「精神的・物理的に傷つけてくる人」は、親であろうともすぐに縁を切るべきです。暴力や言葉(人格否定やからかいなど)で傷つける行為は、DV にあたります。しかし、親やきょうだいなどの近い関係だからこそ、気付かなかったり黙認されたりしてしまうのが、DV です。
もしもこれまで家族からされる行為に「嫌だ」と感じていたのなら、これを機にDVだとしっかり認識しましょう。DV に対してはさまざまな社会的支援がありますので、そうした場所に相談することもできます。
また、いわゆる「毒親」の特徴のひとつに、「コントロール」があります。コントロールとは、怒りや涙でいうことを聞かせたり、心配しているふりをして自分の都合よく相手を動かしたりすることです。
そうしたコントロールにストレスを感じているのなら、縁を切るまではいかずとも、距離を置いたほうがいいでしょう。世の中としては「親を大事にすべき」という価値観が浸透していますが、感謝できないような親も実際は多く存在します。
もう一点、平気で嘘をついたり、お金の無心をされたりするようであれば、親戚や家族であっても縁を切ることを考えたほうがいいかもしれません。
お金の切れ目は縁の切れ目といいますが、本当に大切な相手には嘘をついたりお金を無心したりはしないもの。家族や親戚であろうとも、大切にすべき人とそうでない人がいるのです。
縁を切るべき友人・知人の特徴は以下のとおり。
【有害度順・縁を切るべき友人の特徴】
1. マウンティングをとってくる人
2. ネガティブでグチが多い人
3. 悪口ばかり言う人
4. 平気で嘘をつく人
5. 時間やお金にルーズな人
6. 自己中心的な人
友人・知人の場合、一緒にいてストレスを感じる人とはなるべく早く縁を切るべきです。友人関係はいくらでも作り直せるもののため、縁を切ってもそこまでのデメリットはありません。
マウンティングをとってくる人、グチや悪口、嘘ばかり言う人、時間やお金にルーズな人、自己中心的な人などは、一緒にいてもあなたの人生にとってプラスにはなりません。
なるべく距離を置き、自然に縁が切れるようにもっていくのがベストです。
縁を切るべき職場の人の特徴は以下のとおり。
【有害度順・縁を切るべき職場の人の特徴】
1. 人を見下す人
2. 悪口ばかり言う人
3. ネガティブでグチが多い人
4. 平気で嘘をつく人
5. 自己中心的な人
6. 時間やお金にルーズな人
7. サイコパスな人
まず、職場で人を見下す人とは、上司であっても縁を切るべきです。職場で人間関係をうまく作っていくには、周囲の人への感謝や尊敬の気持ちが大切です。上司であっても、人を見下すことは許されません。
悪口ばかり言う行為も、間接的に人を見下していることになり、尊敬できる相手とはいえないでしょう。
ネガティブでグチばかりの人は一緒にいて気疲れしますし、自己中心的であったり、嘘をつくのも言語道断です。時間やお金にルーズでは、一緒に働く社会人として信用できません。
また、さまざまなタイプの人間が集まる職場では、サイコパス傾向の人にも注意が必要です。サイコパスは他人の気持ちに冷淡であり、他人を傷つけても罪悪感もありません。自信過剰で自己中心的な行動をとることが多いとされています。
ただ、口が達者な側面もあるため、社会的な地位が高い傾向があることも特徴です。もし、このような人が職場にいてストレスを感じているのであれば、縁を切ることを考えたほうがいいでしょう。
次に、嫌な人と縁を切るための具体的な方法をご紹介します。
恋人関係の場合、縁を切った方がいいとわかっていても、ずるずると関係を続けてしまうことがあります。
しかし、依存的な関係はあなたの将来のためにもよくありません。思い切って、縁を切る決断をしましょう。
具体的には、以下の方法がおすすめです。
・連絡先を削除する
・SNS のフォローを外す
・LINE・SNS をブロックする
連絡する手段を遮断してしまえば、寂しさからつい戻ってしまうこともありません。古い縁を絶てば新しい縁が生まれるものですから、進歩のない相手とは連絡をとることをやめましょう。
同居している親やきょうだいとは、縁を切ることが難しいかもしれません。可能であれば家を出て、物理的に距離を置くことをおすすめします。
引っ越し先や連絡先を教えず、LINE などもブロックすれば、相手が連絡してくることは難しいでしょう。
もしも家族からDV 被害などを受けている場合には、以下のような相談窓口に相談すると、対処法や避難先のアドバイスをもらえます。
親や親戚の場合、本当に縁を切りたいのであれば冠婚葬祭などのイベントごとにも行かないようにしましょう。直接顔を合わせる機会がなければ、何を言われても気にする必要はありません。
戸籍上も親と縁を切る方法としては、「分籍」という方法がありますが、結婚や養子縁組と同様、完全に法律上の縁を切ることはできません。扶養義務は生じますし、親が亡くなれば相続人となります。
なお、相続については「相続放棄」の手続きを行なうことで相続の権利を放棄できます。
友人と縁を切るには、自然消滅へもっていく方法がおすすめです。「忙しい」「予定が合わない」などの理由をつけ、なるべく連絡をとらないようにしましょう。
それでも察してくれずに連絡をしてくる相手には、直接伝えたほうがいい場合もあります。相手を傷つけたくないと感じるかもしれませんが、縁を切りたいのであればはっきり伝えたほうが早く関係をすっきりさせられます。
同じクラスの友人、近所のママ友など、縁を切りにくい相手もいるかもしれませんが、一番は自分の精神状態を優先すべきです。ひとりで抱え込んでしまうと苦しいため、できれば味方になってくれそうな人に相談しつつ、少しずつ距離を置くようにもっていきましょう。
職場の人も、縁を切りにくい相手かと思います。おすすめの方法は、最低限の付き合いを続けることですが、ケースによってはそれでも負担となるでしょう。
しかし、優先すべきは自分の精神状態です。本当に無理だと感じるのであれば、うつ病などを発症してしまう前に対処してください。
人を変えることは難しいですが、環境は変えられます。早めに見切りをつけ、職を変えることも考えてみてください。
人の悩みは、ほとんどが人間関係に関するものといわれています。ストレスを感じるような人間関係を続ければ、あなた自身の心と体をむしばんでいくでしょう。
「ストレス」はあいまいな言葉ですが、科学的にも人体に悪影響を及ぼすことがわかっています。ストレスによってコルチゾールというホルモンが過剰に分泌され、免疫系・中枢神経系・代謝系など、体のさまざまな機能に影響を及ぼします。長期的に過剰分泌が続けば、脳の海馬が萎縮してしまいます。
実際に、うつ病の患者はコルチゾール値が異常に高いことがわかっています。現在、疲れやすい、だるい、眠れない、食欲がないなどの症状があるなら、ストレスの影響だと考えていいでしょう。心と体が完全に疲れ切ってしまう前に、原因となる嫌な人とは縁を切る決断をすべきです。
本記事では嫌な人の特徴をご紹介しましたが、縁をきるべきかどうかの判断は、最終的にはあなた自身の気持ちにかかっています。人間関係に悩みは付き物です。だからこそ、ときには人間関係の断捨離も必要です。
一緒にいて楽しい人や、落ち着ける人など、自分にとってプラスになる人たちと関わり、生活をより豊かなものにしていきましょう。
Written by KOIGAKU