あなたの周囲には、謙虚な人はいますか? 人付き合いにおいて、「謙虚」という言葉は良い意味で使われることが多いです。
謙虚な人は、一般的に人当たりが良い人、下出に出る人、自分より相手を尊重するイメージを持たれやすく、人間関係でも人に好かれやすい特徴があります。
あなたも、謙虚な人を目指して対人関係を良好に保ってみませんか? 本記事では、謙虚な人に共通する特徴やメリット、謙虚な人になるためにはどうするべきかを紹介します。
謙虚とは、控え目でつつましいことを表しています。自分よりも、常に相手の立場を尊重して物事を考えます。
仕事や勉強では、自分自身を偉いものとせずに他の人から素直に学ぶ姿勢がある人のことを表します。謙虚な人は素直なので、人からの教えを吸収する能力にも優れている人が多いです。
謙虚な人は、自分にどんなに実力があっても調子に乗ることはありません。
ごちゃごちゃと言い訳じみたことを言って、注意されたことをごまかすこともありません。
謙虚な人は、人からも愛されます。対人関係を良好に保つには、まず謙虚な人になることが大切です。
それでは、謙虚な人には一体どのような特徴があるのでしょうか? 次に謙虚な人に共通する特徴をご紹介します。
・周りに気を使える
謙虚な人は、自分よりも相手のことを第一に考えます。周囲に人が多い場合は、周囲の人がどう思うかを考えて行動します。自分より相手のことを先に考える人は、人からみて謙虚で優しい人と判断されることが多いです。
・相手の意見を素直に受け入れる
謙虚な人は、人から指摘されたことを素直に受け入れます。自分に否があったとしても、まず最初に「申し訳ございません」と謝ってから自分が思っていることを伝えます。
人から注意を受けた時に「えっ」「だって」「でも」と言い訳じみたことを言ってから説明する人は、相手の話を素直に受け入れないので成長できません。もし本気で何か成長したいと思うなら、素直に教え人の意見を聞くようにしましょう。
・自分に否がある時は、すぐに謝る
謙虚な人は、自分に否があったら瞬時に謝ります。ごちゃごちゃ言い訳を言うことはしません。人に注意されたら、まず謝る習慣をつけましょう。もしどうしても言い訳がしたいのであれば、謝ってからにしましょう。
・「ありがとう」と人に感謝できる
謙虚な人は、人に素直な気持ちで感謝することができます。人に何かをしてもらった時は、「ありがとうございます」と感謝の意を伝えて頭を下げます。謙虚な姿勢の人は、気持ちよく人に感謝を伝えることができるので、また困った時に助けてもらえるのかもしれません。
・遠慮する
謙虚な人は、遠慮がちです。「欲しいものある?」と言われても「えっ、悪いですよ。いいんですか?」と一歩下がります。無礼な人の中には、当たり前のように「ありがとう」と言って物を貰う人がいます。そういう人こそ、謙虚な人を見習ってほしいものです。
では、謙虚な人はなぜ好かれるのでしょうか?
理由は、謙虚な人には常に人への感謝を忘れることがないからです。それは、相手を敬う姿勢があるからではないかと思います。謙虚な人は、相手の話を素直に聞き入れるので教える側も気持ちよく伝えることができます。
また、謙虚な人はどんなに人から褒められても決して傲慢になりません。たとえ人から褒められたとしても「いえいえ、そんなことないですよ」と自ら謙遜します。そうすると、人は「またまたぁ。」と言って、更に相手を褒めようとします。
そのため、謙虚な人ほど人から褒められる機会が多くなります。人に褒められたい人こそ、「そんな、私なんて」と謙遜できるような謙虚さを持ち合わせましょう。
では謙虚でいると、どんなメリットがあるのでしょうか? 次に、謙虚な人のメリットを紹介します。
・素直になれる→ 謙虚になると、相手の意見を素直に聞き入れられるようになります。教える立場の人は、素直に聞いてくれることを相手に一番に求めます。素直に話を聞いてくれることは、良好な対人関係を築く上でとても大切なことです。
・学びを吸収しやすい→ 素直になると、学んだことを吸収しやすくなります。そのため、謙虚な人ほど成長も早くなるのです。何か習得したいことがあり、人から習っているのであれば謙虚で素直な姿勢で対応しましょう。
・相手の心を考えられるようになる→ 謙虚になると、自分よりも相手の気持ちを第一に考えられるようになります。相手の気持ちを考えられるようになると、「どうしたら相手が怒るのか、悲しむのか」を先に考えることができるので衝突もなくなります。
・人から愛される→ 素直で謙虚な人は、人の心を読んで行動できます。相手がどうすれば喜んで、どうすれば悲しむのかを察知した上で行動する人は、やがていろいろな人からも愛されるようになります。
・視野が広くなる→ 人の意見を素直に聞けるようになるということは、それだけ色々な人の意見を自分の中に取り入れられるようになります。色んな考えを吸収できるので、その分視野が広くなります。
・もめ事がなくなる→ 素直になると、人と揉めたり喧嘩することがなくなります。相手のことを考えた上で発言したり、行動すれば自然と争いはなくなります。喧嘩になりやすい人こそ、是非意識してみてください。
謙虚な人になるためには、一体どのようにすれば良いのでしょうか? 次に、謙虚な人になるための方法を紹介します。
・相手の意見が話を素直に聞くようにする→ 相手の話を素直に聞くように意識して過ごすと、自然と謙虚な気持ちが生まれるようになります。
人の話は、自分の意見で汚したりせずにまずは素直に聞くように意識してみましょう。自分の意見を伝えたい時は、まず相手の話を一度素直に聞いてから話をしましょう。
・相手に感謝の気持ちを伝えよう→ 人に何か助けてもらったら、感謝の気持ちを伝えましょう。人に感謝の言葉を伝えることで、相手も良い気持ちになります。相手もいい気持ちになることで、また困った時に助けてもらえるかもしれません。
・自慢話を控える→ つい自分の話をしてしまう人は、人と話す時に控えるように意識しましょう。特に、人の自慢話は聞いて楽しいものばかりではありません。自分の自慢よりも、相手を褒める部分を見つけることを増やすようにしましょう。
謙虚な人は、素直に人の意見を聞く姿勢を持っています。人に助けてもらえた時は「ありがとう」と感謝し、注意された時は「申し訳ありませんでした」と素直に謝ります。
このように、常に素直な姿勢の人は関わった人も悪い気がしません。何か助けた時は「次も助けよう」と思うし、注意した時は「まぁ、仕方ないか」と許してくれるかもしれません。
謙虚な姿勢は、対人関係を良好に保つ上でも大切です。相手の意見を聞き入れ、相手を尊重する謙虚な人になれば柔軟な考えを手にすることができ、仕事や人間関係の幅が広がります。人間関係でトラブルが起きやすい人や、喧嘩になりやすい人こそ謙虚で素直な姿勢を身につけて下さいね。
Written by みくまゆたん