「自分は嫌われている」と感じたことはないでしょうか。そんな風に感じている人は、実は少なくありません。どんなときに嫌われていると感じてしまうのか、本当に嫌われているのかただの勘違いなのか、本記事を活用して診断してみましょう。
理由はないけれどなんとなく周りから浮いている気がする、会話にうまく混ざれていない気がするというときに「自分は嫌われているかもしれない」と思うことがあります。
しかし、嫌われている気がすることと、本当に嫌われていることは同じではなく、ただの勘違いの場合もあるのです。本当に嫌われているのか、しっかり確かめることが大切でしょう。
嫌われているかもしれないという瞬間は突然訪れます。はっきりと相手に「自分のことが嫌いですか?」と聞くのは難しいでしょう。それに、もし肯定されたらショックです。どう人間関係を続けていけばいいのかという悩みも出てきます。
直接聞くよりも相手の行動を見て、本当に嫌われている可能性があるか診断してみましょう。これらに当てはまらなかったら、嫌われてはいない可能性もあります。
挨拶しても返してくれない人がいます。挨拶を無視されたからといって、すぐに嫌われているかもしれないと考える必要はありません。ただ単に相手が挨拶に気付かず、結果的に無視したようになっている可能性があるためです。
本当に無視されているのかどうか、その後も挨拶してみましょう。それでも無視されるようであれば、相手は本当にあなたのことを嫌っているのでしょう。
近づいて話しかけようとしたら方向転換してどこかへ行ってしまったり、話しかけても「用があるから」とすぐに切り上げられたりする場合は、嫌われている可能性があります。
相手が本当に忙しいだけの場合もあります。しかしあなたとの会話をすぐに切り上げたり、あなたに接触しないよう露骨な行動をとったりしている場合は、あなたのことを嫌いになったか嫌いになりそうなタイミングなのかもしれません。
会話していても相手の目線があちこちに飛んでいて自分を見てくれないことがあります。とくに今までは目を見てくれていた相手が見てくれなくなったとしたら、何か原因があるのでしょう。
あなたが相手に嫌われるようなことをしたか、不快に思われるような行動をとった可能性があります。一方で相手が初対面に近い人だった場合は、他の人にも同じような態度なのか確認してから判断しましょう。
会話を楽しく続けるには、お互いの話題の出し方や話のつなぎ方が重要になってきます。こちらを嫌っている相手の場合、自分から話題は出さず先につなげるような話し方もしないため、会話を続けることが困難になってしまいます。
ただし、単に会話が下手な人、遠慮から会話を続けられない人もいます。初対面の人の場合はこのことだけで嫌われているか判断せず、様子を見ましょう。
みんなで楽しく会話していても自分が話題をふったらその人だけ会話に参加してくれなかったり、周囲に笑顔を向けていても自分にだけは向けてくれなかったりするときは、嫌われているか気になります。
相手があなたにだけ態度を変えるとしたら、そこには理由があります。もしかしたらよい方の理由かもしれませんが、露骨に態度が悪くなるようなら嫌われているサインの可能性が高いでしょう。
たとえば「昨日は楽しかったね」と友人が話しているのを聞いて、はじめて昨日みんなで遊んでいた、と知ったときは自分だけが誘われなかったのかと気付いて落ち込んでしまいます。
遊びや飲み会は、仲良のいい友人間なら全員誘うものでしょう。そこで自分だけ誘われていない場合、嫌われていると思ってしまっても仕方ありません。誘えなかった明確な理由があればよいのですが、そうでなければ嫌われている可能性があります。
LINEを既読スルーされたり、見るタイミングがあるのに未読スルーされて返信が来ないようなときは、連絡をとりたくない相手と見なされているのでしょう。
相手を怒らせてしまったような覚えはないでしょうか。既読スルーや未読スルーは相手が忙しい人だと起こりやすいのですが、あからさまに返信が遅かったりいつまでも無視されていたりするなら、嫌われている可能性が高くなってしまいます。
「あの人と喧嘩しているの?」と他の人に聞かれたことはないでしょうか。そう聞かれるということは、相手があなたのことを嫌いだと周囲に話している可能性が高くなります。
