男性の誉め言葉にはしばしば下心が隠されているので、可愛いと褒められたからといって手放しに喜ぶのは危険です。
頭から疑うのは良くないけれど、本気にして相手にのめり込んでから後悔しないためにも、男性が女の子に「可愛い」と言う時の心理を知っておきましょう。
これは本気モード! 心から「可愛い」と思っている時に男性がとる言動
<顔をくしゃくしゃにして笑う>
男性が社交辞令や下心を満たすことを目的に「可愛いね」と言う時は、まず目が笑っていません。
一応笑顔を取り繕ってはいるものの、どこか冷たい、よそよそしい雰囲気が漂っているなと感じたら「これからどうやって口説こうか」と考えているかもしれないので、流されないように注意してください。
一方、「可愛いね」と言いながら顔中で笑っているような時は、その言葉がつい口を出てしまった可能性が高いです。
意識せずにぽろりと出た言葉なので、嘘がなくまぎれもない本心。彼の胸の中は、あなたへの愛しさでいっぱいになっているので、素直に「ありがとう」と受けても問題ないでしょう。
<簡単に誉め言葉を口にしないタイプである>
男性の中には、息をするように女の子を褒めるタイプもいれば、そんなことは照れくさくてとてもじゃないけどできないという人もいます。
相手の男性が後者だった場合「可愛いね」と口に出すのはまさしく決死の覚悟。
恥ずかしいので表情は固いかもしれませんが、よく観察してみると顔が赤くなっていたり、拳をぐっと握りしめていたりするのです。
また、他の女の子にはそういうことを全く言わないのに、自分だけぽつりぽつりと褒めてくれるというのも、かなり本気度が高いと考えて良いでしょう。
<2人きりの時に言う>
遊び目的や、軽いからかい程度の場合は「可愛いね」と言って相手の女の子に冷たい態度をとられたとしても男性は気にしません。
なぜなら、うまく引っかかってくれればもうけものだし、そうじゃないならただ口説くのに失敗したというだけのことだから。
それで恥をかくという意識もないので、大勢の人の前であっても平気でさらっと口にします。
しかし、女の子を可愛いと思う気持ちが真剣な時は、失敗したくないので男性も慎重になります。
好きな女の子に冷たくされたら傷つくし、真剣な思いを周囲の人に笑われたくないので、2人きりになれる時を選んでやっと口にするのですね。
ストレートに「好きだ」と言えないシャイな男性が、可愛いと褒めることでなんとか自分の気持ちを伝えようとしているケースも多いですよ。
<目を見ながら言う>
「可愛い」という言葉が嘘の場合は、男性も後ろめたいので視線を外しながら言います。
しかし、真剣に可愛いと感じていることを伝えたい場合は、自然と目を見つめて本気度を分かってもらおうとするのです。
普段からちらちらとこっちを見ていたり、よく目が合ったりするというなら、彼があなたをいいなと思っているのはまず間違いないでしょう。
ただ、自分に自信がない男性の場合は「彼女の目を見たいけれど怖くてできない」ということもあるので、話しながら時々でもじっと目を見るかどうかで判断してみてください。
やたらとそっけなく「可愛いね」と言うのも、恥ずかしいのを抑えて勇気を振り絞っている可能性大です。
残念ながら本気ではなさそう……聞き流したほうが良い男性の「可愛いね」
<知り合ったばかりなのに言ってくる>
ほぼ初対面で、まだお互いのことをほとんど知らない状態での「可愛いね」は、残念ながら99%社交辞令。本当に顔や仕草がかわいいと思っていたとしても、簡単に口に出せるということはそれだけの軽い気持ちであり、あくまでもサービストークの一環でしかないのです。
そこに下心が隠れている場合と、場を盛り上げるために褒めてみた場合とがあるので、前者には要注意。
可愛いという言葉で気分よくさせて、お持ち帰りをたくらんでいる可能性大です。
やたらと距離を詰めてくる、初対面なのに2人きりになろうとする男性からは、さりげなく逃げるようにしましょう。
<可愛いと言わざるを得ないシチュエーション>
よほど女の子の扱いに慣れた男性でもない限り、さらっと誉め言葉が出てくるのは難しいです。
そこで、どうしても相手を褒めて持ち上げなくてはならないと感じた時に男性が使う言葉が「可愛い」。
ちょっと失礼な話ですが、とりあえずこれさえ言っておけば女の子は喜んでくれると思っているのですね。
たとえば、お世話になっている先輩に彼女を紹介された時や、一所懸命おしゃれをしてきたであろう女の子を目の前にした時など。
可愛いと言えば空気が和むので、ついついぽろっと口から出てしまうのです。
このような場では男性も必死で、もちろんそれを聞いた相手が勘違いをするかもしれないということにまでは考えが及ばないので、これがきっかけでややこしいことになるケースもあります。
<遠回しなイヤミ>
可愛いという言葉は、魅力的であるということの他に「幼い」「未熟」という意味でもよく使われています。
ですから、仕事でドジばかりする後輩に苛立ったり、非常識な振る舞いをする女の子に当てこすりを言いたくなったりした時などに「本当に可愛いね」と言うことがあるのです。
素直な女の子ならそのまま信じてしまいそうですが、このような時は男性の表情が固かったり、皮肉な笑顔を浮かべていたりするので判別できます。
バカにされるのは悔しいですが、これをバネに本当の意味で可愛い女の子になるのが一番の仕返しかも?
