口だけの人は、良い印象を持たれることはありません。最初はよくても次第に周囲から人が離れていくでしょう。
今回は、周りから信頼されない「口だけの人」の特徴についてご紹介します。知らずのうちに調子のいい人になっていないか、チェックしてみてください!
口だけの人の特徴として、流されやすい性格をしていることが挙げられます。自分の意見を持たず、相手の言うことに従いがちなのです。
友達との食事の約束でも、「〇〇も誘って三人でいい?」と言われたら、二人きりがよくてもついOK。当日「やっぱり行きたくない……」とドタキャンしてしまうなんてことも。
また、つい空気を読んで「それいいね!」などと同調してしまいがち。人当たりがよさそうに見えますが、長い目で見ると「信用できない」とマイナスな印象を持たれてしまいます。
口だけの人は見栄っ張りな性格をしていることも挙げられます。人からよく思われたいあまり、できもしないことを軽々しく口にするのです。
たとえば、「ブランド品のバッグを持ってる」といった嘘をついて、自分を大きく見せようとします。その場限りであっても「すごい!」と言われることが嬉しく、他人の評価で自分の価値が決まると感じています。
約束したことは守ろうとはしますが、達成できない予感がしたら逃亡することもしばしば。そのうえ、面と向かって「口だけだね」と言われると、非常に傷つきやすいという一面も兼ね揃えています。
人から嫌われるのが極端に怖い人も、口だけの人の可能性大。見下されたり、仲間外れになったりするのが怖くて、調子のいいことをつい口にします。
仕事の頼みは二つ返事で引き受けることも多いでしょう。しかし、キャパオーバーを引き起こして自分の手に負えなくなるという事態を招きがち……。あとになって断ることが続き、信用を失ってしまいます。
また八方美人で、遊びに誘ってくれる人がいるならとりあえずOKします。予定が重なればどちらかを断ることになり、その都度周囲に調子がいい印象を与えるでしょう。
「軽々しくOKしなければよかった」と一人反省会をしても、また同じことを繰り返してしまうのです。
理想を口にする瞬間は、気分も高揚しやすいので、知らずのうちに話しすぎてしまいます。口だけの人は夢想家であるという面も挙げられます。
「将来したいことは〜」「未来をよくするためには〜」と意識高めの発言を連発、そこには周りの人から「すごい」と思われたい心理が隠されています。
「口だけじゃん」と言われると反射的に怒ったり、時間が経てば「そんなこと話したっけ?」ととぼけることも。カリスマ性があるように見せかけても有言実行する気がないので、周囲からは人が離れていくでしょう。
口だけの人は、実は自信がなく、自分の弱さを隠したいがために不安からあれこれ喋りすぎる傾向があります。
言っている最中に「本当にできそうな気がする」と感じることもありますが、むしろ自分に言い聞かせていることが多いでしょう。
気になっている男性に「いつか告白する」と言い続けて結局しないパターンなど、自分自身と直面して、傷つくことを無意識に避けています。
口だけの人は言い訳をよくします。物事と真剣に向き合うための覚悟が足りていないからです。
気になっている男性をデートに誘って断られた場合、「私、今日恋愛運最下位だったし~」と驚きの言い訳をする人もいます。また、あえて「デートだと思った? 冗談だよ!」と茶化す雰囲気に持っていくということも。
自分が傷つかないための言い訳を瞬時に考えられる人は、物事の責任を取らないために「口だけの人」と思われやすいです。
ムードメーカーに憧れている人は、口だけの人になりがち。「明るいキャラクター」を目指すうちに、方向性に迷うと調子のいいことを口にするのです。
「みんなで合コンしようよ!」と軽く提案したはいいものの「私、内気だし無理……」とあとで後悔するなんてパターンもあります。「外向的にならなければ……」と強迫的な考えを持っている場合も。
もともと自分に備わっている性格を封じてまでの無理ある行動には、傍から見ても違和感があるでしょう。
口だけの人は、人と接するのが苦手な傾向があります。場面をスマートに切り抜けたいあまり、場当たりな行動を取りやすいのです。
コミュニケーションの時間を短縮したいため、適当な返事でその場をやり過ごしますが、あとで一人になって考えたときに「どうしてあのときこう言わなかったんだろう」と後悔することも。それを誰かに相談するというコミュニケーションすら消極的です。
ダメ出しを受けたら「どうせ私なんて……」と自分を責めることもあります。こうして、人と接するのがさらに苦手になる悪循環にハマってしまうのです。
口だけの人は、長い目で見て人から信頼されません。もちろん、恋愛対象として見られることも難しいでしょう。
自分の行動を振り返り、口だけの人になっていないか確かめてみてくださいね。
Written by 森野有