仕事や日常生活でうっかりミスをしてしまうことは決して珍しいことではありません。ですが「注意力散漫」や「集中力不足」ではなく、詰めの甘さが原因でミスをしてしまうようなら、それは積極的に克服していきましょう!
本記事では、詰めが甘い性格を克服する為に、詰めが甘い人の特徴と克服方法をお伝えしていきます。詰めの甘さが原因で生じるうっかりミスをなくす為にも、克服方法をぜひ実践してみてくださいね!
元々は将棋で使われていた言葉で、物事の最終局面で失敗してしまうことを表現しています。上手くいきそうなのに、準備不足や間違った手法でそれまでの全てを無駄にしてしまう時に使われます。
将棋でいう「詰み」と同じ意味を持つといわれています。それまでが上手くいっていただけに、ガッカリすることこの上ない結果となってしまいます。
詰めが甘い人には同じような特徴があるようです。なかでも次のことに心当たりがある人は要注意です。自分に当てはまることがないかチェックしてみてください。
・突発的な行動をとる
思いついたらすぐ行動に移さないといられない人は要注意です。考えがきちんと最後までまとまっていないのに突っ走ってしまいがちなら気を付けましょう。
・プラス思考に考えすぎる
プラス思考は一見いいことのように捉えられがちですが、いいことに進む方だけしか考えられないのは問題ありです。
・視野が狭い
一つのことに集中すると周りが見えなくなってしまう人は危険信号です。
・ピンチになると焦ってしまう
誰でも追いつめられると焦ってしまうものですが、そんな時にも事前準備がきちんとしていれば焦らず臨機応変に対応することができます。
・見栄っ張り
張らなくてもよい見栄をつい張ってしまう人は要注意です。人に良く見られたい気持ちは分かりますが、困った時は人を頼ることも大切です。
・情報を過信する
自分で調べた情報を一から十まで根拠がないのに信じすぎてしまうことは危険です。もしかしたらこういうこともあるかも? などの考えを柔軟に持つことから始めましょう。
・ホウレンソウを守らない
ビジネスで一番の基本とされている報告・連絡・相談をおざなりにしてしまうと、いざという時に困ったことになることも。
詰めが甘いのは準備不足なことが多いものです。何か物事を始める時はしっかりと終わりまでの計画を立てて、途中で違う道に逸れたとしても戻ってこれるような道筋をつけておくことが大切です。
計画を立てている時に少しでも引っかかることや不安に感じることは事前に調べておくことを心がけておくと、質問された時や行き詰った時などに役に立つでしょう。
また、相手の立場に立って考えることができるとより良い準備ができると思います。緊張して焦ってしまった時も、台本のように準備が万端なら冷静に対処することができるでしょう。更には準備をこれだけしたのだから大丈夫という自信にも繋がると思います。
詰めが甘い人の特徴として、自分一人で全てを完結しようと考えていることが挙げられます。まずは報告・連絡・相談の徹底・確認・チェック作業という基本をきちんと押さえることから初めてみましょう。
そして自分でこれで完璧と思えるくらい準備が整ったら最終チェックを信頼できる人に頼んでみましょう。自分一人で考えていた時には気が付かなかった視点での指摘があるかもしれません。
一人ではどんなに準備をしても見落としてしまったり、全く考えもしなかったりしたことが見つかるかもしれません。このひと手間はかなり重要です。
「こんなこと気が付かないだろう」「ここまで突っ込まれないだろう」とたぶん大丈夫と自分を言い聞かせるのは危険です。
代わりに「もしかしたらこういうことまで聞かれるかもしれない」「万が一こうなったらこう対処しよう」とやりすぎと思うくらいまで準備しておくことが大切です。
たぶん大丈夫というのは自分の甘さがポジティブに考えるように逃げに走っている証拠です。自分に自信を持つことは大切ですが、自分を信用しすぎないように石橋をしっかりと叩いておくことも大切なのです。
詰めが甘い人は自分にも甘い人が多いようです。いつも最後の最後で失敗してしまうことは事前の準備や対策をしておくことで防ぐことができるのです。
自分が詰めが甘いと感じたら、いつもの失敗パターンを思い出してみてください。あなたのウイークポイントはどこですか? いつも同じようなミスをするには訳があるはず。今までのパターンを思い出してみましょう。
Written by miichikin