<限定的な「可愛い」>
男性に可愛いねと言われると、つい自分のことが好きなのかな? と思ってしまいますが、よく聞いてみると「(声は)可愛い」「(化粧をすると)可愛い」という意味のこともあるので注意が必要です。
このような時、男性は相手の女の子のことを本当に可愛いと思ってはいるのですが、それはあくまでも声やメイク後の顔のことであり、女の子自身をまるごと肯定しているわけではないのです。
早合点してしまうと思わぬ恥をかくことになるので、気を付けてください。
男性が思う「可愛い女の子」の特徴とは?
<笑顔が魅力的>
男性に好みのタイプを聞くと「明るい子!」という返事が返ってくることが多いですが、いつもニコニコ笑顔の女の子は、たとえ顔やスタイルがそれほどでなくてもモテます。
その場にいるだけで雰囲気がぱっと明るくなるし、人と接する時に笑顔なのは思いやりがある証拠なので、とても魅力的に見えるのですね。
芸能人でも、テレビに出てよく笑う女性タレントは男性からの好感度が高く、いろいろなバラエティ番組で活躍しています。
普段あまり笑わない女の子が急に朗らかキャラに変身するのは難しいですが、少しずつ笑顔になる機会を増やしていきましょう。
<性格が素直>
「何をするにもまず否定から入る」「意見を言うとムキになって反論してくる」このように素直じゃない女性は、男性から煙たがられてしまいがち。
一緒にいても楽しくないし、我慢させられることが多いので、可愛いと思うどころかどんな美人でもブスにしか見えないのです。
逆に、相手の話をよく聞き、自分の意見も穏やかに主張できる女の子は「素直でかわいい」と大人気。
年上にかわいがられるので、職場の上司や彼ママのウケも抜群です。
<好奇心が旺盛>
目標に向かって努力する姿はとても素敵だし、いろいろなことに興味が持てる女の子はキラキラと輝いています。
よく、自分と付き合いだして守りに入った彼女に魅力を感じなくなる男性がいますが、男というものは常に相手を追いかけていたいという本能を持っているので「これでいいや」と停滞してしまうと、途端に別の女の子に目が向くのです。
逆に、どんなことにも楽しみを見出し、前向きにチャレンジしてみようとする女の子からは、いつまでたっても目が離せないし「こんな可愛い女の子を他の男に取られたらどうしよう」と心配になるのが男性というもの。
いつまでも愛されるためには、立ち止まらず、どんどん自分を磨いて進化していくことが大切です。
<甘え上手>
依存心が強すぎるのは勘弁だけれど、男として全く頼りにされないのもむなしいというのが男性の本音。
女の子を武器になんでもかんでも甘えてやってもらおうとするのはNGですが、重い荷物を持ってもらったり、困った時に相談に乗ってもらったりするなど、頼れる時は遠慮なく甘えてしまいましょう。
助けてもらった後は「ありがとう」と笑顔でお礼を言うのも忘れずに!
たったこれだけのことで、男性は苦労が報われ、相手の女の子を可愛いと思ってしまうのです。
<自分に似合うメイクやファッションを知っている>
人間は中身が大事とはいっても、やはりどうせ付き合うならルックスの良い子がいいのは当たり前です。
かといって、ただやみくもに流行を追えば良いというわけではなく、メイクやファッションが似合っているかどうかが重要。
雑誌やネットで研究をしたり、美容院や洋服屋さんでプロのアドバイスを聞いたりして、自分らしい装いを研究してみましょう。
また、服装はTPOに合っているかどうかも大事です。
どんなにおしゃれが決まっていても、それが場にそぐわなければ可愛く見えないし、一緒にいる男性に気を使わせてしまうことになるので、シチュエーションについてもよく考えるようにしましょう。
おわりに
男性が女の子に「可愛い」と言う時のパターンや、魅力的だと思われるための方法について、いかがでしたか?
本心からそう言ってくれることも多いと思いますが、残念ながら社交辞令や下心であるケースも少なくないのが実情。
後から傷つかないためにも、相手の仕草や表情から本音を見分けられるようにしましょう。
「あまり男性から可愛いと言ってもらえない」という女の子は、ちょっと努力が足りないのかも?
笑顔の練習や自分磨きを頑張って、好感度をアップさせていきましょう。