あなたのことを嫌うあまりに嫌がらせでそうしているか、嫌いだと理由で遠ざけるように配慮してと言いたくて話している可能性がありますが、どちらにしてもあなたによい感情を持ってはいないでしょう。
誰かに嫌われてしまったときは、何か理由があることがほとんどでしょう。理由なく嫌われてしまうケースもありますが、本人が気付かないうちに嫌われるような言動をしてしまっているケースもあります。
もしかしたら嫌われているかもしれないと気付いたときは、原因を知るために自己診断してみてください。
人によって態度を変える人は「裏表がある人」と見なされ、嫌われる傾向にあります。相手のことを考えて、相手によって付き合い方を変えているという人もいるかもしれませんが、態度をころころ変えていると信用されにくく、嫌われやすいでしょう。
女性の場合はとくに、「男の前でだけ態度が変わる人」が嫌われやすくなりますので要注意です。
話をするときについつい大声になってしまうことがありますが、周囲のことを考えてすぐに小声に戻すものです。周囲を気にせずに大きな声で話し続ける人は、嫌われやすいでしょう。
下品な内容も少し話に乗るくらいならノリがよいと歓迎されることもありますが、積極的にそういう話ばかりする人は、敬遠されてしまう場合があります。
相手が困っているときや失敗してしまったときに、アドバイスや説教をすることは問題ありません。嫌われてしまうのは、何もしていない相手に説教やアドバイスを延々としてしまう人です。いつも説教ばかりだと嫌われてしまいます。
とくにお酒の席や食事の席で説教やアドバイスばかりしていると、している人はともかくされている方はまったく楽しくないため嫌われてしまうでしょう。
何の話をしていても「私の方がすごい」とマウンティングをとってくる人がいます。自分の関係ないことでもついつい口をはさんで、自分のエピソードを話して1番になろうとする自己中心的な態度が嫌われてしまいます。
マウンティングをとる人は、他人に何かしてもらっても「自分の方がすごいのに」と考えてしまいがちです。素直にお礼を口にできず、嫌われる原因になります。
「しつこい」というのは、相手の都合を考えていない行動のことです。断っても何度も誘ってくる人はいないでしょうか。最初は丁寧に対応するのですが、あまりにもしつこいと対応が雑になっていき、それでも続くと嫌いや苦手になってしまいます。
しつこい人は自分の行動がしつこいとは思っていない傾向にあるため、本人が気付かないうちに嫌われる行動をしてしまっているのです。
意見を言わないのは自分より相手を尊重したい、自分の意見を言って嫌われたくないなど理由がいくつかあります。
しかしはっきり意見を言い過ぎる人と同じくらい、言わない人も嫌われる可能性があります。きちんと意見を言ってもらいたい人からすれば、言わない人にイライラしてしまうのでしょう。
いつも愚痴ばかり言っている人、悪口ばかり言う人に付き合うのは疲れるものです。最初は相手にしていても、いつも愚痴ばかり言っていると気付くとだんだん付き合うのが面倒で、嫌いになってしまいます。
ネガティブな発言ばかりする人と一緒にいると自分までネガティブな気持ちになるということもあります。嫌われる原因の1つでしょう。
損得ばかりを考えているということは、自分にとって得になる人とだけ付き合いたいと考えていることになり、その自己中心的な考え方が嫌われやすいでしょう。
たとえ今の態度がよくても、得にならないと判断されたら冷たくされることが容易に想像できてしまいます。また付き合っても損だからと冷たくしたら、嫌われても仕方ないでしょう。
実際に嫌われてはいないのに、自分は嫌われているかもしれないと勘違いすることがあります。相手はあなたのことを嫌ってはいないのに、さまざまなことが重なって嫌われていると感じてしまったというケースです。
嫌われているかもしれないとショックを受ける前に、勘違いなのではないかとよく思い出してみてください。
挨拶したのに相手が返してくれなかった、LINEしても既読スルーされているといったことがあると、嫌われているかもしれないと考えてしまいがちです。
しかし、挨拶を返してくれなかったのはあなたの挨拶が聞こえていなかった、返信しようと思っていたけれど忙し過ぎて忘れていたというように、偶然タイミングが悪かっただけで嫌われていないこともあるため早合点は避けましょう。
