「優柔不断だね」って言われたことありませんか?
優柔不断ってあんまり褒められている気がしないけど、それってつまりどういうことなのでしょうか。
優柔不断の人の特徴と、優柔不断の人ならではのあるあるをご紹介します。
優柔不断とは、新明解四字熟語辞典によると、“ぐずぐずして、物事の決断がにぶいこと。また、そのさま。”だそう。
なかなか物事がすぐに決められない人のことをいうらしいです。
それはつまり、具体的にどういうことなのでしょうか?
・2択のうち1つだけを選ぶのが苦手
「AかB、どちらか好きな方を選んで」と言われると、どちらを選ぶべきか熟考してしまい、それによって2択から選択することに対して苦手意識を持ってしまう傾向にあります。
選ぶのにすごく時間がかかっている=他の人に迷惑をかけているのではないかと考える人も多く、その焦りから何となくで選んでしまい、後悔したというケースも少なくありません。
・人に頼りたい
自分で考えていても、いつまで経っても解決しないことから、自分の意見よりも人に頼りたいという気持ちが強くなる人もいます。
人の意見をうまく取り入れて自分の解決策としてまとめる人もいますが、中には人に丸投げして頼りたいという人もいるのです。
・自分の意見をはっきり言えない
自分の意見によって物事が変わってしまうことを恐れ、自分の意見があったとしてもはっきり言えなくなってしまう傾向があります。
そもそも自分の意見をしっかりと言えていれば、優柔不断にはならないはずです。
また、優柔不断の人は相手に対して過剰に気を遣うタイプが多くみられます。
そのため自分の意見も言えなくなってしまうことがあるのです。
・「何でも良いよ」が口癖
例えば、「今日の夕飯何がいい?」と聞かれた時に、「何でも良いよ」とすぐ言ってしまう人がいます。
質問者側からすると、ジャンルでもいいから答えてほしいと思っているので、そう答えられると無関心なように感じてしまいます。
答えた本人は悪気もなく本当に何でもいいので「何でも良いよ」と答えているので無関心というわけではないのですが、これによって悪い印象を相手に与えてしまう可能性もあるでしょう。
・他人から嫌われたくない
上記の「自分の意見をはっきり言えない」とも似ているのですが、気を遣うタイプであり気にしすぎるタイプでもある優柔不断の人は、嫌われないためにはどの選択肢を選べば良いのかで悩んでしまい、優柔不断となってしまいます。
ただ、他人から嫌われたくないというのは、裏を返せば自分が良く思われたいということでもあるので、少し自己中心的なところもみられます。
優柔不断な女の子の特徴をいくつか挙げてみましたが、皆さんは当てはまったでしょうか?
全てに当てはまらなくても優柔不断であるケースはあります。
下記の項目では、より優柔不断な女の子かどうかの診断を行っているので、ぜひチェックしてみてください。
下記にある10個のチェック項目でいくつ当てはまるか数えてみましょう。
□頼みごとをされると断れない
□「あぁしておけば良かった」が口癖
□寂しがり屋の甘えん坊
□人に依存しやすい
□いつも誰かが決めてくれる
□自分に自信がない
□人から良く思われたい
□いろんな人の気持ちを考えてしまう
□好きなものが多い
□ネガティブ思考しがち
あなたはいくつ当てはまりましたか?
では数ごとにタイプを見てみましょう。
・0~1個
ハッキリタイプ
自分の考え方や芯が定まっており、物事をハッキリ決められるタイプです。
ただ、あまり考えずに決めてしまうことも多く、それで失敗してしまうことも少なくありません。
・2~5個
ちょっぴり優柔不断タイプ
2~5個当てはまったら、少し優柔不断なところがあるタイプになります。
特に自分の好きなことになると悩んでしまいがちです。
・6~8個
かなり優柔不断タイプ
6~8個当てはまった人は、かなりの優柔不断です。
チェック項目を付ける時も悩んでしまい、少し時間がかかってしまったのではないでしょうか?
