職場や学校でのいじめの原因が、相手への嫉妬ということは少なくありません。人から嫉妬されるのはいい気がしませんが、もしも自分が人のことを嫉妬していることに気づいたらどうですか?
人に嫉妬してしまう、その心理とはなんなのか、ここでは解説します。また、それを克服する方法についてもご紹介しますので、嫉妬の背後にある心理を知って克服しましょう。
程度の大小はあれ、人は誰かに嫉妬してしまったという経験を少なからず持つものです。どうして嫉妬してしまうのかというと、自分と他の人とを比較してしまうのが原因です。
人と自分を比較した結果、他の人が自分よりも優れているとか、他の人が自分にないものを持っているといったことに気づくと、それを羨むようになります。羨ましいという気持ちが強くなると、それが嫉妬となるのです。
嫉妬してしまうのは、次のような心理の表れです。自分に当てはまる点がないか、チェックしてみましょう。
嫉妬してしまうのは、相手と自分とを比較して自分が負けたと認めたから。
もしも相手と比較して、自分の方が優れていると判断した場合、相手に対して優越感を抱くことはあっても嫉妬することはありません。
嫉妬してしまうのは、自分が負けているということを認めている心理の表れでもあります。
しかし、負けを素直に受け入れることは難しい為、相手への怒りなどの気持ちが湧き、嫉妬心を表してしまうのです。
相手が自分よりも良いものを持っていても、相手が自分よりも優れていたとしても、自分に自信があれば相手に嫉妬することはありません。
嫉妬するというのは、自分に自信がないという心理の表れでもあります。
自分に自信がないので相手に嫌な思いをさせたり、相手のことをけなしたりして、自分の自尊心を保とうとしてしまうのです。
自分が一番じゃないと気が済まない人も、他の人に嫉妬しやすい傾向があります。あなたは、自分が一番じゃないと気が済まない傾向がありますか?
例えば、自分は他の人から一目置かれるべきだとか、グループの中心でいるべきだとか、人気者でいなければならないとか、そういう気持ちがあるでしょうか?
もしもそうなら、他の人の優れた点を認めることは難しく、自分よりも優れている人に対して嫉妬してしまうのは当然です。
他の人に嫉妬している自分に気づいたら、ぜひともそれを克服する為に行動しましょう。
嫉妬してしまうのは心理的なものが影響しているので、気持ちをコントロールすることで克服は可能です。
自分が他の人に負けたとしても、自分が一番じゃなかったとしても、それがあなたの魅力を半減させるわけではありません。
いつも一番である必要はないんです。そのことを忘れないようにしましょう。
他の人の成功を今1つ喜べないという時は、その人の気持ちになってみましょう。
自分がその人の立場だったら、努力が実った時は嬉しく思うのではないでしょうか。
自分の長所を知っておくと自尊心が生まれ、他の人の優れた点を認めやすくなります。
自分の長所を書き出し、その長所を伸ばすように努力してみましょう。そうすることで、他の人への嫉妬心を吹き飛ばせます。
嫉妬心を克服するのは、自分との闘いです。最初は嫉妬の気持ちに負けそうになるかもしれませんが、努力を重ねることで気持ちをコントロールできるようになるはずです。頑張ってください!
Written by Marie