職場やご近所付き合い、ママ友など、生活の中には決して避けては通れない人間関係があります。上手く立ち回ろうと頑張っても、なぜか問題が起こりストレスの根源となってしまうことも多いでしょう。
そこで今回は、病まない人間関係を作るコツを紹介。人間関係で病みやすい人の特徴や病んでしまったときの対処法も一緒に解説していきます。
真面目な人は、責任感が強く何でも完璧にこなそうとします。一度引き受けたことは絶対にやり遂げようとするため、人に頼れずいつの間にか手一杯になって疲弊していくのです。
また、言われたことを受け流せず自己評価を下げてしまう面も。「自分はできないんだ」と思い込み、“ダメな人間”だと自分自身を責めて心が病むまで追い込んでしまいます。
すぐに傷つくのも病みやすい人の大きな特徴。比較的学生時代に優等生として過ごしてきた人に多い傾向で、怒られ慣れておらず、少し強く言われるだけで心に大きな傷を負ってしまいます。
一度怒られるとなかなか気持ちを切り替えられず、いつまでも引きずりがち。くよくよしている様子やミスを繰り返し、また怒られ病むという負の連鎖に陥ってしまいます。
心が病みやすいタイプは、空気が読める優しい性格の人が多いです。相手の気持ちを考え過ぎるあまり、自己主張を我慢しすぎて自分自身の心をすり減らしていきます。
また、他人の言動や感情を敏感に察知して過剰に感情移入してしまう特徴も。相手の機嫌に振り回されやすく、人一倍気を遣い過ぎて疲れ切ってしまいます。
職場やママ友の輪で心を許せる友達ができるのが理想と考えている人も多いでしょう。
しかし、親しくなればなるほどお互いに遠慮が無くなりがち。無意識に相手を傷つける発言やプライバシーに踏み込む行動が増え、ストレスが溜まりやすくなります。
病まない人間関係を作りたいなら、「広く浅い関係性」を築くのが得策! 一定の人だけでなく、多様な人と適度な距離で接することで常に緊張感が生まれ、遠慮や気遣いを持ち続けることができます。
相手がどう思うかばかり気にして、いつも仕事を引き受けていませんか? 良い人で居続けようとすると必ず限界が来ます。時には「今、手一杯です」と断る勇気を持つことも大切です。
また、ママ友会や上司の付き合いなども無理して参加するのは禁物。行きたくない日に備えて、子供や趣味など相手を傷つけない「言い訳」を考えておきましょう。
ストレスを感じる場所と家との往復の日々は、ストレスを緩和する場所がなく心が病んでしまうように。頭と心が休まるような場所が一つあれば、気持ちのメリハリがつきます。
カフェや公園、カラオケボックスなど特別な場所でなくてOK。一人でゆっくりぼーっとできるかどうかがポイントです。
仕事や家庭以外で没頭できる何かを見つけるのも、心が病まない人間関係を作るコツ! 推し活やキャンプなど、生きがいになるような趣味を持ちましょう。
趣味があれば、職場で嫌なことがあっても必要以上に悩まなくなります。好きなことに打ち込めばストレスが緩和され前向きな気分に。「まぁいっか」と思える強靭なメンタルが身に付きます。
心が病んでしまったときは、食欲不振や不眠など、日常生活に支障をきたしやすくなります。そのため、日頃以上に健康的な生活習慣を意識しましょう。
特に睡眠は一番重要。夜になると悪い方向へ思考が進み病みやすいです。また、寝不足は判断能力が鈍り、さらに人間関係を悪化させることも。
体を動かしたり、湯船にゆっくり浸かったりして、質の良い睡眠をとるよう徹底しましょう。
病んでしまったとき、一人で部屋に閉じこもってじっと考える時間を作るのはNG! 気持ちが落ちているときこそ、友達や家族に吐き出して、ポジティブなアドバイスをもらいましょう。
人に相談することで、場合によっては環境を変えることができるかもしれません。周りに相談できない方は、公的な相談窓口などを利用するのもおすすめです。
何をしてもストレスが緩和されないなら、環境から距離を置くことも考えましょう。
逃げることは決して悪いことではありません。無理して人間関係を続け、体調を崩す方が生涯的にコストもかかります。
環境を変え「次はいい人間関係に巡り合うかも」とポジティブに捉え、思い切ってストレスとなる環境から離れましょう。
心が病まない人間関係を作るには、相手の気持ちをあえて察知しない「鈍感力」が必要。ときにはいい加減になって自分の気持ちを優先させることだって大切です。
また、趣味や勉強など、仕事と家庭以外にも没頭できるものを見つけるのもGOOD。ぜひ自分を癒せる心の拠り所を見つけてみてください。
Written by sumire