皆さんの周りにも空気が読めない人がいませんか? もしくは、自分自身空気が読めないことに悩んでいる人もいるかもしれません。
一体どうすれば空気が読めるようになれるのでしょうか? 今回は、空気が読めない人に共通する特徴や、空気が読めない現状を改善するためのコツをご紹介します。
自分の気持ちを何よりも優先している人は、周りから空気が読めないと思われる可能性が高いでしょう。
このようなタイプは場の雰囲気から状況を汲み取るのが苦手なので、どうしても自分中心の言動をしてしまいがち。相手がつまらなそうな表情でも自分が楽しければずっと話し続ける……なんてことも。
一方で、自分にとってつまらない話をされるとあからさまに不機嫌になったり、文句を言い出したりするケースもあります。
マニュアルに沿った行動しかできず、臨機応変な対応ができない人も空気が読めないと思われがちです。
予想外のことが起こるとパニックに陥ったり、他人に全てお任せして逃げ出すなんてことも。いつも周囲の対応のお陰でなんとかなっているだけで、我慢の限界を超えたみんなからそれを指摘された時に、やっと自分自身のミスに気が付くのです。
冗談を真に受けるのも、空気が読めない人に共通する特徴の一つと言えるでしょう。
誰かが場を和ませるような冗談を言った時に、「どうしてそんなこと言うの!?」と怒ってしまうタイプです。周囲はみんな冗談だと分かっているのにあなただけ怒り出したら、「あの人いつも空気が読めないよね」と思われてしまう要因になります。
自分が思ったことをはっきりと伝えるのは大切なことです。けれど、時にはそこをぐっと我慢したり、オブラートに包んで発言したりしなければならない場面もあるものです。
空気が読めない人は、どんな時でも自分の気持ちに素直なので、つい思ったことを口走ってしまいます。それによって周囲の人が嫌な気分になったり、雰囲気が悪くなっていることにも気が付きません。
自分の発言がその場に合っていないことに気付くことは基本的にないのです。
興味のない話やつまらないと感じる話題に参加しようとしないのも、空気が読めない人の共通点として挙げられます。
ちゃんと話を聞いていないので会話が続きにくく、適当な相槌をしたり、質問とは関係ない返事をしたりして、相手が気分を害し、空気が読めない人認定されてしまいます。
できれば空気が読める人になりたいとは思うものの、どうすればいいのかわからないという人もいるでしょう。 続いては、現状を改善するためのコツについて解説します。
空気が読めない人は、いつも自分のことしか考えられない傾向にあります。まずは、「客観的に観察する」ことから始めてみましょう。
自分の感情抜きで周囲の様子を見るようにすれば、今どのような状況なのかが把握しやすくなります。そして、自分自身がどんな状況に置かれているかも、広い視野で見つめられるようになるのです。
これができるようになれば、自分本位の発言が徐々に減っていくでしょう。急に見方を変えるのは難しいかもしれませんが、意識して物事を俯瞰で観察するようにしてみましょう。
目の前の相手が、言葉では当たり障りのない様子でも、実は表情は曇っているということがあります。
空気が読めない人は、自分のことしか考えられず相手の表情までチェックできないので、そこに気が付かない場合が多いのです。
相手の表情に少しでも違和感を覚えたら、自分が自己中心的で空気が読めないやりとりをしていなかったか、一度振り返ってみてください。
聞き上手な人は、「空気が読める」という印象を周囲に与えます。まずは相手の話をしっかりと聞くことで周囲からの信頼を得るようにしましょう。
自分の話を聞いてほしいという気持ちもわかりますが、そこをぐっと抑え、相手との会話の内容から情報を収集し、話している様子を観察することで、次第に相手が何を求めているかがわかるようになってきます。
空気が読めない人は、どうしても場の雰囲気を乱してしまうので、周囲からの印象が悪くなってしまいがち。けれど、当の本人は自分がそう思われていることに気が付いていないというケースが大半なのです。
相手との関係性にもよりますが、あまりにひどい場合はきちんと本人に伝えてあげるのがその人のためかもしれません。
また、自分自身が空気が読めない自覚がある場合、今回ご紹介した改善方法をぜひ実践してみてください。すぐに変わることは難しいかもしれませんが、一つ一つ積み重ねていくことでだんだん周囲からの印象も良くなっていくはず!
もしどうしても改善方法がうまくいかない時は、自分のどこがよくないのか、友人や家族など身近な人に聞いてみるのもおすすめですよ。
Written by 早紀