あなたは“オトナの女性”にふさわしい上品な言葉遣いを心がけていますか?
「できるだけ印象のいい言葉を選んでいるつもり!」
「上品な言葉遣いってボロが出やすい」
「もしかすると敬語の使い方が間違っているかも……」
どんなにルックスが上品で美しい女性でも、話し方が下品では相手をガッカリさせてしまいます。そこで今回は、普段の言葉遣いを上品に言い換えるコツを伝授します! 早速チェックしてみましょう。
大人同士の会話の中で、うっかり「ヤバい!」「ウザい!」「キモい!」「マジで?」といった言葉を使っていませんか?
親しい友人やカジュアルなシーンなら構いませんが、上司や職場で口にすると恥をかいてしまいます。咄嗟に下品な言葉遣いが出ないようにするためにも、社会人になったら日頃から流行りの若者言葉は避けておきましょう。
普段よく耳にするフレーズだからといって、正しい敬語とは限りません。丁寧な言葉遣いを心がけているつもりでも、実は間違いな敬語=耳障りな印象を与えてしまうことがあるのです。
「おっしゃられる」は「言われる」「おっしゃる」、「~してもらっていいですか」は「~していただけますか」、「よろしかったでしょうか」は「よろしいですか」が正しい表現です。心当たりのある方は、今すぐ改めておきましょう。
どんなに正しい言葉を使っていても、語尾が「~なんですよぉ」「〇〇でぇ~」「~ですぅ」では、だらしなく幼い印象を与えてしまいます。
上品な言葉遣いにするポイントは、ニュースを読むアナウンサーのように、語尾をすっきり分かりやすく発音することです。あなたも語尾のばしをやめて、「知的」「仕事ができそう」「信用できそう」な人だと印象づけてみて!
ビジネスシーンでは要点をまとめてテンポよく話すスキルが求められますが、「キツそう」「強そう」「怖い」といったマイナスイメージに繋がってしまうことも……。
上品な印象を与えるには、落ち着いたテンポでゆったり余裕をもって話をするのが吉です。焦って早口になりやすい方は、呼吸を整えて一定のリズムで話すよう心がけてみてはいかがですか?
上司から指示を受けたとき、「わかりました」「了解しました」と応えていませんか? 尊敬の意味合いが含まれていない「わかりました」「了解しました」は、目上の人に使うと失礼にあたるので注意が必要です。
先輩や上司、取引先などへの返事には、「承知しました」や「承りました」を使いましょう。また接客業の場合は、「かしこまりました」と応えるのもよいでしょう。
ビジネスシーンでは、先輩や上司に教えてもらうことがたくさんあります。でも、「教えてください」とシンプルに伝えるだけでは不十分かもしれません。
専門的な知識やノウハウを伝授してほしいときは「ご教授ください」、単純に何かを教えてほしいときは「ご教示ください」がベストです。微妙なニュアンスの違いを理解したうえで、上手に使いこなしてみてはいかがですか?
上司の子どもやペットの写真を見せられたとき、咄嗟に出てしまう「かわいい」という褒め言葉。せっかくなら、ワンランク上の上品な言葉に言い換えてみませんか?
小さな子どもや若い女性には「愛らしい」、天真爛漫で無邪気な人には「お茶目」、魅惑的な人には「チャーミング」。かわいいを使い分けるだけで、あなたの上品さがぐっと引き立ちます。
何かと便利で使ってしまいがちな「とりあえず」。安易に使うと、相手にいい加減な印象を与えてしまいます。「さしあたり」や「仮に」といった言葉に言い換えましょう。
また、メールや手紙などもう少し改まったときには、その場に対処することを意味する「便宜的(べんぎてき)」という言葉も最適です。
思わず手を叩いて「ウケる!」と口走ってしまいそうなシーンでも、ぐっと我慢! 落ち着いたトーンで「興味深いですね」と上品に言い換えてみましょう。
このほか、ビジネスシーンでは「反響がある」「ユーモラス」「遊び心がある」など、気の利いた言い回しがたくさん! 語彙が豊富なところをさりげなくアピールしてみてはいかがですか?
普段の言葉遣いをちょっと言い換えるだけで、あなたの言葉はぐっと上品に生まれ変わります。
「えっマジで?」「超ヤバイ!」
と突っ込みそうになった方は、深呼吸をしてから「まったく」「とんでもなく」「心より」など、もう少し重みのある言葉へ言い換えるクセをつけてみて! 小さな言葉の言い換えトレーニングを積み重ねているうちに、“オトナの女性”にふさわしい上品な言葉遣いが板についてくるはずですよ。
Written by mook