人間生きていれば、いらっとすることもありますよね。しかし、そんな苛立つ言葉を他でもない、パートナーに言われた日にはイライラも2倍に。今回は、女性が彼氏や夫に言われて腹が立った言葉とシチュエーションを紹介します。
まずは、恋人に言われて腹が立った言葉を紹介します。
男性がからかい半分で投げかける言葉で、女性が思いのほか傷ついているものといえばやはり、容姿をけなす言葉です。
「顔は可愛いんだから、痩せたらもっとモテそうなのにな」
「もう少し胸があれば、そういう服も似合うんじゃない?」
などなど、女性からしたら「ほっとけ!」と言いたくなるような、腹の立つ言葉です。本人はあまり悪気なく口にしているケースも少なくなく、余計にたちが悪かったりします。
付き合い始めの頃はラブラブで、24時間一緒にいたい! とすら思ったはずなのに、時間が経つと徐々にマンネリ化していってしまう。ある意味では仕方のないことですが、やっぱり寂しいものです。
「お前と一緒にいると疲れるんだよ」
「ほっといてくれる? 一人になりたい」
などと突き放すような言葉を投げつけられ、腹が立ったという人も多いようです。
これはそばにいるのが当たり前のように思える熟年カップルや、同棲カップルに多いパターンですね。うまく物理的距離をとってお互いの妥協点を見つけられれば良いですが、腹が立ったままに衝突すると、一気にダメになってしまう場合もあります。
自分は大切にされていないと感じると、拗ねてそれをパートナーに対して責めるようにぶつけてくる男性もいます。
筆者にも、このような経験がありました。長距離運転は大変だから電車で移動しようと提案したのに、車で行くことを強行した当時の彼。しかしやっぱり疲労がたまり、徐々に不機嫌になり、慣れない道で迷ってしまいます。あたふたと「戻ったところに分かれ道があったかも」などと言う筆者に対して、「お前は俺が道に迷えばいいと思ってるんだろう」とよくわからない怒りをぶつけてきました。
一晩寝て体力が回復したら、そんなこと忘れたようにケロッとしていましたが、こういう時に人の本性って出るのかも…… と、腹が立つのを通り越して怖くなったものです。
さて続いては、夫に言われて腹が立った言葉を紹介します。
ここでも出ました、容姿をけなす系の言葉。結婚して時間が経つと、遠慮がなくなることから、よりこういった言葉が出る確率が上がります。
「お前、太ったよなあ」
「老けたんじゃない? いい年して、もう少し考えろよ」
などなど言われた日には、「鏡で自分の姿を見てから物を言ったら?」と苛立ち度がマックスに。誰だって若い頃と同じ姿ではいられませんから、このような言葉は相手の怒りを買うだけです。
女性の社会進出、夫婦共働きが当たり前と言われる昨今であっても、やはりこうした夫婦による収入格差問題はあります。夫婦のことなので、お互いが納得済みであれば良いですが、そうでない場合は問題です。
例えばよく聞くのが、「もう少し家事育児に協力してほしい」という女性の訴えに対して、「俺は外で稼いできてるんだから、無理を言うな」などと取り合わないこと。それに対して家のことをやっていると反論すると、収入でマウントを取ってくるというのです。
ここまでひどい言葉でなくとも、「稼いでいる夫」と「稼ぎが少ない妻」との間に、うっすらと上下関係が存在するという家庭はやはりあります。お金を稼いでいる方が偉い、という感覚がある男性は、ついポロッとマウント発言をしてしまい、知らずに妻からの怒りを買っているのです。
「イクメンという単語を聞いただけでムカツク」というママがいるほど、イクメン気取り夫に対する腹が立った体験談は多いもの。細かな例をあげればキリがないでしょう。
例えば「嫁にも休んでもらいたいから、定期的に子どもを見て自由時間をあげてます」と自慢げに話している男性ほど、本当にただただ「見てる」だけで、世のママたちの怒りを買ったりしていますね。
「子どもを見るって、隣にただ座ってスマホいじってることじゃないんだよ!」と言いたい、声を大にして。個人的に腹が立ったエピソードとしては、「おむつを替える」と言ったからにはおしっこでもうんちでも替えてほしい。「うんちは無理」じゃあないんだよ、夫よ。……というのがありました。
できればイライラせず、心穏やかに生活を送りたいところ。とはいえ、人と人が関わり合って暮らす以上、毎日いろいろなことが起こります。
ある程度はスルーする寛容さも大切でしょう。しかし男性は「察する」ことが苦手とはよく言われます。腹が立ったときはそう伝えないと、一生伝わらない可能性も充分にあるわけです。うまくやっていくためにも、不満は小出しに伝えていくことも必要かもしれませんね。
Written by 七尾なお