女性から食事に誘われた時の男性心理とは「嬉しい!」です。この一言に尽きます。なぜなら男にとって、女性から食事に誘われるなんてことは「ありえない」ことだし「有り難い(存在することが難しい)」ことだからです。と書いても、男性を自分から食事に誘えない(誘う勇気のない)女性が減らないですよね。
減らないということは、<女性から食事に誘われた時の男性心理とは「嬉しい!」です。この一言に尽きます。>と書くだけでは説得力に欠けるということかもしれないですね。
ならば、以下にもっと説得的に男性心理を述べましょう。
女性から食事に誘われた瞬間、男性は「この子、もしかして俺のことが好きなのかな?」と直感します。
そう直感した彼は、自分のことを食事に誘ってきた女子の顔とスタイルを思い浮かべます。まだ2~3回しか会ったことのない女性であっても、どうにか必死になって思い浮かべようとします。で、「あ~、あの子か」「あ~、スタイルのいいあの女性ね」などという感じて思い出したら、今度はその女性のいいところを心の中で探そうとするんですよね。
その時彼はこう思います。「あの子、胸は小ぶりだけど、顔がやたら可愛いな。特に笑った時の顔がやたら可愛かったな。」
次に彼はこう思います。「この子と付き合えたら、俺、ラブホでどう振る舞おうかな。」
つまり、女性から食事に誘われた時、男性は「この子、俺のこと好きなのかな?」から、付き合って一線を越えるところまでを一気に妄想しているということです。これは何も男がそういう生き物だ、ということではありません。冒頭に書いたように、女性から食事に誘われるというのは、男にとって「ありえないこと」であり「有り難いこと」だということなのです。
そのような男も、次の瞬間、冷静になります。
「俺、この子にタカられているだけなのかな?」と彼は思います。「あしながおじさん的に<いい人>を演じないと、彼女は俺にガッカリしてしまうかな」と彼は思います。更に「そもそもなぜ彼女はこの俺のことを食事に誘ったのだろう」と思います。
男はバカではないので、物事の裏を読もうとする瞬間を持つのですね。がしかし、やっぱり愚かなところをもっているのが男なので、彼は以下のように自分の考えを落ち着かせようとするのです。
「彼女と食事に行って、お酒が回ってきた頃、俺たちは彼氏彼女の関係として付き合えるはず!」これが、女性から食事に誘われた時の男性が最後に抱く気持ちです。
要するに、女性から食事に誘われた時、男性はあれこれと思いを巡らせ、結果的に「彼女と付き合えるはずだ!」と思う(狂喜乱舞する)ということです。
と、ここまで読んでも、ちっとも説得された気にならない女性もいると思うので、最後に付言します。男たちは長い間、恋愛氷河期を一人で歩いてきました。
女子が、高校生の頃「ラッキーなこと」があり、また大学3年の時に「ラッキーなこと」があり、その結果「男女関係におけるおいしいことや気持ちいいことをまあまあ経験してきた」かたわらで、男たちは……高校時代に彼女ができず、大学4年間を通して彼女ができず、社会人になっても彼女ができず……本当に殺伐とした空気の中で、多感な思春期を「やっとの思いで」過ごしてきたのです。
そのような男がですよ、女性から食事に誘われたらどうなると思いますか? 狂喜乱舞するしかないじゃないですか。
Written by ひとみしょう