自分自身の本当の性格を把握して暮らしている人は、世の中にどれだけいるのでしょうか?
人から指摘されて気づくことや、ふとした出来事から今まで知らなかった自分の性格を知ることがあります。性格に問題があると、対人関係や恋愛で衝突することも少なくありません。
現在、インターネットで検索すれば、かなりの数の性格診断が出てきます。おそらく、自分や他人の性格を理解したいと考えている人が増えているからでしょう。人間関係で悩みを抱えているならば、自分や他人の性格を分析することで解決できるかもしれません。
今回の記事では、対人関係に深く関わる人間の「性格」について紹介します。
性格とは、その人が持っている内面的なものを表します。性格には先天的なものと後天的なものがあります。
先天的なものは親から受け継いだ性格や生まれ持ってのものなので、努力ではなかなか変えにくい傾向にあります。更に、その親の元で育つため生活環境からも親の性格の影響を受けてしまいます。
後天的なものとは、家族や生活環境から影響を受けてできた性格を表します。後天的なものは、周囲の環境でどんどん変わっていくケースが多いので、先天的なものよりも努力で変えやすいです。学校を転校したり、転職などで環境が変わることで影響を受ける人も多いようです。
ただ、過去にショックな出来事やトラウマが原因で性格が大きく変わった場合は、自分の努力だけでは変えることが出来ない場合も多く、カウンセラーの力が必要になることがあります。
見た目でわかりやすい性格の違いは、「明るい」「暗い」「社交的」「内向的」「よく話す」「おとなしい」といった所です。しかし、人間関係で最も揉めやすい性格とはこのような表面的なものではないパターンが多いです。
たとえば「本当はいい人だと思っていたのに、こんなに性格悪いだなんて知らなかった!」という場合です。
揉めやすいパターンは、一緒にいることで相手の性格を知って不快に感じ、嫌になってしまうというケースです。第一印象が良い人や愛嬌の良い人は、のちのち本当の性格がバレた時にガッカリされる場合も多いようです。
友人同士の喧嘩や恋人の別離も、本当の性格がバレて揉めるといったパターンが多いようです。
では、性格の良い人とは一体どのような人なのでしょうか?
一般的に「性格が良い人」と呼ばれる人の特徴を紹介します。性格が良い人に、自身が当てはまるかチェックしてみて下さい。
自分のことよりも、周囲に気が遣える人は性格が良いと呼ばれることが多いです。たとえば、飲みの席で自分が食べることよりも周囲のメンバーが食べやすいように料理を率先して取り分けたりするのがわかりやすいかと思います。
周囲の人の気持ちを汲み取って、「他者が何をすれば助かるか」などを常に考えて行動できる人は、周囲からの評価も高いです。
「私はいいの」といって遠慮するタイプの人も、性格が良いと言われやすいです。
しかし、本当に性格が良いかどうかは、欲しいものを遠慮するかどうかとは限りません。自分が本当に欲しいと望んでいるものの時だけ、遠慮しなければ良いのではないかと思います。
褒め上手な人は、周囲からも印象よく受け取られます。
人に好かれたい時は、人の良いところを探し褒めるようにすると良いでしょう。ただ、わざとらしいのはNGです。褒める時は、さりげなくタイミングを見計らって褒めるようにすると良いですね。
一生懸命な人は、周囲から応援されます。
たとえ不器用でもいいので、なにかに取り組むときは一生懸命取り組みましょう。一生懸命な人には、一生懸命生きている人が手を差し伸べてくれるようになります。
では、逆に性格の悪い人とはどんな人のことを言うのでしょうか?
次に性格が悪い人の特徴を紹介します。人間関係が最近上手くいっていないと悩んでいる人は、自分自身に当てはまっている部分がないかぜひチェックしてみて下さい。
人間関係で、最も信頼を失うのは嘘をつくことです。
本人に悪気がなくても、嘘を平気でつく人は人から信用されなくなってしまいます。大事な話もされなくなり、やがて浅い付き合いの人間関係しかできなくなってしまいます。
人の話を聞かないで、適当に相槌を打つ人も信用を失います。いいかげんな対応を繰り返していると、いざ頼りたい時に誰も助けてくれなくなってしまいます。
人に好かれる人は、いつも一生懸命です。不器用でも構いませんので、人付き合いでは誠意を持って接しましょう。
人の悪口や噂話が好きな人も、人から嫌われます。
悪口を言う人は、自分自身が最も優位に立ちたいから人を批判するのではないでしょうか? 人を落として自分の評価を上げようとする人は、最終的に人から大きく嫌われます。
性格は、両親の遺伝子の影響を受けます。ただ、遺伝子を受けつぐ時は両親数多くの遺伝子から、両親のいずれとも違う組み合わせが生まれます。そのため、両親の遺伝を受けたといっても、親と全く同じ遺伝になるという訳ではないようです。
ただ、一緒に生活することで両親の性格の影響を受けます。先天的なもの(遺伝子)と後天的なもの(家庭環境)から性格を受け継ぐので、両親と似た性格になるのは仕方がないのかもしれません。<参考元>
心理学ってなんだろう|日本心理学会
https://psych.or.jp/interest/ff-07/
では次に、数多くの性格診断のなかでも特に当たる診断をご紹介します。
自分が20歳の時にどうだったかを考えながらチェックするタイプの性格診断です。感情表現やバランス感覚をチェックすることができます。
http://shining.main.jp/eniatest.html
筆者は「人に必要とされたい人」という結果が出たのですが、自分がされて嫌なことや問題点が詳しく書かれていました。
筆者の場合、「優雅で文学的なものを分け与えます。さまざまな分野の芸術家への道を歩んでいきます。人生に意味を発見し、深いところで感情を味わう能力があります。ユニークで美的センスがあります。周囲の人達の感情にすぐ気付きます。そして月並みでない発想をします」と書かれていたので、このままライター業を邁進しようと決心しました。
12問の質問に答えるだけで、簡単に診断できます。
https://性格診断16.com/kannibann.php
筆者の場合は「ものごとを一気にやり遂げる傾向があり、自分が打ち込んでいる事に深く集中し、大きな成果をあげます。また言葉で語るより、文章で表現するのが得意です」と出たので、このままライター業を邁進しようと改めて感じました。仕事の方向性で悩んでいる人にもオススメです。
改めて自分の性格を診断でチェックすると、新たな発見があって面白いと感じました。自分の性格を知ることは、簡単そうで難しいです。
人から指摘されなければ、ずっと気づかないこともあります。だからこそ、多くの人との出会いは学ぶこともたくさんあるのではないかと感じます。
自分の性格を知ることで、人間関係や生き方も大きく変わっていきます。人間関係に行き詰ったときこそ、是非自分の性格を改めてチェックしてみて下さい。自分を知ることは、きっとこれから先生きていく上での対人関係や生き方に役に立つことでしょう。
Written by みくまゆたん