『共依存恋愛』は危険? 陥ってしまうと日常生活にも差し支えが

『共依存』という言葉を耳にしたことはないでしょうか? 特定の誰かに激しく依存してしまう状態のことで、カップルでいえばお互い、もしくは相手に“恋愛依存”してしまうことです。

一見何も悪いように思えない共依存ですが、共依存恋愛に陥ってしまうと日常生活や社会性に問題が出てくる場合があります。

意外と身近な共依存恋愛、もしかしたらあなたも予備軍かもしれませんよ。

自分の存在価値を軽視してしまう

共依存恋愛でもっとも問題なのが、「相手に必要とされたい」という気持ちです。誰かに必要とされることは人として当たり前の気持ちかもしれませんが、共依存にハマるとその必要とされたい気持ちが強くなりすぎてしまい、ちょっと危険です。

というのも、共依存に陥った人は誰かに必要とされる自分に“存在価値”があり、必要とされなくなると“生きている価値”がないと思ってしまうからです。

“必要とされたい気持ち”が相手の社会性を奪いかねない

相手に依存してしまう人の特徴は「だらしない人」と「必要とされたい人」、この2人がそろうと共依存恋愛に発展しやすくなります。
“必要とされたい気持ち”が相手の社会性を奪いかねない特に問題なのが、「だらしない人」の社会性を「必要とされたい人」が奪っているということ。必要とされたい側は、だらしない人の面倒を甲斐甲斐しく見て、相手もそれに頼りっきりになり、自分では何もできない社会性の欠如した人間になってしまいます。

共依存恋愛には役割が2つ、そして片方が“損”な役目に

共依存恋愛には役割が2つあります。「世話する人」と「世話をされる人」。まるで親と子、主とメイドのような服従関係がそこに成立しています。この関係において、世話する人は“損”な役目を担うことに。

たとえば買い物。世話する人は、世話をされる人が「欲しい」と思ったものは、金額や価値に関係なくそれを買い与えないと気が済みません。

同棲などしていれば、他にもいたるところでその特徴が浮き彫りになってきます。家事、料理も世話する人の役目。本人からしたら、そこに“価値”や“生き甲斐”を見出しているので役割に対して不公平さを感じません。むしろそんなことに気が付かないのです。
共依存恋愛には役割が2つ、そして片方が“損”な役目に

日常生活にも問題が出てくる

もし2人の関係に亀裂が生まれると、日常生活にも問題が出てきます。女性の場合、精神ストレスからくるホルモンバランスの乱れ、それに伴う体調不良。薬を大量に服用する生活になることも。男性の場合はギャンブルやお酒への依存、女性関係の乱れが表れてきます。

心身に大きく影響を及ぼすので、日常生活はおろか仕事面でも悪影響が出ます。与えられた仕事に手がつかない、体調が悪いので休みがちに。
日常生活にも問題が出てくる

さいごに

共依存恋愛にハマるのを防ぐには、“対等”の立場で付き合うことが大事です。どちらかが甘やかしたり、それに甘んじていると共依存になりやすいので注意です。

油断していると誰もが陥ってしまう可能性がある共依存恋愛、今一度お互いの関係性を見直してみましょう。

Written by 松嶋とるて

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