「どうして自分ばっかり…」ご近所トラブルに巻き込まれやすい人の特徴5選

何かと引っ越しが多かった筆者。

これまで北海道、東京、埼玉、大阪とさまざまな地域に住みましたが、ご近所さんやパパ友・ママ友コミュニティに必ず1人は「ご近所トラブルに巻き込まれやすい人」がいました。

中でも、現在進行形で筆者の良き隣人であるご婦人Kさん(仮名)は、筋金入りの「ご近所トラブルに巻き込まれやすい人」です。

自分には非がないのに、それどころかむしろ模範的なライフスタイルで静かに暮らしたいと思っているのに、なぜかいつもご近所トラブルに頭を悩ませているKさん。

思い返してみると、ご近所トラブルに悩まされる人には、いくつかの共通点があります。

今回は、Kさんをモデルケースとして、ご近所トラブルに巻き込まれやすい人の特徴について考察します。

ご近所トラブルに巻き込まれやすい人に共通する5つの特徴

それではさっそく、ご近所トラブルに巻き込まれやすい人の特徴について見ていきましょう。

1.お人よし

1.お人よし

誰にでも気さくに声をかけて明るく振る舞うKさんは、とにかくお人よしです。

筆者の私や妻に頼み事や相談などをすると、必ずお菓子や新鮮な野菜などをおすそ分けしにわざわざお越しくださる律儀さ。

とにかくまじめで、擦れた心をまったく持っていないようなお人よしさが印象的です。

しかし、分け隔てなく人と付き合うお人よしだからか、人間関係を通じてさまざまな依頼事がKさんの元に舞い込んできたり、しがらみに悩まされたりすることも。

誰に対してもまじめで誠実なKさんの態度は見事ですが、一方で、彼女のそんなまじめさが、彼女自身を苦しめているのかもしれません。

2.争い事が嫌い

お人よしのKさんは、とにかく争い事が嫌いです。

自宅の敷地内に誰かがゴミを投げ捨てても、タバコをポイ捨てしても、ひいては盗難に遭っても……。

彼女は犯人を捜したり報復したりする選択をせず、健気にゴミを拾い、片付け、被害を受け入れます。

ある日、筆者はそんなKさんに「どう対策すればいいか?」と相談されました。筆者は警察への被害届の提出と、敷地内の防犯カメラの設置を提案。

しかし、争い事が心底嫌いなKさんは、被害届を提出することはありませんでした。とはいえ、防犯カメラの設置案は採用されたようです。

トラブルはできるだけ穏便に済ませたいKさん。

そんなKさんがご近所トラブルに悩み続けているのは、皮肉としか言いようがありません。

3.心配性/不安症

とあるオークションサイトでの取引で、落札者からなかなか連絡がこないことを心配し、妻に相談してきたKさん。

オークションサイトの使い方を妻に手取り足取り教わりながら、何とか使えるようになったものの、メンタル面の課題が浮き彫りに。

Kさんはとにかく心配性なのです。

ご近所トラブルについていつも気を揉んでおり、かえって筆者の私が彼女を心配してしまう始末。

しかし、過去に出会ったトラブルに巻き込まれやすい人の特徴と照らし合わせてみても、確かに心配性な人が多かった印象です。

心配性な人は、心配性だからこそかえって心配の種を自ら引き寄せてしまうのかもしれません。

4.自己肯定感が低い

4.自己肯定感が低い

自己肯定感が必ずしも低いわけではないかもしれませんが、少なくとも「高くはない」というのが、トラブルに巻き込まれやすい人の特徴の一つです。

もう少しわかりやすく言うなら、いわゆる「Noと言えない日本人」的な一面がある──といった感じです。

Kさんもおそらく、人の頼み事を断れないタイプで、場合によっては悪意ある人間から搾取されたり騙されたりしやすいタイプのように見えます。

もし自分の人生方針や考え方、他者との関わり方に揺るぎない自信があれば、トラブルの種を一蹴することもできるでしょう。つまり「No」を言えるはずです。

日本人ならではの和や協調の文化の影響もあるかもしれませんが、無用なトラブルを遠ざけるためにも、胸を張って「No」を表明したいものです。

5.受動的である

トラブルを解決するには、問題の原因を洗い出し、原因を取り除くための方法を考案し、実際に計画を実行する必要があります。

つまり、主体性を持ち能動的に選択&行動する必要があるのです。

しかし、Kさんはどうも自分ではどうすればいいのかわからない様子。

トラブルとは無縁に、まじめに生きてきたからなのか、それとも物事を主体的かつ能動的に考える習慣がないからなのか。

真意はわかりませんが、受動性はトラブルに巻き込まれやすい特徴の一つです。

トラブルを遠ざけるマインドセット

トラブルを遠ざけるマインドセット

トラブルに巻き込まれないようにするには、先述した5つの項目と反対のことを意識するのが正攻法です。

1お人よし

ぶっちゃけ、お人よしすぎると人に舐められます。

人に舐められると、搾取思考の人間や承認欲求を満たしたい人間などに目をつけられやすくなり、結果としてトラブルに巻き込まれやすくなります。

お人よしをするにも、相手を選ぶのがおすすめです。
2争い事が嫌い
争い事を極端に嫌うと、トラブルが起こったときに対処できません。

争い事を好む必要はありませんが、何かが起こったときの対処法や、その後のプランなどはあらかじめ想定しておきましょう。
3心配性/不安症
心配性かどうかは性格に起因する部分ですから、今すぐに変えるのは難しいでしょう。

しかし、心配してもどうしようもないことをつらつら心配し続けても心の毒です。

なので、「考えても決して答えが出ないことは考えない」など、マインドセットを意識することで徐々に改善できるかもしれません。
4自己肯定感が低い
とにかく「他人へのNo」をためらわないことです。

もちろん言葉の選び方や言い方を工夫する必要はありますが、「他人へのNoは自分へのYes」だと思い、自分自身を肯定する方法の一つであることを知りましょう。
5受動的である
トラブルに限りませんが、物事は受動的だと自分の意思や方針を主体として進めるのが難しいものです。

「何とかなるだろう」「誰かが何とかしてくれるだろう」という気持ちを捨て、「自分自身で対処しよう」というメンタルを養いましょう。

トラブルは自分を試すチャンス

トラブルは、必ずしも避けるべきものではありません。トラブルは時に大きな気付きを与えてくれたり、成長や発展のヒントを与えてくれたりします。

とはいえ、理不尽なご近所トラブルに巻き込まれるのは誰だって嫌ですよね。

不快なトラブルを遠ざけたい方は、本記事でご提案した「トラブルを遠ざけるマインドセット」を参考に、トラブルの予防対策を練ってみてくださいね。

Written by はるお

アンガーマネジメントとは? キレる前に「6秒待つ」理由を解説 ▶

はるおの他の記事を読む