考えすぎてしまうタイプでもあるので、リラックスして何も考えないことも時には必要となるでしょう。
・9~10個
優柔不断タイプ
9~10個当てはまった人は、完全に優柔不断タイプです。
基本的にネガティブで周りを気にしすぎる傾向にあるので、心も休まることがなかなかありません。
一人でいると楽ですが、誰かがそばにいないと寂しいと感じてしまいます。
優柔不断な性格をしている人はどんな心理状態なのでしょうか?
どうやら優柔不断になってしまう理由は1つではなく、様々な理由が存在するようです。
優柔不断を改善するためには、自分はどの理由が当てはまるか明確にすることも大事でしょう。
それでは、優柔不断になってしまう理由をご紹介していきます。
優柔不断になる理由は人それぞれ。
改善していくためにも、自分がどの理由に当てはまるのかしっかり把握していきましょう。
理由を知ることで改善だけではなく、優柔不断な相手との接し方も分かるようになりますよ。
優柔不断になる理由はおおまかに分けて5つあるので、詳しくみていきましょう。
・いろんな人の気持ちを考えると決められなくなる
優柔不断な性格の人は優しい人が多いです。
自分のことよりも周りの相手のことを考えて行動する傾向がみられます。
決断しなければならないことは十分に理解していても、周りの気持ちが損なわれないか心配になって色々と迷ってしまうわけです。
特に自分だけが得をしそうなものであると優柔不断な部分が出やすくなります。
このような理由で優柔不断になっている人は、損することが多くなる可能性があるでしょう。
たまには自分のことも優先して選択をすることも大事です。
・責任を押し付けられたくない
選択をするということは、その選択に責任を負うことになります。
優柔不断な性格の人は周りをまとめるリーダーになることを避けようとする人も多いです。
基本的に人に流され、特に意見を発しなくても物事がスムーズに進む状況に安心感を持っていると考えられます。
また、自分が決断したことで失敗した場合、周りから責められることを避けたい気持ちもあるのでしょう。
この理由で優柔不断な場合、少し卑怯な心理が働いていると言えますね。
無責任な人は信頼に欠けると思われる可能性もあるので、優柔不断な性格を直す必要があるでしょう。
・あれもこれもと欲張り
何でも欲張りな人は優柔不断な傾向があります。
欲張りな人は選択肢に制限があると、どれを選べば良いのか迷ってしまいます。
一度決めたとしても、周りに流されて再度迷いだす傾向もみられるでしょう。
欲張りな人は何でも独占したい、常に1番でありたいといった心理が強いです。
何でも良いことや考えは吸収したいために、選択肢を迫られることを苦手とします。
自分中心の考えが多いため、我慢や人に合わせることが苦手な傾向があるので注意しましょう。
また、思い立ったら後先考えずに行動して選択に悩む場面も多いので、行動をする前に一度冷静になることを心がけることも大切です。
・いつも後悔や反省してしまう
優柔不断と聞くとその時の選択に迷ってしまう人をイメージしがちでしょう。
しかし、選択自体はスムーズでも、選択をした後に「間違っていたのではないか」と後悔や反省する人も優柔不断なタイプと言えます。
このような理由の優柔不断は失敗を恐れている人に多いでしょう。
特に自分に自信が持てない人は自分の選択が正しいかどうか悩んでしまう人が多いです。
過去に自分が選択したことで後悔や反省するべき点があった経験がある人は、その失敗を繰り返さない一心で優柔不断になってしまう可能性があります。
ある意味、慎重になりすぎているとも言えるでしょう。
逆に、慎重に考えず選んだ結果、後からくよくよ悩むケースもあります。
・最善の方法はないかと探してしまう
仕事や私生活での効率性や現状を良くしたい人は、何が最善策なのか悩みがちでしょう。
色々な方法を考えているうちに考えの整理が難しくなり、どれが正しい選択なのか分からなくなります。
慎重派であれば人の意見に耳を傾けることもありますね。
しかし、意見を聞けば聞くほど全て最善の方法と思ってしまい、なかなか決断できない状況に至るわけです。
このタイプで注意したいのが、仕事や恋愛での優柔不断です。
例えば、仕事を探している人なら自分に最善な職場を探しすぎて迷い、なかなか決まらず働けないという状況になるでしょう。
もっと理想的な恋人がいると考えれば恋愛では長続きしませんし、恋人をつくったり結婚をしたりするまで長い道のりとなる可能性が高いです。
