先日、勝間和代さんが同性のパートナーがいると発表して話題になりましたね。
同性カップルは一体どういうことがきっかけで、お付き合いをすることになったのだろうと疑問に思ったことはありませんか?
同性を恋愛対象だと公言する人は珍しいですから、実際の体験談を知りたい当事者の方も多いと思います。今回は、同性カップルが付き合うことになったきっかけをまとめてみました。
『恋学アンケート』にて【Q.『女性同士の同性カップルへ』付き合ったきっかけは?】というアンケートを実施したところ、このような結果となりました。
女性の同性カップルがお付き合いを始めるきっかけの1つ目は、「同性から告白されて」というもので、全体の7%を占めていました。
自分は同性愛者や両性愛者ではなく、男性を恋愛対象としているんだけど、女性から告白されてお付き合いに踏み切ったということです。
異性愛者の女性でも、同性カップルそのものや、自分が当事者になることに対して抵抗を感じない女性も多いですから、片思い中の相手が異性愛者だからといって諦めるのは早そうですね。
女性の同性カップルになるきっかけの2つ目は、「興味本位で」というもので、全体の15%を占めていました。
昔に比べると、女性の同性カップルが映画やドラマ、ミュージックビデオや小説などに登場することが増えてきました。また、異性愛者の有名人が、フィクションの中でレズビアンになりきって演技をすることも増えてきました。
このような状況の中で、自分は男性が好きな異性愛者だと自覚していても、もしかしたら女性も好きになれるのかもしれない、試しに女性と同性カップルになってみたい、と興味本位で付き合ってみることが増えているようです。
女性の同性カップルの付き合うきっかけの3つ目は、「男性にトラウマがある」というもので、全体の15%を占めていました。
私はLGBTを含む性的マイノリティー界隈の方々と話す機会が多いのですが、同性とお付き合いをするようになったきっかけに、過去に異性とお付き合いをしたが、そこでトラウマを植え付けられてしまい、その結果、同性とお付き合いを始めたという方、結構多い印象です。
若い方もいますし、結婚生活を長い間続けられた後に、同性に恋愛感情を抱くようになった方もいました。
異性との関係の中で酷い扱いや、男性の常軌(じょうき)を逸した振る舞い、トラウマになるほどの辛い経験があった時、ふと周りにいる同性たちは、自分を支えてくれたり優しくしてくれたり。そんな中で恋愛感情が芽生えるようになったようです。
女性が同性カップルになるきっかけの4つ目は、「男性が苦手」というもので、全体の23%を占めていました。
男性といると極度に緊張してしまい、苦しく、何を話せばよいのか分からなくなったり、相手の顔を見ることもなく言葉を交わすこともなく、男性とデートをすることが苦痛で仕方ないという方がいます。
また、自分の中にある男性像や、実際に男性を見て感じるものを生理的に受け付けることが出来ない方もいます。そういった方々は、自分の恋愛相手として女性を選び、女性の同性カップルになることを選ぶことがあるようです。
女性が同性カップルになるきっかけの5つ目は、「同性とのスキンシップ」というもので、一番割合が多く、全体の38%を占めました。
4割弱の方が同性とのスキンシップがきっかけで、同性カップルになるというのは驚きですね。付き合おうだとか、恋愛対象として見ていなくても、スキンシップなどで距離が近付くことでカップルになることがあるというわけです。
女性の同性カップルに付き合うきっかけを聞いた結果をまとめてきました。いかがお感じになったでしょうか。
最初から女性が好きで付き合いたくて、やっと念願の彼女が出来た! という方よりも、流れで同性カップルになったという方が多くてびっくりしました。
自分がいつ性的マイノリティーになるか分からないという言葉をよく聞きますが、本当にそうだと感じました。
Written by 愛