今の世の中、会社や学校の人間関係に疲れ、消耗している人は決して少なくないはずです。人間関係に疲れたあなたのために、人間関係がラクになる方法をご紹介していきます。
ただ、人間関係を思い切って断捨離しすぎると「人間関係リセット症候群」になってしまうかもしれません。
人間には悩みが付きものですが、恐らく人間関係ほど多くの人を悩ませているものはないのかもしれません。というよりも悩みをどんどん辿っていくと、結局のところ原因は「人間関係」ということも少なくないものです。
実際、ネットで閲覧が可能な「人間関係のアンケート」をいくつか見てみますと、職場などの人間関係(上司や部下との関係)で悩んでいる方はとても多いことに気が付きます。みんな同じように人間関係で悩んでいるものなのです。
<参考元>
仕事のストレス、最大の原因は人間関係。|エン・ジャパン
https://corp.en-japan.com/newsrelease/2015/3107.html
ストレスと解消法(2018年7月調査)について|エン派遣
https://haken.en-japan.com/contents/enquete/report_1807/
そもそもの話、「人間関係に疲れる人」というのは、少々他人を意識し過ぎている可能性があります。良く言えば「他人に対して気が利く」。悪く言えば「顔色を窺いすぎ」というわけです。
ただ、これは性格や性分という場合もありますので多少は仕方がないことでもあります。逆に、人間関係に全く疲れない人というのはある意味では鈍感すぎるとも言えますしね。
ただしそれでも、「人間関係に疲れる」という状態を改善するのであれば、「自分は他人を気にしすぎる性格なんだ」と自覚することが大切です。つまり鈍感力を身につける必要があるということです。
そして鈍感力を身につけるための一歩として、「人は思っているより、他人に興味がない」ということを知っておきましょう。人間、一番興味があるのは自分です。「他人を気にする人」だって、他人の目を通して見た「自分」に、自分が興味を持っているのです。
人間関係で疲れる人は「この人、心の底では私を笑っているのかも」なんて感じで相手を疑ってしまう場合が多いものです。言ってしまえば、自分をさらけ出すことができないということ。ですがそれでは、相手もアナタに対して信頼を置くことは難しいでしょう。
だからこそ人間関係で疲れる人に必要なのは、相手と信頼関係を築けるように頑張ってみましょう。そうすることで、アナタを心の底から分かってくれる人が見つかるはずです。
そして信頼関係を築くためには、「相手との会話で7割聞いてあげて、大げさにリアクションしてあげる」ことがコツ。
基本的に人間は、他者に自分のことを承認・認めて欲しいと思っているものです。だからこそ、相手の話を「興味深々」という態度で聞いてあげることで、相手は「あ、この人。私のこと分かってくれる」という気持ちが生まれるのです。
人間関係で疲れる人の中には「誰とでも仲良くしなきゃ」という考え方を持っている人が多いのかもしれません。それはもちろん理想なのですが、残念なことに人と人には相性があるものです。
一目見ただけで「あ、この人嫌い」と思ってしまう相手や、一言喋っただけで「あ、もう無理」と思ってしまう相手っていませんか? 言葉や言動に表さないだけで、そういう感情を抱いてしまう相手はいるはずです。
そして、そういった「合わない人」とは距離を置くしか解決方法はありません。むろん仕事なんかはそうもいかないかもしれませんが、極力距離を置くのが良いでしょう。我慢しても解決しないのが人間関係というものです。
皆さんは「人間関係リセット症候群」という言葉をご存知でしょうか。簡単に説明すると「今まで持っていた関係を、突然断ってしまう」という行動のことを言います。(※医学用語ではなく、ネットスラングです)
例えばですが、SNSをいきなり退会したり、連絡先の変更を誰にも教えなかったり、仕事を頻繁に転職したりという行動が、人間関係リセット症候群であると言われています。そしてこの人間関係リセット症候群は、「他人を意識しすぎる人」に起こりやすいのです。
無理に相手に合わせてしまう人や、相手からどう思われるか気にするという人は、「本当はこうしたいのに」という気持ちを募らせてゆき、耐え切れなくなったときに「人間関係をリセット」するのです。
人間関係に疲れる人は、人間関係というのは「ゼロ」か「100」だと思っていませんか? ですが実際は、どんな人でも親しい人がいて、嫌いな人がいて、そうでもない人がいるのが普通なのです。
そして、人間関係リセット症候群は良いものではありませんが、無理に気の合わない人と関わりを持つ必要はないのです。
Written by センチネル