完璧主義に追求している人は、このような優柔不断を起こす可能性が高いでしょう。
何をするにも自分で決めることができずに優柔不断であれば、恋愛でも仕事でも様々なことで失敗してしまう可能性があります。
自分では失敗をしないように慎重になっているつもりでも、相手から見ればイライラする行動の一つでもあるのです。
そこで、優柔不断を改善させるためにはどうしたら良いのか? この疑問点について解説していきましょう。
優柔不断を克服するためには、まず行動で示さなければいけません。
行動することが遅いことで優柔不断と思われて嫌な顔をされてしまう場合もあるので、以下の2つのポイントを改善させてみましょう。
・二者択一の機会を作り、選ぶまでの時間を計る
優柔不断の人は選択肢がたくさんあることで、迷ってしまうことになります。
そのため、決断を迫られているのに決められないことが多いのです。
そういった場合には、二者択一での選択をしていくよう努力をしていきましょう。
AとBどちらか一方を選ぶだけで良いので、優柔不断な人でも決断がしやすくなるのです。
二者択一で物事を考えていくことで、慣れてしまえば決断するスピードも速くなっていくので優柔不断を克服するためにも取り入れてみましょう。
また、どうしても決められない場合は相手に二者択一で質問することも有効です。
自分で2つの項目に絞り、相手に決断をしてもらえるので失敗を恐れている人でも取り入れやすいでしょう。
例えば、好きな人とご飯を食べに行く際には「和食とイタリアンどっちが良い?」であったり、「平日の夜と日曜日の昼間であれば、どっちが良い?」などと2つに絞って質問することで、優柔不断であっても相手に不快な思いをさせずに選ばせることができるのです。
・冷静にメリットデメリットを分析してみる
即決をすることが難しい場合には、頭を落ち着かせてメリット・デメリットについて考えてみましょう。
決断をするまでに少なからず時間は掛かってしまいますが、最後には自分で決断することになるので自分でも決断することができるという励みになるのです。
冷静に分析をしてメリット・デメリットを考えることで、優柔不断から一歩脱却することができ、自信に繋がるでしょう。
次に、優柔不断な自分と決別するためにもどういった考え方をすれば良いのかを解説していきましょう。
考え方を変えることで優柔不断を克服することができるかもしれません。
・「自分」はどうしたいのか考える
優柔不断を改善させるためには大事な考え方となります。
自分がどうしたいのか? と考えることで、自分の考えを見出すことができ、意思を固めることができるのです。
人によっては育ってきた環境の違いで、あまり選択をせずに生きてきた人もいるでしょう。
ですが、様々なことを自分以外の誰かに決断してもらうことで、自分の意思がなくなり自分を表現することもできなくなってしまいます。
決断することが苦手であれば、自分がどうしたいのか考えることで、自ずと答えが見えてくるでしょう。
・人に頼らないで自立する
優柔不断の人は自分ではなく誰かに頼って生きています。
親からの過干渉や過保護で育ってきた人物であれば、自分から何かを決めたり行動することが少ないため、優柔不断な性格になってしまうことが多いのです。
なので、大人になっても自立をしていない人が多い傾向にあります。
そこで、優柔不断を克服させるためにも自立をした生活を送ってみましょう。
親と一緒に住んでいる場合には独り立ちをして、自分で決める機会をたくさん作ることで、自分で決断をする機会を増やすことができます。
自立した立派な大人になるためにも、環境を変えることが大切なのです。
友人同士でも甘えは起こりやすいので、いつもは友人に決めてもらっていることも自分で決めることで自立をすることができます。
甘えが優柔不断を育てていることが多いので、克服するためにも甘えることを辞めて精神的にも強い人を目指しましょう。
自分で決断することが苦手な優柔不断の場合、どうやって克服したら良いのかわからない場合が多いです。
買い物や食事などプライベートなことから恋愛や仕事まで、決断する力を身に付けることで優柔不断を克服することができます。
考え方や行動で示していくことが大切となるので自分を成長させるためにも、努力をしていきましょう。
優柔不断であるが故に良い思いをすることもあれば、逆に辛い局面に立たされてしまうことも。
優柔不断だと思うあなたにもありそうな出来事を見てみましょう。
人にはそれぞれ個性がありますから、よっぽど困るようなこと出なければそのままでも良いのではないでしょうか?
