子どもは親の何気ない行動や発言に振り回されているもの。周りの目を気にせず好き勝手な言動を続けていると、知らずのうちに子どもに恥をかかせているかもしれん。
そこで今回は、子どもが親に対して恥ずかしいと感じる瞬間をまとめてみました。そう感じさせないために気を付けたいポイントも解説しているので、よりよい子育てのためにぜひ一読してみてください。
「小さいとき、スーパーで母の目から少し離れるだけでいつも大声で名前を呼ばれてました。心配だったのかもしれないけれど、もう少しボリュームを押さえてほしかった……」(女性/20代/フリーランス)
パッと目を離した途端いなくなる子どもに焦ってしまうお母さんの気持ちもわかる行きづらいし、子ども心ながら「やめてよ」と恥ずかしくなってしまいますよね。
「学生のとき、部活や授業で何か問題が起きると一目散に意見を言いに学校へ来ていました。友達も引き気味だったし恥ずかしかったです」(女性/20代/会社員)
いわゆるモンスターペアレント的要素のある親だと、子どもは友達や先生から敬遠されないかと恥ずかしさや不安を感じるように。のびのびと学校生活を送るためにも、ある程度見守っていてほしいと思います。
「ところかまわず値段が高いと文句を言ううちの父親。家族でレストランへ行ったとき、『ビール高い!』と結構大きな声で言っていてとても恥ずかしかったです」(男性/20代/会社員)
たしかに外食では思いのほか値段が高いなんてことはあるあるですが、「高い」と大声で言われるのは恥ずかしいですね。思っていても口に出さず大人の対応をしてほしいものです。
「友達が家に来たとき『○○ちゃんは身だしなみもキレイにしていて素敵ね。それに比べてうちの娘は……』と私の悪口祭り! 日頃のだらしない姿や適当な部分を勝手に暴露され、恥ずかしいを超えて腹が立ちました」(女性/20代/会社員)
お友達や来客を褒めるため、自虐感覚で自分の子どもの株を下げるのは絶対にNG。目の前で悪口を言われた子どもの自己肯定感が下がってしまいます。
「父親のくしゃみがとにかく大きい。叫んでるレベルの声量でくしゃみをするので、電車やレストランでは必ず周りの人がびっくりします。恥ずかしいからくしゃみしそうになったら邪魔します(笑)」(20代/女性/医療関係)
なんとも微笑ましいエピソードですが、実際にそばで大きなくしゃみをされると恥ずかしいしびっくりしますよね。年配の男性に多い傾向で、一度クセになるとやめられず外出先でもありえない声量になってしまうようです。
「たまたま仕事終わりにスーパーへ寄ると、買い物中の母を発見。毛玉だらけのスウェットにヨレヨレのTシャツを着て魚を見る母があまりにもだらしなく、気付かないふりして帰りました」(30代/女性/会社員)
部屋着のまま出かけたであろう姿を目撃すると、つい知らない人のふりしたくなるもの。いくら近所でも、最低限の身だしなみは整えてから家を出てほしいなと思ってしまいます……。
「私の母は、一度怒ると感情のコントロールができない人です。たとえ公共の場であろうと、大声で怒鳴り散らし、泣くまで責めてきました。子どものときは怖かったし、ある程度成長してからは恥ずかしくて一緒に外出することを避け続けています」(30代/女性/会社員)
怒ってところかまわず大声を出されるのは、子どもでなくとも恥ずかしい瞬間。歯止めが効かないとなれば、一緒に出掛けることも嫌になるのは当然です。親として最低限の冷静な行動をとってほしいものですね。
毎日忙しさに追われていると、つい自分のことをおろそかにしがちですが、子どもの頃は、親が特別太っていたりだらしないファッションばかりしていることが恥ずかしさの原因になりがちです。
子どもに恥ずかしい思いをさせないためにも、最低限の身だしなみには気を遣いましょう! コツコツと体型を管理したり、清潔感のある服装をするなど日頃からの心がけが大切です。
親だって人間。つい一瞬の怒りから大声を張り上げて余裕がなくなってしまうこともあるでしょう。しかし、ところかまわず感情に身を任せていると、子どもに恥をかかせてしまいます。
もし思い通りにいかずイライラしてしまうのであれば、一度深呼吸して落ち着きましょう。ときには完璧に済ませることを諦めることだって肝心です。
自分のためにも、冷静な対応を心がけてみてはいかがでしょうか?
子どもは、親のちょっとした行動だってしっかり見ています。自分勝手な行動が増えれば増えるほど、恥ずかしいと思われ関係に亀裂が走ってしまうでしょう。
子どもいい信頼関係を築いていくためには、自分のことばかりではなく、一人の人間として子どもに接し、気配りしていくことが大切ですよ。
Written by sumire