心臓がドキドキして苦しい、予期せぬタイミングで心臓がドキドキする……その身体の異変は「動悸」かもしれません。動悸の原因は様々ですが、原因の一つにストレスが挙げられます。あなたのその動悸、ストレスのせいかもしれません。
本記事では動悸の原因だけでなく、ストレスが溜まることで起こる様々な症状、そしてその対処法について紹介していきます。
コーヒーや紅茶などに含まれているカフェインが動悸を引き起こすことも。カフェインを摂りすぎると、自律神経を刺激する為に脈拍が速くなり、動悸がするのです。
激しい運動をしたり、緊張や怒りなどの精神的興奮を感じたりすると、心拍数が上がります。動悸の原因が、生理的な要因によることもしばしばです。
動悸の原因が病気にあることもあります。不整脈や心不全、心臓弁膜症といった心臓の病気に関係するものの他に、貧血や低血糖、肺疾患、甲状腺機能亢進症といった心臓に関係しない病気が原因のこともあります。
日常生活で感じるストレスが動悸の原因になることも。
もしもあなたが仕事や人間関係などでストレスを抱えていて、動悸がするという場合は、ストレスが動悸の原因の可能性があります。
心拍は自律神経(交感神経・副交感神経)によってコントロールされています。自律神経の中枢は脳の視床下部にありますが、ストレスを感じると大脳辺縁系を通じて視床下部が刺激され、結果として動悸などの症状がみられるようになるのです。
ストレスが慢性的に続くと視床下部に負担がかかり、結果として自律神経が乱れます。その為、動悸などの症状が頻繁に起きるようになります。
ストレスが溜まると、様々な症状が起こります。以下のような症状がみられるなら、ストレスが原因として考えられます。
・めまい
・動悸
・生理不順
・手の震え
・胃腸の不調
・疲れが取れない
・不眠
・偏頭痛
自律神経が乱れることから胃腸の調子が悪くなり、食欲不振や胃痛、腹痛、下痢、便秘などの症状がみられることもしばしばです。更にホルモンにも影響を与える為、生理が止まったり、生理周期が乱れたりすることもあります。
夜中に何度も目を覚ましたり、寝付きが悪かったり、眠りが浅いなどといった不眠の症状がみられる人も少なくありません。
・ちょっとしたことでイライラする
・情緒不安定
・人と会うのが億劫になる
・やる気が出ない
・何かに挑戦したいという気持ちにならない
・憂鬱になる
自律神経が乱れることで情緒不安定になり、不安や憂鬱な気持ちになることが多くなります。
動悸などのストレスに起因する症状を解消する為には、ストレスを溜めないことが大切です。ストレスを溜めない為の対処法をご紹介しますので、ぜひ実践してみてください。
ストレスの原因を見極め、それを取り除くようにしましょう。「ストレスの原因が仕事にある」という場合、仕事の何が問題なのか具体的に考えてみるようにおすすめします。ひょっとしたら、必要以上に頑張ってしまう自分の性格が災いしているのかもしれません。また、仕事での失敗を引きずってしまう自分の性格が問題の可能性もあります。
多少のストレスは誰しも感じるもの。ストレスを感じても、上手に発散できれば問題はありません。スポーツやカラオケなど、ストレスを発散する趣味を持つのも効果的です。
一日の終わりにリラックスできる音楽を聴きながら、ゆっくりする時間を設けましょう。一日の疲れを癒やすことで、ストレスと上手に付き合っていくことができます。
このように動悸の原因にストレスが挙げられますが、もしかすると重大な病気が隠れている可能性もあります。もしもストレス解消の為の努力を払ったにも関わらず、「症状が改善しない」「動悸が続く」という場合は病院に行きましょう。
病院では、動悸の原因が心臓やその他の病気がないかどうか調べてもらえます。動悸の原因が何らかの病気にあるわけではないと確認できるだけでも、不安な気持ちを解消することができるはずです。
ここで考えたように、動悸がするのはストレスが溜まっているサインである可能性があります。仕事や人間関係などにストレスを抱えている場合は、早めにストレスを解消する努力をしましょう。そうすることで、動悸等の症状の悪化を防ぐことができます。
Written by Marie