あなたの身の回りに、日頃から嘘ばかり言ってる人はいませんか? きっと多くの方が、心当たりのある人物の顔が浮かぶはずです。
嘘つきな人と関わるとろくな目にあいませんよね。最悪なのが、不当に周囲の人間の評価を下げてしまうタイプの嘘つきです。こういう人が身近にいると、気が付いたら自分が悪者のように扱われることもあります。
そんな厄介な「嘘つき」さんですが、なぜ彼らは平気で嘘をつくのでしょうか。今回は、嘘つきな人に共通する特徴と、なぜ彼らが嘘をつくのかについて紹介していきたいと思います。
また、嘘つきな人にありがちな癖や行動のほか、嘘つきな人との付き合い方についても、いくつか例を挙げてみましょう。
まずは、世間に数多く存在する嘘つきたちが持ち合わせている特長について、おおまかに4通りほど紹介したいと思います。
・誰かに注目してほしくて、咄嗟に嘘をついてしまう
・言い逃れしてばかりの半生を送っている
・嘘をつくことが、そもそもそんなに悪いことだと考えていない
・自分が嘘をついてしまうことを、頭ではダメだと分かっているのに止められない
ざっとこんな感じですね。嘘つきにも色々とタイプがある、というわけです。
それぞれにベクトルの異なる嘘のつき方をするので、一口に「嘘つき」と言っても、系統はバラバラです。
上記で嘘つきのタイプについて挙げてみましたが、では嘘つきたちはどうして嘘をついてしまうのか。これについても前述の4タイプに紐づけして、簡単に書き示しておきましょう。
・注目されたくて嘘をつく人は、そうすることでしか周囲の目を引く手段を持っていないから
・言い逃ればかりで努力をしないで生きてきた手前、いまさら努力ができないから
・「人はみんな多かれ少なかれ嘘をつく」と考えているから(実際そうなんだけど……)
・本人は嘘つきな自分を嫌悪するが、一種の虚言癖だから自分の嘘を止められない
まあ、こういった具合に、系統ごとに嘘をつく理由もさまざまというわけです。
ところで、あなたは誰かの嘘をしっかりと見抜けていますか? 日頃から嘘つきと接する機会が多い方は、きっとその観察眼も冴えていることでしょう。しかし世の中そういう方ばかりではありません。
そこで大事なのが、嘘つきの生態を知ることです。ここでは、嘘つきがしばしば見せる癖、行動を紹介していきましょう。
・嘘をつくとき、まばたきが異様に多い
・目を見ながら話すことができず、視線を左右にそらす
・嘘をついているときだけ急に多弁になる
・相手が嘘に気付きそうになると「信用してくれないの?」といきなりキレ気味になる
・自分の嘘の内容をすぐに忘れて支離滅裂な言い分になってしまう
大体こんな感じですかね。こういう言動がやたらと目立つ人というのは、嘘つきの可能性があると考えておくと対処もしやすいでしょう。
嘘つきと一緒にいても良いことはないので距離をおけばいいんですが、たとえば同僚や上司にあたる人物が嘘つきだと、そういうわけにはいきません。
ある程度近い距離で接する羽目になるのですが、こういう場合に覚えておきたい、嘘つきとの付き合い方を以下に書いておきます。該当する方は、一応目を通しておいてください。
・真に受けない。嘘つきは自分の嘘を真に受けた人間を見て「自分を持ち上げてくれている」と勘違いするため
・何を言われても「へえ、そうなんですね」といった薄いリアクションで、嘘のつき甲斐をなくさせる
・とにかく病的な嘘つきには、そもそも話しかけない。可能な限り距離を置く
・シンプルに「嘘だ~!」と煽る
このような対応をしていくうちに、嘘つきも徐々にその習性を尻すぼみにさせていくことでしょう。最終的に「コイツに嘘をついてもしょうがない」と思わせることが出来れば勝ちです。
嘘にも色んな種類があります。他愛のない嘘もあれば、金銭的な損失を招く嘘もあります。ときには酷い嘘に振り回されて絶望する人もいるほどです。
ではもしも、あなたが嘘つきによって傷つけられたとしたらどうでしょう。どうやって立ち直ればいいのでしょうか。
これについては、日本は法治国家。シンプルに復讐をするのはお勧めできません。が、ある程度実害を被るレベルの嘘だったのであれば、弁護士に相談して、法律によって訴えることをお勧めしておきたいと思います。
そこまで大事にしたくないという場合には、残念ですが効果的な対処法は提示できません。素直に諦めて距離を置くぐらいのものでしょうか。いわゆる泣き寝入りですね。直接的現実的な対処って、なかなかありません。
ですので筆者は断然、法律によっての対処を推しておきたいと思います。
嘘つきにも度合いがあって、可愛らしい嘘ばかりの人であれば、まあほとんど無害です。しかしながら世間には、他人を陥れるための嘘をつく人も大勢います。
もしもあなたがそういう嘘つきと同じ空気を吸いたくないと感じるのであれば、可能な限り距離を置きましょう。職場にそんな嘘つきがいる場合は、それこそ異動願いを出すか、人事に相談するのも手です。
プライベートでの厄介な嘘つきは、この場合は対応はラクですね。単純に会わなければOKでしょう。
何にせよ、嘘つきなんかと一緒にいたって得はありません。損をするばかりですから、彼らとは交わらないこと。これがなによりです。
Written by 松本 ミゾレ