「恥ずかしい」「嫌われたくない」といった理由で、ついつい好きな人を避けてしまうことがあります。相手のことが好きなあまり、近づくことが怖くなってしまうのです。このケースではあなたは嫌われているわけではなく、むしろ好かれています。
「嫌われていると思っていた人から告白された」ということがあるのは、このような理由なのでしょう。
あなたは相手を嫌ってはいないのに行動から相手が勘違いしてしまい、あなた自身も嫌われているかもしれないと勘違いしてしまうことがあります。
好きな人に近づくのはハードルが高い、目を合わせるのも怖いなどと思っていると相手は自分に近づきたくないのか、目も合わせたくないのかと勘違いしてしまいます。そっけない態度をとり続けていたら、勘違いされても仕方ないことでしょう。
相手の態度がそっけないと嫌われたかもしれないと考えてしまいますが、相手にそのようなつもりはないケースもあるでしょう。
相手のことをよく知らないうちは警戒してしまいがちです。あなたが警戒すると相手も警戒することが多く、お互いにあまり親しくなれそうにない、嫌われたかもしれないという勘違いをしてしまうのです。
・髪のカラーリングは、かなり明るめだ
・人前で、好きな人や恋人の話をよくする
・職場でのランチタイムは一人で過ごすことが多い
・気付けば、自分のことばかり話している
・男性の前と女性の前とでは、態度を変えている
・SNSのアイコンは、自分で撮った写真にしている
・お酒の席で失敗をして、人に迷惑をかけたことがある
・ウワサ話の輪に入るのは気が進まない
・「でも」「だって」と、ついつい言いわけをしてしまう
・仕事は完ぺきで、ミスなどしない
あなたはいくつ当てはまりましたか? それでは結果をみてみましょう。
あなたは周りから嫌われてはいないようです。むしろ、かなり好かれている人気者でしょう。男性からも女性からも「いい人だな」と思われているはず。誰に聞いても、あなたのことを悪く言う人はいません。
それは、日頃からあなたが人のために何かをするのを厭わない人だからでしょう。そして、謙虚で控え目な人だからでもあります。男性から好かれる人は、得てして女性からは嫉妬されて嫌われることが多いものですが、あなたの場合女性からも反感を買うことはありません。
むしろ、あなたが恋をしたら、みんなが応援してくれるはずです。あなたは今のままでいいのです。自分を誇りに思い、今のペースで上手に人付き合いをしていきましょう。ただし、もし周りに嫌われている人がいたら、その人のことを助けてあげてください。そうすれば、まずます好感度はアップします。
あなたは、それほど周りから嫌われてはいませんが、たまに人をイラッとさせることがあるようです。モタモタしてしまい、人に迷惑をかけてしまうことはないでしょうか。あるいは、人の気に障ることを言ってしまい、人を傷つけたり怒らせたりすることもごく稀にあるのかもしれません。
でも、みんなは、いつもあなたはそんなことをしないのに、どうして今日に限ってこんなことをするのだろうと、ちょっと不思議に思うだけ。心の底からあなたを嫌ったりすることはないようです。だから、あまり気にする必要はないでしょう。
むしろ、気にし過ぎて神経質になってしまうと、人と付き合うのが怖くなってしまいます。たまにドジを踏んだときには、「ごめん」とすぐに謝ればいいだけです。ただし、念のために、「私が地雷を踏んだときには言ってね」と周りにあらかじめ言っておくのもひとつの手です。
あなたは周りから嫌われている可能性が高いでしょう。悪いことをしているわけではないのに、たまに反感を買ってしまうことがあるようです。おそらくあなたは有能な人。仕事ができて男性にもモテるタイプなのでしょう。
そんなあなたをやっかんで、嫉妬する人が周りにはいるのかもしれません。そのため、たまにあなたに意地悪をする人がいるのです。よくよく考えてみると、なぜかツンツンした態度をとられたり、自分だけ遊びに誘われなかったりしたことはありませんか? それは、あなたが羨ましいという気持ちのあらわれです。だから、あまり気にする必要はありません。
ただ、できる限り謙虚な態度をとるようにした方がいいかもしれません。手柄を自分のものだけにせず、「みなさんの助けがあったからです」などと言うように心がけましょう。彼氏の自慢などもしないことです。