・優しいと周りから評価される
優柔不断であるために、どんな人も切り捨てられず合わせてしまう傾向があります。
そのため優しいと言われることもしばしば。
争いの種になる喧嘩に発展しにくいので、顔見知り~友人くらいの人が多数いるのも優しいとされる人柄のお陰かもしれません。
そのまま多くの人たちの仲を取り持つことのできる人物になれば、きっと人気者になれることでしょう。
・はっきりした態度をとらないためモテる
ふわっとした態度で接してしまう結果、それが逆になかなか自分の手元に来ない駆け引きとしてモテる要因になっていることもあるようです。
人は思い通りにならないものを追ってしまうもので、優柔不断で雲のようにつかみどころのない人につい惹かれてしまうのかもしれませんね。
・選べなくてどちらも購入してしまう
特にそこまで高い金額のものでないとき、両方購入してしまいがちです。
例えばコンビニで期間限定や新作として出ているお菓子や飲料を、決め切れずに両方買ってしまった経験はありませんか?
両方買うとなるとお財布事情的にはあまり良くないかもしれませんが、心はきっと満たされるはずです。
・責任を取らなくてよい
責任を取らされることが嫌いで、周りからの意見を聞いて判断することが多い優柔不断な性格の人は、他人が決めたことだからと責任を取らずに仕方が無い、と流すことがあります。
良く言えば過ぎたことを悔やまないと言えるかもしれませんが、責任感のなさは後々自分の首を絞める結果になるかもしれません。
良かったこともありますが、優柔不断を直したいと言う人も少なからずいることでしょう。
そういった人にはこんな経験があるかもしれません。
・結果どっちからもフラれた
優柔不断でふわふわとどちらを恋人にするか悩んでいるうちに愛想をつかされ、二人とも離れて行ってしまったというケースです。
どちらも自分に恋をしてくれているうちは非常に楽しく、少し天狗になってしまうこともあるでしょう。
もちろんどっちつかずな態度を取っていた人が悪いですし、せっかくのチャンスを逃してしまうと後悔しか残りません。
・何をするにも時間がかかる
あれもしたいこれもしたい、でもそれもやらなければならないと手をつける順番に迷っているうちに、時間だけが過ぎていくという経験はないでしょうか?
しっかりとした判断が下せないばかりに時間を無駄遣いしてしまう傾向があります。
・周囲からの目が気になってしまう
優柔不断な人は、どうしても周囲の視線を気にしてしまいがちです。
これを着ていたら変に思われないか、これを使っていたら時代遅れだと思われないか、実際はそんなことを気にする人はほとんどいません。
よっぽどのことがない限り、見ず知らずの人には無頓着なのが人間です。
あまり周囲を気にし過ぎないことも大事でしょう。
・選ばなければならない時にストレスを感じる
何らかの重大な決断を下さなければならなくなった時、優柔不断な人間はとにかくストレスを感じることでしょう。
なにせのらりくらりと受け流し、周りに合わせてきた人に何かを判断させると言う経験はあまりやったことのないことをさせているも同義なのですから。
しかし、人生にはそういった分岐点がいくつもあります。
現実逃避をしたところで、決めるまでの期間が短くなっていくだけです。
優柔不断だということは、裏を返せば優しくて協調性があり、また物事を慎重に見て判断することのできる人だということです。
好意を寄せてくれる二人の人のうち、恋人をどちらにするか決めかねてしまうときも、片方に魅力を感じないのであればすぐに決められますよね。
悩んでいるということは、どちらの人の魅力も分かってあげられるということ。
慎重になりすぎると時間が過ぎてしまい、両方からフラれてしまいますが、決断するまでが遅すぎるとチャンスをつかみきれないままになってしまいます。
ですから、悩む時間と決断すべき場面をとらえ、バランス良く考えることで、優柔不断は欠点ではなく長所となるのです。
Written by 早紀