スケジュール管理をスマホアプリで行う人も多いと思いますが、使い方次第で可能性が広がる「手帳」を活用してみませんか?
アナログな手帳ですが、スケジュールをただ書き込むだけでなく、要件別に色を分けてみたり、付箋を活用することで、スケジュール管理だけでなくアイデア出しなどにも使えるんですよ!
あえてアナログの手帳を使うことのメリットとして、「より直感的・視覚的であること」が挙げられます。つまり、思ったことをパッと書いたり、手帳を開いて瞬時に目当てのものを見つけることができる、などです。
この手帳のメリットを最大限利用する為に活用したいのが、「色」や「イラスト・図」、「付箋」などの小物です。
例えば、「仕事の予定は黒いペンで書き、それ以外の予定はカラーペンを使う」といったマイルールを作ります。
すると、手帳を開いた瞬間に、いつ仕事が入っていて、いつプライベートな約束があるのかを見分けやすくなりますよね。
強調したい予定にはイラストを入れたり文字を大きくしたり、緩急をつけるのもおすすめです。一時的な予定であれば付箋を使い、終わったら剥がすようにすれば、綺麗に使えますよ。
手帳といえば、スケジュール管理の為のツールというイメージが強いですが、実は他にも活用術はたくさんあります。その中の一つが、ビジネスシーンでのアイデア出しです。
おもしろい企画やちょっとしたお役立ち情報など、ふと頭に浮かんだネタはすぐに書き留めておくのが基本。もちろんスマホにメモするのも良いですが、手を動かした方が脳が活性化され、より冴えたアイデアが生まれそうな気がしませんか?
頭に浮かんだ言葉やイメージを、思いつくまますぐに視覚化できるのは、アナログの強みです。
また、浮かんだアイデアを実現させる為のTODOリスト作成にも一役買ってくれます。
例えば、マンスリーページにリスト欄を設け、そこに「今月中にやるべきこと」「○月までにやるべきこと」などを書いていくのです。一ヶ月の予定と一緒にTODOも把握できるので、効率よく仕事に取り掛かれますよ。
資格の勉強など、学習にも手帳は活用できます。相性が良い使い方としては、やはり学習記録を残すこと。デイリーページのある手帳なら、
・その日にした勉強内容
・何にどれだけ時間がかかったか
・学んだことのポイント
・難しくて理解できなかったこと
などを書き留めておくことで、その後の勉強に活かせます。
その他、マンスリーページに「今月覚えたい単語を5つ書く」とか、白ページに「間違えた問題だけを集めて見直しに使う」なんて使い方もアリですね。
スケジュール管理や勉強の他にも、アイディア次第で色々な活用方法があります。「記録をつける」ことを得意とする手帳だからこそ、ダイエット記録や旅記録、映画鑑賞記録などにも使えますよね。
これらはデジタルでも管理できますが、「ぱらっとめくって眺める」ことができるのはアナログの利点です。
記録と一緒にその時感じた思いや絵なども書き留めておけば、ダイエットを始めた時の初心を振り返るきっかけにもなり、目標達成に対するモチベーションを維持するのに役立ちます。
デジタルの便利さにちょっぴり押し負け気味のアナログ手帳……なんてイメージがあるかもしれませんが、そんなことはありません。デジタルにはデジタルの、アナログにはアナログの魅力があり、強みがあるのです。
また、ビジネスシーンでスマホを取り出してスケジュールを確認する、といった姿は相手によっては失礼と受け取られる場合もあります。そうしたリスクを避ける為にも、お気に入りの手帳を一冊バッグに忍ばせておくのがベストですね。
手帳の活用法は無限大。ぜひ、自分なりの使い方を編み出して、よりスキルアップができるように目指しましょう!
Written by 七尾なお