残念ながら、あなたは周りから嫌われているようです。あなたが無意識のうちにとる言動が、周囲の人たちをイライラさせています。その場の空気を読まず、的外れな発言をしてしまうことが多いのではないでしょうか。人によっては、そんなあなたが天然ボケでかわいいと好感を持たれているかもしれません。
しかし、多くの人は厳しい目であなたを見ているでしょう。ただ、このまま嫌われっぱなしでは悔しいので、少しずつ人に好かれるように、直せるところは直していきましょう。周囲の人には、まずにこやかに挨拶をしましょう。挨拶をされて嫌な人はいないはずです。
それから、周囲に尊敬できる人や好感が持てる人がいたら、その人をよく観察して、真似をするようにするといいでしょう。自分を客観的に見ることも大事なので、辛口の意見を言ってくれる人のことは大切にしましょう。これらを心がけるだけで、あなたの印象はだいぶ変わってくるはずです。
勘違いではなく自分が嫌われていると知ってしまったら、ショックでしょう。でも嫌われたからもうおしまいと諦めるのはまだ早いです。今からでも挽回するチャンスがありますので、嫌われたときの対処法を実践してみましょう。
何が原因で嫌われてしまったのかを知らなければ、何を直せばよいのかわかりません。まずは冷静に、どうして嫌われてしまったのか自分の行動を振り返る必要があります。相手が変わったとわかるタイミングがあったら、その前に何をしたか、何をしなかったのか思い出しましょう。
嫌われているからすぐに挽回しようとしてもなかなかうまくいかない場合もあります。あなたが言動を改善したとしても、相手の気持ちが即座に変わるわけではないためです。一人で楽しんだり他の人と遊んだりして、こちらを嫌っている相手には無理に近づかないようにしましょう。
あなたから近づかなくても、相手から話しかけてくることがあります。そのようなときは笑顔を心がけて、嫌われているからと避けるような態度はとらないようにしましょう。
自分に向けられた感情をそのまま相手にも返さないように注意が必要です。
嫌われた原因として話し方や言葉遣いが思い当たった場合は、口に出して発言する前に何を話すか、どう話すかを考えるようにするとよいでしょう。相手の立場になって、自分の発言がどう受けとられるか考えるようにしてから口に出しましょう。
嫌われているから相手に合わせなければならないということはありません。自分のことを嫌いな相手に合わせ続けることは、あなたにとって負担になります。適度に距離を置いたり、相手に合わせ過ぎないように自分の意見を言ったりしましょう。
愚痴や悪口といったネガティブな話で嫌われることがあるため、自分を嫌っている人と話すときはポジティブな話題を心がけてみましょう。相手や誰かを褒める発言や認める発言をしていれば、あなたのことを見直してくれる可能性があります。
嫌われてしまったことを素直に受け止め、原因を見つけて改善していくことで、今後他の人との付き合いで嫌われないようにします。人に嫌われたことは辛いことですが、他の人に嫌われないための経験になったと考えれば、前向きに進んでいけるでしょう。
誰かに嫌われると落ち込んでしまうものです。あまり自分自身を責め過ぎないようにしましょう。あなたのことを好きな人もいるということを思い出してみてください。
誰かに嫌われたからと自分を嫌いにならず、自分を客観的に見て、好きな自分になれるように努力すれば大丈夫です。
自分のことを嫌いだというのは相手の感情であるため、あなたは直接どうすることもできません。言動を改善しても相手が変わらないようなときは、今のあなたのことを好きでいてくれる人を大切にしましょう。
自分を嫌っている人のことばかりにとらわれる必要はありません。あなたを好きになってくれる人もいるため、その人を大切にするようにしましょう。
人から嫌われていると感じることがありますが、本当に嫌われている場合と勘違いしている場合があります。落ち込む前に、本当に嫌われているかどうか診断で確認してみましょう。
嫌われていると診断が出たとしても、それで終わりではありません。関係を改善するために対処法を実践したり、新しい人間関係を構築するときの糧にしたりしてみましょう。
Written by 紅 たき